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取り上げられた作品が全てしっかり記憶に残っていただけに、
こんな読み方もあったんだなあという感動が深い。
特に枕草子。
学生時代にこれを読んでいたらもっと古文を楽しもうと思えたかも。
山ぎはと山の端の違いを深く考えられる感性が良いな。
取り上げられた作品が全てしっかり記憶に残っていただけに、
こんな読み方もあったんだなあという感動が深い。
特に枕草子。
学生時代にこれを読んでいたらもっと古文を楽しもうと思えたかも。
山ぎはと山の端の違いを深く考えられる感性が良いな。
ゾウの準間接飼育のススメ。
そしてこれからの動物園のあり方を考えるための本。
欧米では、繁殖の見込みがない園は他園にゾウを搬出しているとあった。
動物福祉やコストを考えるとゾウに限らず集約した方が良いと思いつつ、
点在しているからこそ子供も訪れやすいわけで…。
なんにせよ動物園はこれからどんどん大変になっていく予感しかないが、
より良い形に進化していけるよう頑張ってほしい。
ゾウの準間接飼育のススメ。
そしてこれからの動物園のあり方を考えるための本。
欧米では、繁殖の見込みがない園は他園にゾウを搬出しているとあった。
動物福祉やコストを考えるとゾウに限らず集約した方が良いと思いつつ、
点在しているからこそ子供も訪れやすいわけで…。
なんにせよ動物園はこれからどんどん大変になっていく予感しかないが、
より良い形に進化していけるよう頑張ってほしい。
33編の旅エッセイ。
…なのだが、ご当地の工芸品に着目した話などはそこまで旅感がなく、
にも関わらずその話題も多めで、私が期待していたものとは少し違った。
工芸品やその土地のことをいきなり語られても、旅とは?と思ってしまう。
旅の流れが感じられる話は良かった。
33編の旅エッセイ。
…なのだが、ご当地の工芸品に着目した話などはそこまで旅感がなく、
にも関わらずその話題も多めで、私が期待していたものとは少し違った。
工芸品やその土地のことをいきなり語られても、旅とは?と思ってしまう。
旅の流れが感じられる話は良かった。
一体なぜこんなことに…?
言いたいことをここまで飲み込み続けるのが大人の男女関係なのか…?
確かにそれがリアルなありようなのか…?
などと謎の動揺をしている間に終わってしまった。
ただ恋愛小説ビギナーとしては、ふらふら揺れる心理描写が新鮮で楽しかったのも事実。
人参ご飯をあけぼのご飯と言うのは知らなかった。素敵な名前だ。
一体なぜこんなことに…?
言いたいことをここまで飲み込み続けるのが大人の男女関係なのか…?
確かにそれがリアルなありようなのか…?
などと謎の動揺をしている間に終わってしまった。
ただ恋愛小説ビギナーとしては、ふらふら揺れる心理描写が新鮮で楽しかったのも事実。
人参ご飯をあけぼのご飯と言うのは知らなかった。素敵な名前だ。
私ってドイツのことを全然知らなかったんだなあと。
特に気候。8月下旬には暖房が欲しくなる年もあるとは。
食べ物の話は興味津々で読んだ。
ペースト状のソーセージなんてものもあるらしく、ソーセージへの固定観念が揺さぶられた。
1ページに一つの話題なので、隙間時間にも読みやすくて良い。
私ってドイツのことを全然知らなかったんだなあと。
特に気候。8月下旬には暖房が欲しくなる年もあるとは。
食べ物の話は興味津々で読んだ。
ペースト状のソーセージなんてものもあるらしく、ソーセージへの固定観念が揺さぶられた。
1ページに一つの話題なので、隙間時間にも読みやすくて良い。
皇室も海外留学も未知の世界過ぎて気後れしていたのだが。
読み終えた後は、未知の世界の話だからこそ面白いんだよなと改めて思う。
各エピソードが簡潔にまとまっているのと自然体な文章とで読みやすかった。
個人的には、バッキンガム宮殿で大量のコーギーに出迎えられたというのが一番羨ましかったかも。
皇室も海外留学も未知の世界過ぎて気後れしていたのだが。
読み終えた後は、未知の世界の話だからこそ面白いんだよなと改めて思う。
各エピソードが簡潔にまとまっているのと自然体な文章とで読みやすかった。
個人的には、バッキンガム宮殿で大量のコーギーに出迎えられたというのが一番羨ましかったかも。
当然その命題に対する答えは一概には言えないわけだが。
法改正や考え方の変化など、最近の話題もカバーされていて勉強になった。
あとがきにある通り、「刑法入門のような内容の本」。
しかし丁寧な内容とはいえ、刑法に全く触れたことがないと少し難しい気がする。
当然その命題に対する答えは一概には言えないわけだが。
法改正や考え方の変化など、最近の話題もカバーされていて勉強になった。
あとがきにある通り、「刑法入門のような内容の本」。
しかし丁寧な内容とはいえ、刑法に全く触れたことがないと少し難しい気がする。
100人100通りの一人暮らしが写真とエッセイから垣間見られる本。
飾らない自然体の部屋がそこにあって、なんだかほっとする。
私にも理想の部屋はあるけど、それは私が本当に望んでいる姿なのか?と考え直したくなった。
「譲れないものは何かと問いながら設えた空間は、解かれたからだとこころの気配が漂う。誰にも見咎められない気楽さに溺れてしまわないように自戒しつつ、現在だけを視て今日を積み上げていく。(p.212)」
という文章が心に響いた。
100人100通りの一人暮らしが写真とエッセイから垣間見られる本。
飾らない自然体の部屋がそこにあって、なんだかほっとする。
私にも理想の部屋はあるけど、それは私が本当に望んでいる姿なのか?と考え直したくなった。
「譲れないものは何かと問いながら設えた空間は、解かれたからだとこころの気配が漂う。誰にも見咎められない気楽さに溺れてしまわないように自戒しつつ、現在だけを視て今日を積み上げていく。(p.212)」
という文章が心に響いた。
他人の読書がこんなに笑えて泣けるとは。
Web記事を読んだ時から、比べて私の読書は…と卑下するような気持ちもあったが、
書き下ろしの『本棚』やかまどさんのあとがきがそこをフォローしてくれた感じがする。
本好きの人、普段ほとんど本を読まない人…、幅広い層に読んでほしいと思える本。
他人の読書がこんなに笑えて泣けるとは。
Web記事を読んだ時から、比べて私の読書は…と卑下するような気持ちもあったが、
書き下ろしの『本棚』やかまどさんのあとがきがそこをフォローしてくれた感じがする。
本好きの人、普段ほとんど本を読まない人…、幅広い層に読んでほしいと思える本。
ゴリラ研究を通じて感じた現代社会についての話。
様々なところへ寄稿された文章が集められているので、
繰り返しの内容もありつつ、多様な角度から考えられるヒントがあった。
暴力や戦いは人間の本性ではない!
熱帯雨林の生物たちはそれぞれの領分で暮らしていて、
危険に見舞われるのは共存ルールを破った時である。
思えば人間こそがそのルールを破ったのではないか?と最後にあって。
そのせいで他の生物側も迷惑していると考えるとなんとも…。
ゴリラ研究を通じて感じた現代社会についての話。
様々なところへ寄稿された文章が集められているので、
繰り返しの内容もありつつ、多様な角度から考えられるヒントがあった。
暴力や戦いは人間の本性ではない!
熱帯雨林の生物たちはそれぞれの領分で暮らしていて、
危険に見舞われるのは共存ルールを破った時である。
思えば人間こそがそのルールを破ったのではないか?と最後にあって。
そのせいで他の生物側も迷惑していると考えるとなんとも…。
間違えて1作目を飛ばしての読了。
難解なバッタの繁殖行動について語る「アカデミックな闘いの書」とあり、
608ページの分厚さも見て、読み切れるか不安に思ったが…杞憂に終わる。
本筋と寄り道の塩梅が絶妙ですいすい読めた。
1作目もちゃんと読んで印税に貢献しよう。
間違えて1作目を飛ばしての読了。
難解なバッタの繁殖行動について語る「アカデミックな闘いの書」とあり、
608ページの分厚さも見て、読み切れるか不安に思ったが…杞憂に終わる。
本筋と寄り道の塩梅が絶妙ですいすい読めた。
1作目もちゃんと読んで印税に貢献しよう。
日常の折々にぴったりな漢詩をさっと思い浮かべられるようになりたい。
そんな憧れを昔から密かに持っていた私には刺さった。
南仏の暮らしの中で漢詩のことを考えるという、
一見隔たりのある世界を合わせて見るのもなぜか心地良かった。
文中で言及のあった前作も、またぜひ読んでみたい。
日常の折々にぴったりな漢詩をさっと思い浮かべられるようになりたい。
そんな憧れを昔から密かに持っていた私には刺さった。
南仏の暮らしの中で漢詩のことを考えるという、
一見隔たりのある世界を合わせて見るのもなぜか心地良かった。
文中で言及のあった前作も、またぜひ読んでみたい。
凄い研究内容の話のはずなのに、文章も内容も驚くほどわかりやすい。
そしてエッセイらしく寄り道話もあって、それがまた面白い。
雀・烏・鳩くらいしか意識していなかった私が、シジュウカラの鳴き声を耳で探すようになったほど。
かなり気が早いが、ブックサンタで寄付したいなと思う本だった。
凄い研究内容の話のはずなのに、文章も内容も驚くほどわかりやすい。
そしてエッセイらしく寄り道話もあって、それがまた面白い。
雀・烏・鳩くらいしか意識していなかった私が、シジュウカラの鳴き声を耳で探すようになったほど。
かなり気が早いが、ブックサンタで寄付したいなと思う本だった。
アメリカのラジオ番組に投稿された市民の物語集。
序盤はどういうこと?と困惑する話も多かったのだが、
慣れたせいか、途中からはテンポ良く読み進められた。
クリスマスをテーマにしたものが多いのが印象的だった。
一つ挙げるなら、『縞の万年筆』が色々な意味で心に響いた。
日本人との物語だったからというのももちろんあると思う。
アメリカのラジオ番組に投稿された市民の物語集。
序盤はどういうこと?と困惑する話も多かったのだが、
慣れたせいか、途中からはテンポ良く読み進められた。
クリスマスをテーマにしたものが多いのが印象的だった。
一つ挙げるなら、『縞の万年筆』が色々な意味で心に響いた。
日本人との物語だったからというのももちろんあると思う。
動物の言葉の話題から、言語学や現代社会の問題点といった話題にまで広がる対談。
動物目当てで読んだのだが、言葉に依存していく人間の話が特に面白かった。
依存が進めば、ルールに反していなければ何をしても許されるという道徳の危機が生じる…。はー。
動物の言葉の話題から、言語学や現代社会の問題点といった話題にまで広がる対談。
動物目当てで読んだのだが、言葉に依存していく人間の話が特に面白かった。
依存が進めば、ルールに反していなければ何をしても許されるという道徳の危機が生じる…。はー。