萌木のおやじ
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萌木のおやじ
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「なんか誰かに規則作ってもらってさ、カクイツ的だのうるさいのって一応文句だけはたれるんだけど、それに従わされることですごく安心してる、従わないことは不安なんだ」 by 中島みゆき「この空を飛べたら」(小説より)
November 12, 2025 at 9:56 PM
「後ろめたいことをしている人間ほど、他人も後ろめたいことをしているに違いないと決めてかかるものだというけれど、あれって本当なのね。」 by 中島みゆき「この空を飛べたら」(小説より)
November 12, 2025 at 9:25 PM
「少しでも不幸になるのが怖いって怯えたほど、守りたい幸福なんてものをどこに持ってたっていうんだろう。何をそんなに失いたくなかったのやら、いくら考えてみてもさっぱりわかんないのさ。」 by 中島みゆき「この空を飛べたら」(小説より)
November 12, 2025 at 9:06 PM
「あそこってさ。こないだ事故あったとこでしょ?そうよね。あたし、そういうとこパス。だって、いくらいいとこでも、それ考えちゃうと、なんか嫌じゃない。」 by 中島みゆき「この空を飛べたら」(小説より)
November 11, 2025 at 9:45 PM
「だぁれも、真実なんてものには興味がないらしいわ。」 by 中島みゆき「この空を飛べたら」(小説より)
November 11, 2025 at 9:19 PM
「ぶぁ~か。将来のこと考えない奴なら、イライラなんかしないんだよっ。」 by 中島みゆき「この空を飛べたら」(小説より)
November 11, 2025 at 12:52 PM
「ハナシってのはさ、相手のしゃべってることを聞く気なんか全くないっていう奴とは、成立しないだろ。あいつらは、自分がいかに説教して相手を黙らせるかってことしか考えてないよ。」 by 中島みゆき「この空を飛べたら」(小説より)
November 11, 2025 at 12:34 PM
「そうした家柄に生れて何の苦労もなく家老の職に列することの出来たこの人達には個人としては美点だが、政治家としては欠点となるべきある資質がある。はげしい感情を包むことの出来ない真っ正直さだ。」 by 海音寺潮五郎「吉宗と宗春」
November 7, 2025 at 12:41 PM
「一体、古聖賢のなされた倹約というものは、民の煩いを除くために躬ら行われたもので、下々を苦しめるためのものではない。然るに、今日は、誰も倹約ということを口にして、人に強いることが流行となっている。」 by 海音寺潮五郎「吉宗と宗春」
November 7, 2025 at 12:12 PM
「俯仰天地に愧じずと申す言葉があるが、わしはいつもその気持である。わしは随分と遊山にもまいるし、慰みにもまいるが、決して民を苦しめて自分一人楽しむようなことをしてはおらぬ。従って、誰に対しても恥ずかしいとは思わぬ。それ故に、国江戸と使いわける要を認めぬ。下民を苛げ苦しめて己れ一人の身を楽しませるようなことをしている人こそ、江戸においては殊勝らしく取りすます要もあろう。が、さようなことは、下世話に申す陰日向、おお、それ、折助根性と申して、きつう、人の卑しむことじゃ。」 by 海音寺潮五郎「吉宗と宗春」
November 6, 2025 at 9:39 PM
「よくお遊びですこと、よくお遊びですこと、今日はお父様がいらせられるのですよ。御挨拶が出来まして。はいちゃがお出来になりまして。お上手にはいちゃがお出来になりまして」 by 海音寺潮五郎「吉宗と宗春」
November 6, 2025 at 12:51 PM
「馬鹿者!その方共のように固陋なる者を、株を守る者と申すのだ。(中略)ひたすらに古をよしとするとはどこの腐学者の言い出したことか。機により、変に応じて、取るべき策は変わって行かねばならぬのだ。くだらぬ諫言立て、やめい!」 by 海音寺潮五郎「吉宗と宗春」
November 6, 2025 at 12:21 PM
「きみはテレビのニュースを見ないのか?最近じゃ、理屈なんか通用しなくなっているんだぜ。この世界は気ちがいでいっぱいなんだ」 by ディーン·R·クーンツ「ファンハウス」風間賢二訳
October 20, 2025 at 9:55 PM
「このぶんではぜったいに二日酔いだ。胃が少しむかついていた。だんだんこの吐き気はひどくなるだろう。こめかみの鈍い痛みはそのうち耐えがたい頭痛に変わるはずだ。さらにひどい気分になるまえに、早いところ迎え酒を飲んでおいたほうがよさそうだ。たっぷりと。もうお馴染みのあのグラスに五、六杯。透明なボトルのなかの酒。ジャガイモから作った酒。ウォッカはたしかジャガイモから作るはずよね?(中略)ポテトジュースであっというまに気分は上々。柔らかいふかふかローブをするりとはおるようにあっというまに。」 by ディーン·R·クーンツ「ファンハウス」風間賢二訳
October 20, 2025 at 9:26 PM
「そう、アスパラガスだ。結婚して六年、あいつはおれのアスパラガス嫌いを知ってるくせに相変らずアスパラガス料理を出しつづける。アスパラガスが嫌いなことを知ってるくせに、なんでいつもアスパラガスなんだってきくと、体にいいからだと答える。体にいいかどうか知らないが、おれはアスパラガスの味が嫌いなんだっていうと、あいつがなんて答えたと思う?」 by エド·マクベイン「ドライビング・レッスン」永井淳訳
September 28, 2025 at 9:48 PM
「その三か月間、彼女が夫と顔を合わせる時間は一日にたぶん五、六時間しかなかった。これでは結婚生活がうまくゆくはずがないことに、彼女は今になって気がついたが、最初からそんなことを考える人間なんているだろうか?あの二人は深く愛しあっている、とだれもがいっていた。」 by エド·マクベイン「ドライビング・レッスン」永井淳訳
September 28, 2025 at 9:18 PM
「あの女性は秋のそよ風に赤いコートの前をひらひらさせ、同色の赤いハンドバッグを手にし、コートの下はブルーのジャケットと白のブラウスといった服装で、なにか大事な考えごとをしているようにうつむきながら教会の階段をおりてきた。彼女のまわりじゅうで木の葉が散っていた。天国から降ってくるコイン、とテッシーがよくいっていたものだった。」 by エド·マクベイン「ドライビング・レッスン」永井淳訳
September 28, 2025 at 12:26 PM
「私たちは変容生物よ。所属するコミュニティに合わせて、模倣して、伝染して、変容するの。あなたが私に世界を伝染させてくれなかったら、私だけが取り残されてしまう」 by 村田沙耶香「変容」
September 22, 2025 at 9:41 PM
「エクスタシー五十川は今どうしているだろうか。少数派になってしまった彼女は、エクスタシーを捨てただろうか。この世界の、どこか人に見えない場所で、こっそりとエクスタシーを営みながら暮らしているのかもしれない。」 by 村田沙耶香「変容」
September 22, 2025 at 9:04 PM
「そうかなあ。なんか、怖くない?怒りって、大切な感情じゃない。そりゃあ、喧嘩になったり怒鳴りあったりするのは冷静じゃないかもしれないけど、でも、怒りって、それだけじゃないでしょ?もっと、本当の自分がめらめら燃えているような、そういうパワーのある、美しい気持ちじゃない。自分自身にとって大切なものを守ろうっていう、素晴らしい感情じゃない。悲しい、だけじゃカバーできないことがたくさんあるんじゃないかな。ねえ、教えてあげなくていいのかな?」 by 村田沙耶香「変容」
September 22, 2025 at 1:09 PM
「性別をいくら奪われても、私たちは恋をする。恋は性別の中にあるわけじゃないからだ。」 by 村田沙耶香「無性教室」
September 21, 2025 at 9:49 PM
「それは不思議な植物のようでもあり、水族館で見た深海生物のようでもあり、露出した臓器のような生々しさもあり、淡い桃色の部分は生まれたての赤ん坊の臍の緒のようでもあった。それは、私が想像していたよりもずっと美しい、不思議な物体だった。」 by 村田沙耶香「無性教室」
September 21, 2025 at 9:14 PM
「初恋はどうすれば消滅するのだろう。」 by 村田沙耶香「秘密の花園」
September 21, 2025 at 12:45 PM
「早川くんは私の少女漫画であり、私のエロ本でもあった。」 by 村田沙耶香「秘密の花園」
September 21, 2025 at 12:26 PM
「この男のこういうところが私はとても嫌いだった。好き勝手したあげく、最終的には同情をかって誤魔化そうとするのだ。泣きじゃくりながら、自分の都合のいいほうへ話を持っていこうとする。」 by 村田沙耶香「丸の内魔法少女ミラクリーナ」
September 20, 2025 at 12:39 PM