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映画とブラジル音楽が好きです。ノー残業で映画を観たり、ライブへ行くのが楽しみ。
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ヨアキム・トリアー新作「センチメンタル・バリュー」公開日決定、愛憎入り混じる親子のしがらみが描かれる家族ドラマ

🔽特報はこちら
https://natalie.mu/eiga/news/647948?utm_source=bluesky&utm_medium=social

#センチメンタル・バリュー
November 13, 2025 at 4:00 AM
『旅と日々』鑑賞。個人的には2つの原作を繋ぐオリジナルの部分が面白かった。敢えてメタ構造にした批評的な語り口や、まさかのドッペルゲンガーという悪戯っぽさ、小津安二郎のDVD -BOXが背後に映ったあの御方の自宅を思わせる感じ、ムルナウの『都会の女』のようにアパートの窓に列車の光が明滅するショットなど、単なる漫画の映画化に抗う三宅唱らしいユーモアが出ていたように思う。
November 12, 2025 at 11:28 PM
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今週末に公開されるパトリシオ・グスマンの幻のデビュー作『最初の年』の上映館が恵比寿ガーデンシネマと知り驚く。イメフォかケイズシネマあたりとおもっていたので。サブタイトルが「民意が生んだ、社会主義アジェンデ政権」ですよ。
www.uplink.co.jp/saishonotoshi/
映画『最初の年:民意が生んだ、社会主義アジェンデ政権』公式サイト
グスマン監督幻の長編デビュー作11月14日(金)日本初公開!
www.uplink.co.jp
November 12, 2025 at 2:23 PM
『サターン・ボウリング』鑑賞。視点が変わる3つの構成だったが、とりわけ最初のアルマンのパートは出色の出来栄えで赤と黒を基調とした色彩にサイレントでも成り立ちそうなショットで観る者を震撼させる。『走り来る男』と同じく兄弟が主軸となるが、ステレオタイプな関係性には陥らず言語化できないような情念の発露が的確に演出される。終盤での猟友会の会合とボウリング場での映像はザイドルの『サファリ』を思わせるおぞましさ。パトリシア・マズィの息子のアシル・レジアニによる複雑な感情が綯い交ぜになった顔芸が凄まじい。
November 8, 2025 at 1:40 AM
『旅人の必需品』鑑賞。会話が気がつくと危うい方向へ向かったりユーモラスになったりするスリリングさや、イザベル・ユペールとの関係性が見えない中でのやり取りとか奇妙な繰り返しなどの異化効果もあり、ホン・サンスしか出せないミニマルな味わいが堪らない。キムチ鍋(?)を食べながら話す場面は、敢えて食べてる側は背中のみを映す固定ショットが良かった。
November 8, 2025 at 12:46 AM
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ニューヨーク市長選を制したゾーラン・マムダニとはどんな人?イスラエルのジェノサイドを公然と批判も

「民主社会主義者」を自称し、市民の生活費負担の軽減や富裕層への増税などを公約に掲げていた。

www.huffingtonpost.jp/entry/story_...
ニューヨーク市長選を制したゾーラン・マムダニとはどんな人?イスラエルのジェノサイドを公然と批判も
新たにニューヨーク市長となるゾーラン・マムダニ氏は、「民主社会主義者」を自称し、市民の生活費負担の軽減や富裕層への増税などを公約に掲げていた。
www.huffingtonpost.jp
November 5, 2025 at 2:47 AM
『イン・アイ・イン・モーション』鑑賞。2007年のジュリエット・ビノヒュによるダンスと演技による舞台のドキュメンタリー映画で、練習風景と本番での舞台から構成される。相手役のアクラム・カーンが舞踏家なのでビノヒュにダンスを教え、ビノヒュがアクラム・カーンに演技を指導する関係が興味深く、トレーニングと議論を重ねながらパフォーマンスを練り上げていく過程に目が離せない。本番では殆ど出ずっぱりのビノヒュの身体能力の高さに驚かされた。
November 4, 2025 at 12:08 AM
『愛殺 レストア版』鑑賞。色彩が赤、白、黄、青と原色で、壁の色や布もそうなので明らかにゴダールなんだけど、超ロングショットの挿入や後半でのスラッシャー的なジャンル映画の混淆など理知的な面とそれらを逸脱した情念が綯い交ぜで面白かった。マーク・ロスコの絵画に加えてルネ・マグリットの「恋人たち」が展示された美術館の場面があったけど、終盤の頭部を布に覆われたショットで反復されるのは唸らされた。レストア版でも画質的には厳しい箇所が複数あったので、マスターの状態は相当良くなかった事が想像される。監督自身が保有していたベータカムらしき素材の部分も確認できた。
November 3, 2025 at 1:52 AM
『マスターマインド』鑑賞。実際に起きた事件から着想しているみたいだけど、時代設定である1970年代のアメリカが丁寧に再現され、細部の表現も含めて画面に惹き込まれる。犯罪もので全編にジャズが流れる(Chicago Underground Duoのクレジットも)ので何となく大和屋竺の映画も想起したが、流石にそういう方向ではなく主役のジョシュ・オコナーの日常性に焦点を当てたライカートらしい展開だった。ベトナム戦争の反戦デモやニクソンの映像など現在のアメリカとの照応性を含意しているであろう面もあり、単なる強盗事件に収まらない皮肉が利いている。
October 31, 2025 at 12:25 AM
Arooj Aftab@ビルボード東京2nd。エレキギター、ウッドベース、ドラムのみのシンプルな編成だったが、各プレイヤーの力量が高くソロパートもたっぷり聴かせてくれた。Arooj Aftabは終始サングラスに黒っぽい姿で強めな印象だが、美しく独特な節回しのボーカルが圧巻でしっとりとした雰囲気を醸し出していた。観客にウイスキーを振る舞って「whiskey」を歌うきっぷの良さや、前日に続き青葉市子のゲスト参加と小川慶太は後半出ずっぱりの嬉しいサプライズ。終盤の「Aey Nehin」「Bolo Na」がとりわけ素晴らしかった。
October 29, 2025 at 11:24 PM
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は 』をようやくアマプラで。スタンダードサイズで冒頭から縦の構図とバンド演奏の繋ぎが鮮やかで、映画が進行するうちに意味も分かってくる巧みな演出。さっちゃんを始めとしたとても長い台詞の演技と撮影の拮抗した感じは生々しいリアルさがあった。犬の毛玉が浮遊する場面は2人の関係の転換点となっていて『勝手にふるえてろ』における赤い付箋との符合を感じた。
October 26, 2025 at 11:22 PM
たまたま昨日シネ・リーブル池袋で『ファイナル・デッドブラッド』を観てきたところだったが、まさか閉館とは。
October 24, 2025 at 12:52 PM
ジミ・ヘンドリックス『エレクトリック・レディ・スタジオ:ヴィジョン&アトランタ・ポップ・フェスティヴァル1970』鑑賞。前者の作品はスタジオができる背景から工事中の難航した状況、ジミヘンの急逝後のスタジオの維持を関係者のインタビュー中心。ジミヘン自体の映像素材はほぼ無いため音楽史やスタジオ音響の関心が無いと敷居が高いのか鼾をかいて寝てる人も。。カーリー・サイモンのデビューアルバムが録音されヒットしたのが大きかったようなので彼女の曲もかけて欲しかった。後者のライブ作品については有名曲が矢継ぎ早に演奏され、ジミヘンの絶頂期を体験。ギターを爪弾く手元や横顔のアップもあるため観客も乗り乗りでした。
October 20, 2025 at 12:29 AM
TIFFはライカート、ビノヒュ、パトリック・タムを確保。
October 18, 2025 at 5:26 AM
『ワン・バトル・アフター・アナザー』鑑賞。長尺ながらもヴィスタビションによる画面を存分に堪能した。革命を志向するフレンチ75というグループでの行動は『ミュンヘン』を思わせるし、ラストのカーチェイスは『激突』なので、スピルバーグが絶賛というのも納得。ディカプリオの人間臭さが板についた芝居は見事で、ド頭からクレイジーなショーン・ペン、凄まじいスピードでの疾走が鮮烈なテヤナ・テイラーなどキャラの濃い役者陣が的確に配置されていた。着地についてはペルフィディアの両義性を考えると少しウェルメイド過ぎるかも。
October 16, 2025 at 9:47 AM
『グランドツアー』鑑賞。アジア各地で撮ったドキュメンタリー的な光景とフィクション部分が渾然一体となった構成。時代設定の飛躍やモノクロとカラーも織り交ぜる辺りはミゲル・ゴメスらしい手法だけど、いつもの法螺話的なユーモアよりは1918年の植民地主義という軸があるためか些か生真面目な生硬さを感じた。横転した列車から蒸気が立ち上るショットやモリーがダンスする場面は良かった。
October 12, 2025 at 11:57 PM
Gia Margaret@自由学園明日館。フェルトで覆った様なアップライトピアノと電子音やミュージック・コンクレート的なサウンド・コラージュの組み合わせによる静謐な雰囲気の演奏だった。『Romantic Piano』からを中心にしながらも、自身のボーカル曲では囁くようにひっそりと歌う姿が印象的でヴォコーダー的な音の処理も施される。新曲のお披露目や高木正勝のゲスト参加で会場が盛り上がりつつ、アンコール1曲を歌い1時間強にて終了。小さな声でポツリと話すMCでチャーミングなお人柄でした。
October 9, 2025 at 12:37 AM
『ザ・フー キッズ・アー・オールライト』鑑賞。体感的には割位はライブ映像か録音などの演奏場面が初期から70年代後半までシャッフルされ、ライブの狭間にインタビューが挿入されてる感じ。腕をぐるぐる回しぴょんぴょんと跳ねるピート・タウンゼントのギターパフォーマンスや、破天荒ながらも驚くべきドラミングのキース・ムーンの姿が存分に味わえ映画館で観る満足度は高い。ライブ最後にギターやドラムを破壊するアナーキーさは今見ても衝撃的。「Magic Bus」のライブ収録やストーンズのRock And Roll Circusでの「A Quick One」、「Who Are You」の録音風景が観られて良かった。
October 6, 2025 at 12:34 AM
『SHARING アナザーバージョン』鑑賞。先日の新文芸坐の『SHARING』へ来た人限定で、映画の終盤で演劇の公演をする立教大学新座キャンパスの教室での上映。1回目の演劇のリハーサルの場面が劇場公開版より長く、演技指導はちょっとリヴェットの映画を思わせる生々しさがあった。決められた台詞通りだったのかアドリブもあるのかを質問したかったけど聞けずにいたら、監督が自ら説明してくれた。ある程度の方向性は決まっているがテイク毎にその場の雰囲気で発せられる台詞もそれなりにあったとのこと。
September 28, 2025 at 11:40 PM
『Actually...』は特典のMV観たさにシングル買ったクチですが、雑誌の特典で『ココロ、オドル。』のDVDも昔観たのを思い出した。最早DVDはどこにあるのか探せそうにないので、こちらも機会があれば何処かで上映して欲しいな。
September 27, 2025 at 10:48 AM
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』鑑賞。スタジオ撮影が中心で完璧にコントロールされた映像と荒唐無稽な話の展開に、ただ画面を見続けるほかない。細部を把握しようとするものの既に次の展開へ進んでいる相変わらずのスピーディーさ。シンメトリックでカラフルな美しいショットに対し、以前のウェス・アンダーソンにはあったであろう叙情性も排したホークス的な遊戯性の徹底ぶりに驚かされる。
September 23, 2025 at 1:45 AM
9/20にオープンしたALMA BOOKS & COFFEEへ。所狭しと陳列された映画と音楽を中心とした品揃えの充実ぶりに色々な本を手に取ってしまう。サブカルチャー全般への目配せが行き届いているので、ブックガイド的なものを探している人からマニアまで楽しめると思います。BGMには店主自らコレクションのレコードを掛けてくれるし、コーヒーも飲めるので過ごしやすい空間でした。私が購入したのはこちらの3冊。
www.instagram.com/almabooksand...
September 22, 2025 at 12:19 AM
『マリアンヌ・フェイスフル 波乱を越えて』鑑賞。61分の短いドキュメンタリーながらも内容は濃厚だった。まずは映画制作時でのマリアンヌ・フェイスフルのライブやインタビューが見られるが、気難しい面がありつつも堂々たる歌いっぷりに目を奪われる。デビュー当時やミック・ジャガーと付き合っていた頃だけでなく、その後の辛い時期も丁寧に取り上げていて驚きの人生だった。「Broken English」は凄い曲ですね。
September 21, 2025 at 11:43 PM
『バード ここから羽ばたく』鑑賞。アンドレア・アーノルドらしい手持ちでブレのある力強いショットで、思春期の少女ベイリーの動向や父親役のバリー・コーガンから目が離せないし、人間の俗にまみれた感じと対比するように動物や昆虫や草木の無垢さとのギャップが魅力的に撮られている。とりわけ草原でつむじ風が吹き抜ける場面での何かが起こる前兆のようなショットで素晴らしかった。新たな試みとしてマジック・リアリズム的な要素が取り入れられるものの、余り説得力を持たずに終盤を迎えてしまったのはちょっと残念でしたが、概ね面白かったです。冒頭の金網での場面はハーモニー・コリンの『ガンモ』から来てるのかな。
September 15, 2025 at 8:37 AM