先日、生命保険文化センターのセミナーで「生命保険会社に対する認可と保証の問題ーー戦間期のフランス国営ザール鉱山を事例として」という報告をしました。
経済学や保険法学を専門とする先生方からコメントを頂けた良い機会でした。
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本日より所属は日本学術振興会特別研究員PD(明治大学)になりました。今後ともよろしくお願いします！
非常勤のお話もあれば是非お聞かせください！

『21世紀の産業・労働社会学』重版決定
私の第14章「失業が作る近代」では、今では当然の「失業」概念が19世紀末の西洋でいかに構築されたか、そしてこの西洋的概念を後発資本主義国で先取りすることが、日本経済社会の近代化にいかなる意味を持ったかを、概念創出による社会的現実の構築の観点で論じます。

『生命保険論集』に「戦間期ザール地域におけるフランス人移民の社会保険制度ー生命保険会社の役割に焦点を当てて」が掲載されました。
第1次世界大戦後、独から分離されたザール鉱山で働いたフランス人移民は、ザールにいながら、民間保険会社を通じてフランスの公年金制度に加入できました。本稿はこれら保険会社に対する国の保証問題を論じています。