その日のデートは中学生もかくやと言うほどの初々しさで終始ずっとどぎまぎしてる二人
その日のデートは中学生もかくやと言うほどの初々しさで終始ずっとどぎまぎしてる二人
「悪ぃ、待たせた」
「っ、別に、全然待ってないです!おれもさっき来たばっかで、」
顔を上げると、見慣れない濃紺の浴衣
無意識に唇を引き結ぶ
「そうか?なら良かった」
「あ、そのっ、似合ってます!浴衣、凄く!」
「お、おお…」
つい前のめりになってしまう
決して地味とは言い難い容姿の男二人
周りの視線に、悪目立ちしていると気づいて慌てて身を引く
「人、多くなる前に行きましょっか」
「……しゅうへい」
手首がじんわりと熱くなる
「…お前も、良く似合ってるよ。誰よりも、お前が一番綺麗だ」
「悪ぃ、待たせた」
「っ、別に、全然待ってないです!おれもさっき来たばっかで、」
顔を上げると、見慣れない濃紺の浴衣
無意識に唇を引き結ぶ
「そうか?なら良かった」
「あ、そのっ、似合ってます!浴衣、凄く!」
「お、おお…」
つい前のめりになってしまう
決して地味とは言い難い容姿の男二人
周りの視線に、悪目立ちしていると気づいて慌てて身を引く
「人、多くなる前に行きましょっか」
「……しゅうへい」
手首がじんわりと熱くなる
「…お前も、良く似合ってるよ。誰よりも、お前が一番綺麗だ」
当然夏祭りデートの約束をする
その時、もうすっかり忘れてた初詣でのことを思い出してまた難しい顔をするけんせーさん
「それじゃあちょっと早めに落ち合って、……けんせーさん?」
「……」
「どうしたんスか?やっぱ日程無理そうスか?…まあ、厳しかったら別に、」
「あーいや、違う、そうじゃねえ。そうじゃねえんだが……あーー…お前、浴衣持ってるか?持ってるなら、その…着てこい」
「へ?」
「……俺も着てくる」
当然夏祭りデートの約束をする
その時、もうすっかり忘れてた初詣でのことを思い出してまた難しい顔をするけんせーさん
「それじゃあちょっと早めに落ち合って、……けんせーさん?」
「……」
「どうしたんスか?やっぱ日程無理そうスか?…まあ、厳しかったら別に、」
「あーいや、違う、そうじゃねえ。そうじゃねえんだが……あーー…お前、浴衣持ってるか?持ってるなら、その…着てこい」
「へ?」
「……俺も着てくる」
最初はいまいち話が見えてこなかったひらこさんだけど、聞いてるうちに「ははーん、なるほどなあ」と合点がいく
「けんせーお前、褒めたったんか?」
「あ?何をだよ」
「着物や着物。えらい気合い入れとったんやろ?」
「…………いや」
「そーらあかんわ。折角可愛い恋人がおめかししてんねやから大袈裟なくらい愛でたらな」
難しい顔をしながらもひらこさんの言い分に自分も納得してしまってるのでがりがりと頭をかく
まあ実際は当たらずとも遠からずって感じなんやが
最初はいまいち話が見えてこなかったひらこさんだけど、聞いてるうちに「ははーん、なるほどなあ」と合点がいく
「けんせーお前、褒めたったんか?」
「あ?何をだよ」
「着物や着物。えらい気合い入れとったんやろ?」
「…………いや」
「そーらあかんわ。折角可愛い恋人がおめかししてんねやから大袈裟なくらい愛でたらな」
難しい顔をしながらもひらこさんの言い分に自分も納得してしまってるのでがりがりと頭をかく
まあ実際は当たらずとも遠からずって感じなんやが
新年一発目だから気合い入れて実家に眠ってた着物引っ張り出してくるしゅへさん
緊張しながら待ち合わせ場所でなんども髪いじりながらそわそわしてる
でもけんせーさんは普通にいつも通りの格好で「あ…なんか、俺…恥ず…」と勝手にテンションの差を感じて勝手にちょっとしょんもりする
そのまま二人で参拝しておみくじ引いたり甘酒飲んだりして楽しく過ごすけど、なんとなく何時もより大人しいしゅへさんに違和感は覚えてるけんせーさん
結局その日はそのまま解散する
新年一発目だから気合い入れて実家に眠ってた着物引っ張り出してくるしゅへさん
緊張しながら待ち合わせ場所でなんども髪いじりながらそわそわしてる
でもけんせーさんは普通にいつも通りの格好で「あ…なんか、俺…恥ず…」と勝手にテンションの差を感じて勝手にちょっとしょんもりする
そのまま二人で参拝しておみくじ引いたり甘酒飲んだりして楽しく過ごすけど、なんとなく何時もより大人しいしゅへさんに違和感は覚えてるけんせーさん
結局その日はそのまま解散する
それはそれとして決断を強いられれば切り捨てる覚悟も決まってる
そうなったあともちゃんと生きてはいけるけど、もう二度と幸せだと感じることは無くなっちゃう
まあでもな!地獄でまた会えるっぽいし!!
それはそれとして決断を強いられれば切り捨てる覚悟も決まってる
そうなったあともちゃんと生きてはいけるけど、もう二度と幸せだと感じることは無くなっちゃう
まあでもな!地獄でまた会えるっぽいし!!
恋人になって過ごす夜も、生理的な涙をちろちろ舐めて「ん……しゅうへい…泣くなよ…」って全部隠すみたいに覆いかぶさってキスする
恋人になって過ごす夜も、生理的な涙をちろちろ舐めて「ん……しゅうへい…泣くなよ…」って全部隠すみたいに覆いかぶさってキスする
喉に詰まらせたらダメだと思って、しゅへさんのお餅だけ小さくカットするし、しゅへさんが心配だからずっと見てたら持ち全部ましろちゃんに食われる
喉に詰まらせたらダメだと思って、しゅへさんのお餅だけ小さくカットするし、しゅへさんが心配だからずっと見てたら持ち全部ましろちゃんに食われる
大丈夫か?
大丈夫か?
次の日から(こいつ今…袴の下あの下着なんだよな…)ってノイズに苦しめられることになる
それが過ぎる度に自分が最低セクハラ上司な気分になって落ち込む
ちなみにしっかりズリネタにする
次の日から(こいつ今…袴の下あの下着なんだよな…)ってノイズに苦しめられることになる
それが過ぎる度に自分が最低セクハラ上司な気分になって落ち込む
ちなみにしっかりズリネタにする
どう足掻いても自分が副官相手に欲情した事実からは逃げられそうになかった
重いため息を一つ零して、自分も唯一身につけていたボクサーパンツを脱ぎ、籠に雑に放り込む
今一度下腹部に力を入れ、明日処理する予定の書類を脳内で捲っていく
(まあ、もしダメそうだったらその時はその時だろ)
どう足掻いても自分が副官相手に欲情した事実からは逃げられそうになかった
重いため息を一つ零して、自分も唯一身につけていたボクサーパンツを脱ぎ、籠に雑に放り込む
今一度下腹部に力を入れ、明日処理する予定の書類を脳内で捲っていく
(まあ、もしダメそうだったらその時はその時だろ)
ぺらぺらと饒舌に、無邪気に話すしゅうへいを他所に喉の奥がちりちりと熱くなる
本人の言うように、褌と大差ないはずの布切れがどうしようもなく扇情的に見えてしまって仕方がない
「……で、褌より乾きも早いし、重宝してんスよ〜」
「へえ…」
「あ、すみません、話長いっスよね!さっさと一風呂浴びて帰っちゃいましょ!」
目まぐるしく表情を変えながら慌ただしく下着を脱ぎ去り、小走りで大浴場に向かう後ろ姿に置いていかれ、一人薄ら寒い脱衣所に残される
ぺらぺらと饒舌に、無邪気に話すしゅうへいを他所に喉の奥がちりちりと熱くなる
本人の言うように、褌と大差ないはずの布切れがどうしようもなく扇情的に見えてしまって仕方がない
「……で、褌より乾きも早いし、重宝してんスよ〜」
「へえ…」
「あ、すみません、話長いっスよね!さっさと一風呂浴びて帰っちゃいましょ!」
目まぐるしく表情を変えながら慌ただしく下着を脱ぎ去り、小走りで大浴場に向かう後ろ姿に置いていかれ、一人薄ら寒い脱衣所に残される
「えっ?」
「…下着」
流石に上司と言えども不躾なのは分かっていても、部下の下半身から目が離せない
しゅうへいが身につけていたのは、褌に似てはいるものの、よりタイトな下着、所謂ジョックストラップと言われるもの
ピッタリとしたゴムバンドと通気性の良い生地で本当に最低限の部分しか覆われていない現世の下着だ
「ああ、これスか!この前通信で現世のファッション特集やったじゃないスか。そん時に下着回りとかも取り上げて、それで色々調べたり取り寄せたりした時のやつなんスよ」
若干得意気に上半身を捻じると、局部しか隠れてない前面の代わりにもはや何一つとして隠れていない引き締まった尻が晒される
「えっ?」
「…下着」
流石に上司と言えども不躾なのは分かっていても、部下の下半身から目が離せない
しゅうへいが身につけていたのは、褌に似てはいるものの、よりタイトな下着、所謂ジョックストラップと言われるもの
ピッタリとしたゴムバンドと通気性の良い生地で本当に最低限の部分しか覆われていない現世の下着だ
「ああ、これスか!この前通信で現世のファッション特集やったじゃないスか。そん時に下着回りとかも取り上げて、それで色々調べたり取り寄せたりした時のやつなんスよ」
若干得意気に上半身を捻じると、局部しか隠れてない前面の代わりにもはや何一つとして隠れていない引き締まった尻が晒される