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歌と酒が好き。
玉響の命なればこそ、懸命に生きるしかないのです。ですが、考えて、想って、そうして生きようとするには此の世はあまりに忙しい。

気忙しい理由は捨てられないものが多すぎるからなのですが、人は誰かや何かとの関係によって自分として立っているのですから、捨てられないとは自己変革が怖いということでもありましょう。
September 15, 2025 at 10:50 PM
欧米において障害といえば、環境/社会が抱える問題と考えられがちですが、アジアでは個人が抱える問題として捉えられやすいと聞きます。
ですから翻訳の際に「合理的調整」と訳した場合、「誰が調整するのか」という点で理解に対する大きな誤りが生まれる可能性があります。「環境/社会が調整する」という捉えでなく、「個人が調整する」ものとなった場合に困るのは支援を必要とする人たちとなります。残念ながら「障害の解消は社会の責務である」という価値観が日本人の多数派であるなんて私には思えないです。

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「合理的配慮ではなく、合理的調整と呼ぶべき」芥川賞受賞作「ハンチバック」著者、市川沙央さんインタビュー - 成年者向けコラム | 障害者ドットコム
芥川賞受賞作「ハンチバック」の著者・市川沙央さんに「ハンチバック」の作品に込めた思いなどを尋ねました。作品の事から障害者観まで、幅広くお答えいただきました。
shohgaisha.com
April 27, 2024 at 9:41 AM
世界が多様であるべきことにかまけて自分磨きをやめると「何者でもなくなる」という危機感を持ちましょう。
だって「いろんな価値観があるよね」とか「そんな考え方もありだよね」みたいな言葉って「あなたの意見に興味はないけれども、差し当たって否定するに足るものがない」ときの常套句になっているでしょう?
March 2, 2024 at 1:42 PM
大阪中之島美術館の「モネ 連作の情景」に行きました。モネといえば晩年の「睡蓮」の連作が有名ですね。この特別展ではサロンに出品していた初期の絵画、印象主義と呼ばれた頃、連作に至った「ウォータールー橋」や「積み藁」など、モネの人生を辿るように絵画が展示されています。

絵の具を混ぜると彩度が下がりますが、印象派の画家たちは分割して配色すること(筆触分割)で、鑑賞する人の目には混ざっているように見えるよう工夫したんですね。デジタル画像と同じというわけです。
February 24, 2024 at 4:45 PM
学校では
①適当な読みとしての「読解」によって指導要領でいう知識・技能や、思考・判断・表現の中にある「読むこと」を評価します。
そして
②感想文やグループ交流などの「鑑賞」によって、主体的に取り組む態度などを評価しています。
February 24, 2024 at 4:04 AM
詩を読む方法は2つありましてね。ひとつが作者の解説や背景などから言葉や組合せの意図を露わにしていく「読解」です。もうひとつは自身と照らし合わせる方法です。湯川秀樹は啄木の「いのちなき砂のかなしさよさらさらと握れば指のあひだより落つ」を自然界の真理を掴みきれない自身の経験に照らして「鑑賞」したのです。
February 24, 2024 at 3:59 AM
国文学を学んだ、中でも古文に造詣が深い人独特の感覚がありましてね。季節とか人間関係とか考え方とかあらゆることに「つながり」とか「めぐりあわせ」を感じて詩を書いたり歌を詠んだりするんですよね。詩人の背景を知ることで解釈が変わることもあるので、そういう楽しみ方もしたいですね。
February 19, 2024 at 3:51 PM
「雨ニモマケズ」は宮澤賢治の死後に彼の手帳に遺されていたメモでした。
耐えがたきを耐えるような粘り強さと真摯さが伝わるこの詩には、彼の信仰である法華経が影響を与えていました。例えば上記は「忍辱」であるし、詩中の「土偶坊」は役に立たない者という意味以上に常不軽菩薩のことを指しているのです。
February 18, 2024 at 4:22 AM
「詩」は読むために書かれる言葉で、目より入るものを指しています。一方、「詞」は聴くために書かれる言葉で、耳より至るものを指しています。楽譜においては
①作詞◯◯ 作曲△△
②作曲△△ 詩◯◯
の記し方があるので、耳と目のどちらにより多くのリソースを傾けるか考えたいですね。
February 17, 2024 at 6:04 PM
上田真樹作曲の『夢の意味』には「夢の名残」という歌がある。これは林望の詩なんだけれども、
2音+5音
3音+4音
のように七五調を意識した7音で基本が構成されている。しかし5音単独のところはほとんどない。逆説的に5音のところは物語がひとつの節目を迎えているわけで曲を聴くときにも意識したい。
February 17, 2024 at 6:48 AM
宮沢賢治の詩集『春と修羅』にある「永訣の朝」は、鈴木憲夫さんや西村朗さんが作曲したこともあって、合唱界隈では割と有名だけど、あれって悲しいだけの詩ではないの。だから悲しいのだけれども。
February 16, 2024 at 4:25 PM