ロスト・イン・スペース(1998)
家族不和の一家が宇宙旅行へ行き宇宙で迷子になり宇宙船で一致団結して地球に帰還しようとする中でどんどん家族仲がよくなっていく。特に父子の仲に焦点が当てられているところはスターウォーズのよう。敵役としてダースベーダーみたいなデザインの悪魔が出てくるし。あとはロボットと人間の友情についても描かれている。上書きされた神経回路に従って動くロボットに対し、過去データで頭で友達になるんじゃない心で友達になるんだ、ということをロボットに思い起こさせるシーンはロボットの心情の動きと人間との友情を緻密に表現されていたと思う。安定のGary Oldman
ロスト・イン・スペース(1998)
家族不和の一家が宇宙旅行へ行き宇宙で迷子になり宇宙船で一致団結して地球に帰還しようとする中でどんどん家族仲がよくなっていく。特に父子の仲に焦点が当てられているところはスターウォーズのよう。敵役としてダースベーダーみたいなデザインの悪魔が出てくるし。あとはロボットと人間の友情についても描かれている。上書きされた神経回路に従って動くロボットに対し、過去データで頭で友達になるんじゃない心で友達になるんだ、ということをロボットに思い起こさせるシーンはロボットの心情の動きと人間との友情を緻密に表現されていたと思う。安定のGary Oldman
メン・イン・ブラック(1997)
「人々が幸せに生きていくためには何も知らないってことが1番大切なんだ」Kが宇宙ゴキブリが市民の町で大暴れした時に発した一言。知らぬが仏とはよく言ったものだ。アメリカンジョークが輪をかけて話の展開がなされる。所々に小さなボケもあり。宇宙人がやっと喋り出した。昆虫特に甲虫を見てこれがデカかったら怖いという認識は万国共通なのだろう。SF映画にありがちな女性のヌードは無いがゴキブリが大量に出てくるシーンが多数。宇宙ゴキブリは人間に仲間を⚫︎されたという明確な恨みという感情があった。虫の怒りすら買う人間は様々な種の恨みが募りまくっていることだろう
メン・イン・ブラック(1997)
「人々が幸せに生きていくためには何も知らないってことが1番大切なんだ」Kが宇宙ゴキブリが市民の町で大暴れした時に発した一言。知らぬが仏とはよく言ったものだ。アメリカンジョークが輪をかけて話の展開がなされる。所々に小さなボケもあり。宇宙人がやっと喋り出した。昆虫特に甲虫を見てこれがデカかったら怖いという認識は万国共通なのだろう。SF映画にありがちな女性のヌードは無いがゴキブリが大量に出てくるシーンが多数。宇宙ゴキブリは人間に仲間を⚫︎されたという明確な恨みという感情があった。虫の怒りすら買う人間は様々な種の恨みが募りまくっていることだろう
フィフス・エレメント(1997)
古代エジプトから300年後の近未来都市NY。地球から宇宙。時代と宇宙を駆け巡る壮大なSF。そしてかなりコミカル。ギャグが散りばめられていてとても面白い。音楽も多彩でシンフォニックなものから90年代、80年代、レゲエ…とシーンによって使い分けられていて音楽でも空間や時間の幅が表現されている。登場人物のキャラ立ちが素晴らしい。宇宙人並みに奇抜な地球人が沢山出てくる。ルビーはいいキャラしている。歌姫が歌唱するシーンは見惚れてしまうほどの美しさがあった。衣装や宇宙人のデザイン、キャラデザ、CGが同等に表現力を持っていて最高に面白かった。
フィフス・エレメント(1997)
古代エジプトから300年後の近未来都市NY。地球から宇宙。時代と宇宙を駆け巡る壮大なSF。そしてかなりコミカル。ギャグが散りばめられていてとても面白い。音楽も多彩でシンフォニックなものから90年代、80年代、レゲエ…とシーンによって使い分けられていて音楽でも空間や時間の幅が表現されている。登場人物のキャラ立ちが素晴らしい。宇宙人並みに奇抜な地球人が沢山出てくる。ルビーはいいキャラしている。歌姫が歌唱するシーンは見惚れてしまうほどの美しさがあった。衣装や宇宙人のデザイン、キャラデザ、CGが同等に表現力を持っていて最高に面白かった。
スターシップ・トゥルーパーズ(1997)
ブエノスアイレス出身の高校生たちが親の反対を押し切って宇宙軍に入隊し、昆虫型の宇宙人たちと戦う話。青春に恋愛に友情に勝利にと全部盛りって感じで心情の細やかな機微とかはほぼなくアッパー系でガンガン突き進む。カマキリ型宇宙人はカミソリ持っていて歩兵の首や腕をちょんぎる。グロいシーンも数知れず。特殊メイクの技術が格段に上がっておりグロいことがかなりのリアリティを持つ。CGも相当精巧な作りになっていてCGと特殊メイクの両方の技術の進歩のおかげでリアリティのあるグロシーンが描けていた。ブレインバグは王蟲みたいで何だか可愛らしかった。
スターシップ・トゥルーパーズ(1997)
ブエノスアイレス出身の高校生たちが親の反対を押し切って宇宙軍に入隊し、昆虫型の宇宙人たちと戦う話。青春に恋愛に友情に勝利にと全部盛りって感じで心情の細やかな機微とかはほぼなくアッパー系でガンガン突き進む。カマキリ型宇宙人はカミソリ持っていて歩兵の首や腕をちょんぎる。グロいシーンも数知れず。特殊メイクの技術が格段に上がっておりグロいことがかなりのリアリティを持つ。CGも相当精巧な作りになっていてCGと特殊メイクの両方の技術の進歩のおかげでリアリティのあるグロシーンが描けていた。ブレインバグは王蟲みたいで何だか可愛らしかった。
国宝(2025)
喜久雄と俊坊がずっと妬み嫉みで足を引っ張り合うストーリーではないのがとてもいい。切磋琢磨しながら時にむかつきながらもその怒りをぶつけたり裏で暗躍することもない清い青年の話。そんな青年たちには複数の女が付き物だ。男は悪魔に全てを捧げる。女は男に全てを捧げる。いつまで経っても双方の需要と供給は成り立たない。半ニ郎が倒れた時に喜久雄に対し俊坊と呼んだのは胸が痛んだ。「血」がテーマ。半ニ郎が糖尿病でこの世を去ったら息子である俊坊も糖尿病で去ってしまう。世襲が強く残る歌舞伎の世界で親のないまま芸だけでのし上がる喜久雄は素晴らしかった。
国宝(2025)
喜久雄と俊坊がずっと妬み嫉みで足を引っ張り合うストーリーではないのがとてもいい。切磋琢磨しながら時にむかつきながらもその怒りをぶつけたり裏で暗躍することもない清い青年の話。そんな青年たちには複数の女が付き物だ。男は悪魔に全てを捧げる。女は男に全てを捧げる。いつまで経っても双方の需要と供給は成り立たない。半ニ郎が倒れた時に喜久雄に対し俊坊と呼んだのは胸が痛んだ。「血」がテーマ。半ニ郎が糖尿病でこの世を去ったら息子である俊坊も糖尿病で去ってしまう。世襲が強く残る歌舞伎の世界で親のないまま芸だけでのし上がる喜久雄は素晴らしかった。
ガタカ(1997)
「不可能じゃない。欠点を探すことに必死になって見失っている。可能性はあるんだ」「出来ることや出来ないことを勝手に決めつけるな」遺伝子の優劣によって人間の可能性が全て決められてしまっている未来の社会。結婚前検査、生前検査など今はその未来へとゆっくり近づいている。遺伝子は人間を作る設計図であり、人間の未来を創ることはできない。人間の未来は遺伝子ではなくその人の可能性に委ねられている。科学がいまだに解明できていないことが多いように、科学は不完全のまま進歩している。それは人間と同じである。科学を盲信するのならば、目の前にいる人間の可能性を信じた方がいい。
ガタカ(1997)
「不可能じゃない。欠点を探すことに必死になって見失っている。可能性はあるんだ」「出来ることや出来ないことを勝手に決めつけるな」遺伝子の優劣によって人間の可能性が全て決められてしまっている未来の社会。結婚前検査、生前検査など今はその未来へとゆっくり近づいている。遺伝子は人間を作る設計図であり、人間の未来を創ることはできない。人間の未来は遺伝子ではなくその人の可能性に委ねられている。科学がいまだに解明できていないことが多いように、科学は不完全のまま進歩している。それは人間と同じである。科学を盲信するのならば、目の前にいる人間の可能性を信じた方がいい。
デモリションマン(1993)
2032年。2016年以降人の死因は病死だけになり犯罪が消滅した時代。失言は切符を切られ、塩もチョコレートも食べられずトイレットペーパーは貝殻3枚に置き換わる。30年間冷凍されていたスタローンは敵のサイモンフェニックスが解凍され現政権に反抗する地下に住む革命軍を阻止する話。銃は過去のものであり警察官も銃を携帯しておらず暴力も過去の異物のため暴力に対抗する術さえない。犯罪がなくなった理想の世界では犯罪者や貧困者などが地下に閉じ込められていただけだあった。自分達に都合が悪いものは隠蔽する今の日本と同じだ。見えなくなれば存在しないと同じになる。
デモリションマン(1993)
2032年。2016年以降人の死因は病死だけになり犯罪が消滅した時代。失言は切符を切られ、塩もチョコレートも食べられずトイレットペーパーは貝殻3枚に置き換わる。30年間冷凍されていたスタローンは敵のサイモンフェニックスが解凍され現政権に反抗する地下に住む革命軍を阻止する話。銃は過去のものであり警察官も銃を携帯しておらず暴力も過去の異物のため暴力に対抗する術さえない。犯罪がなくなった理想の世界では犯罪者や貧困者などが地下に閉じ込められていただけだあった。自分達に都合が悪いものは隠蔽する今の日本と同じだ。見えなくなれば存在しないと同じになる。
ジュラシック・パーク(1993)
莫大な資産と子供のような心を持つ老人ジョン。やはり大金持ちが無邪気なままだとダメなんだなと思った。行動ばかり推し進めてその先のことは全く考えていない。責任感もまるでない。ディズニーランドより素晴らしいテーマパークを作りたかったおじいちゃんが孫を死の危険に晒すのは物悲しい。一方子供嫌いのアランがジョンの孫姉弟と接するうちに子供嫌いを克服し3人で寄り添う様はまるで親子のようだった。恋人のエリーがヘリの中で泣いてしまう気持ちもわかる。壮大なジュラシックパークの音楽は物凄く高揚感と期待感に包まれていて改めて映画音楽の素晴らしさを感じた。
ジュラシック・パーク(1993)
莫大な資産と子供のような心を持つ老人ジョン。やはり大金持ちが無邪気なままだとダメなんだなと思った。行動ばかり推し進めてその先のことは全く考えていない。責任感もまるでない。ディズニーランドより素晴らしいテーマパークを作りたかったおじいちゃんが孫を死の危険に晒すのは物悲しい。一方子供嫌いのアランがジョンの孫姉弟と接するうちに子供嫌いを克服し3人で寄り添う様はまるで親子のようだった。恋人のエリーがヘリの中で泣いてしまう気持ちもわかる。壮大なジュラシックパークの音楽は物凄く高揚感と期待感に包まれていて改めて映画音楽の素晴らしさを感じた。
ターミネーター2(1991)
少年に成長したジョンとT-800の間で生まれる友達でもなく親子でもない不思議な関係性が良い。「人を⚫︎してはいけない」から始まって洒落の効いた返事の仕方を教えてもらって学習して使ったり、人が傷つくことを、人がなぜ泣くかを学んで心が無いのに心が動いているように見える様は観ているこちらにも来るものがあった。最強の敵T-1000は液体金属でできている最強のサイボーグであるが、物語を観ているとやはり1番恐ろしいのは心を持ちながらも人を世界をいとも容易くあやめてしまう人間なのだろう。心を持ちながら人の心を理解できない人間はサイボーグより忌むべき存在だ
ターミネーター2(1991)
少年に成長したジョンとT-800の間で生まれる友達でもなく親子でもない不思議な関係性が良い。「人を⚫︎してはいけない」から始まって洒落の効いた返事の仕方を教えてもらって学習して使ったり、人が傷つくことを、人がなぜ泣くかを学んで心が無いのに心が動いているように見える様は観ているこちらにも来るものがあった。最強の敵T-1000は液体金属でできている最強のサイボーグであるが、物語を観ているとやはり1番恐ろしいのは心を持ちながらも人を世界をいとも容易くあやめてしまう人間なのだろう。心を持ちながら人の心を理解できない人間はサイボーグより忌むべき存在だ
トータルリコール(1990)
「人を定義するのは行動だ。記憶ではない」記憶をなくし自分に不信感を抱くクエイドに対しミュータントであるクタトーが述べたセリフ。これは「人を定義するのは未来であり過去ではない」と言い換えられる。記憶喪失で過去に体制派についていたとしてもそれを過ちと認識し今の反体制派になったクエイドを認めるでもなく否定するでもない素晴らしいセリフだった。トータルリコールは一貫して豊かなオーケストラが使われていた。また合成技術も発達したり特殊メイクもかなり精巧になっていた。ただほぼ銃撃戦アクションがメインなのは80〜の潮流なのだろう。アメリカが豊かだった時代だ
トータルリコール(1990)
「人を定義するのは行動だ。記憶ではない」記憶をなくし自分に不信感を抱くクエイドに対しミュータントであるクタトーが述べたセリフ。これは「人を定義するのは未来であり過去ではない」と言い換えられる。記憶喪失で過去に体制派についていたとしてもそれを過ちと認識し今の反体制派になったクエイドを認めるでもなく否定するでもない素晴らしいセリフだった。トータルリコールは一貫して豊かなオーケストラが使われていた。また合成技術も発達したり特殊メイクもかなり精巧になっていた。ただほぼ銃撃戦アクションがメインなのは80〜の潮流なのだろう。アメリカが豊かだった時代だ
エイリアン2(1986)
前作になかったアクション要素が多めの今作。宇宙をゆったりと描くシーンは今作にはない。銃撃戦が主なアクションバトル映画になりSF要素はほぼない。悲劇の少女ニュートの存在が制汗剤のように感じる。エイリアンは前作は人間ぽかったが今作は蝙蝠っぽい。人間模様が少し多めにもなっている。(裏切り、エリートがポンコツ、言うことを聞かない部下等)ラブロマンス要素も少しあることも救い。最初頼もしそうだった海兵隊は皆見掛け倒しで結局はリプリーの聡明さと勇敢さ頼みになる。最後のロボット要素はおかしかった。終わり方は前作を踏襲していた。続きもの感を出したかったのだろう
エイリアン2(1986)
前作になかったアクション要素が多めの今作。宇宙をゆったりと描くシーンは今作にはない。銃撃戦が主なアクションバトル映画になりSF要素はほぼない。悲劇の少女ニュートの存在が制汗剤のように感じる。エイリアンは前作は人間ぽかったが今作は蝙蝠っぽい。人間模様が少し多めにもなっている。(裏切り、エリートがポンコツ、言うことを聞かない部下等)ラブロマンス要素も少しあることも救い。最初頼もしそうだった海兵隊は皆見掛け倒しで結局はリプリーの聡明さと勇敢さ頼みになる。最後のロボット要素はおかしかった。終わり方は前作を踏襲していた。続きもの感を出したかったのだろう
未来世紀ブラジル(1985)
こんなに映画の内容とタイトル(邦題も原題も)合わないことがあるのか。アメリカから見た桃源郷としてのブラジルという意味からブラジルというタイトルがついている。対現実という感じ。1984よろしく個人データや何もかもが政府に情報として統制されている近未来の話。所々にコメディが入っているのが面白い。サムの母親が美容整形を繰り返したり、サムの母親の友人は合併症が合併症を引き起こして顔は包帯だらけ。ダクトが鍵になっている。近未来の設定ながらも夢の中で羽を生やして飛んだり美女が出てきたりサムライと戦う様子は情報社会に辟易した対比として色濃く視覚的に残る
未来世紀ブラジル(1985)
こんなに映画の内容とタイトル(邦題も原題も)合わないことがあるのか。アメリカから見た桃源郷としてのブラジルという意味からブラジルというタイトルがついている。対現実という感じ。1984よろしく個人データや何もかもが政府に情報として統制されている近未来の話。所々にコメディが入っているのが面白い。サムの母親が美容整形を繰り返したり、サムの母親の友人は合併症が合併症を引き起こして顔は包帯だらけ。ダクトが鍵になっている。近未来の設定ながらも夢の中で羽を生やして飛んだり美女が出てきたりサムライと戦う様子は情報社会に辟易した対比として色濃く視覚的に残る
デューン/砂の惑星(1984)
ツインピークスでお馴染みカイル・マクラクラインが若い。彫刻のように美しい。教母様として描かれるジェシカらの美しいスキンヘッド。美しい衣装。見惚れる美しさと畏怖の念が入り混じる。ハルコネン男爵は気持ち悪いビジュアルが頭から離れない。あれはどうやらリンチの趣味らしい。まだこの時代のデザインは過去のデザインから引用しているため細部が美しい。90年代になるにつれてシンプルな美が追求されるのでこの執拗なまでのこだわりなどが見られなくなるのはなんだか悲しい。技術が追いついていないがそれに当時挑んだこととその当時の最大限の表現が詰まっていると感じた
デューン/砂の惑星(1984)
ツインピークスでお馴染みカイル・マクラクラインが若い。彫刻のように美しい。教母様として描かれるジェシカらの美しいスキンヘッド。美しい衣装。見惚れる美しさと畏怖の念が入り混じる。ハルコネン男爵は気持ち悪いビジュアルが頭から離れない。あれはどうやらリンチの趣味らしい。まだこの時代のデザインは過去のデザインから引用しているため細部が美しい。90年代になるにつれてシンプルな美が追求されるのでこの執拗なまでのこだわりなどが見られなくなるのはなんだか悲しい。技術が追いついていないがそれに当時挑んだこととその当時の最大限の表現が詰まっていると感じた
エイリアン(1979)
宇宙ステーションやコックピット、宇宙船内の造形が素晴らしい。仲間が謎の生物に寄生されていたり、ロボットだったり、エイリアンが侵入してきてぐったりしてやれやれ地球へ帰るはずが。布川さんが液体は気持ち悪いと言っていたがいろんな液体が飛び散るこの映画で改めて液体の底知れぬ気持ち悪さを感じた。それは人間にもともと備わっているDNAレベルの感染症への恐怖なのかもしれない。火炎放射器とかで最終的には物理の攻撃になるが酸素のない宇宙でどうやって燃やしてるんだろうとか気になった。感情は邪魔であるがそれに囚われる人間には同情するよというロボットの遺言は皮肉だった
エイリアン(1979)
宇宙ステーションやコックピット、宇宙船内の造形が素晴らしい。仲間が謎の生物に寄生されていたり、ロボットだったり、エイリアンが侵入してきてぐったりしてやれやれ地球へ帰るはずが。布川さんが液体は気持ち悪いと言っていたがいろんな液体が飛び散るこの映画で改めて液体の底知れぬ気持ち悪さを感じた。それは人間にもともと備わっているDNAレベルの感染症への恐怖なのかもしれない。火炎放射器とかで最終的には物理の攻撃になるが酸素のない宇宙でどうやって燃やしてるんだろうとか気になった。感情は邪魔であるがそれに囚われる人間には同情するよというロボットの遺言は皮肉だった
イレイザーヘッド(1977)
気持ち悪くて不気味で暗くて最悪過ぎた。これを中学2年生や高校2年生、大学2年生などに観ていても私が女性だから多分気が狂うほどハマることはないんじゃないかな。男子中学生高校生大学生だったら拗れるんじゃないかなって感じ。一応野良の考察を読んだが衒学的に描かれすぎてる。彼女の母親がいきなり首にキスする描写、隣人の美女がさも誘惑していると捉えられてしまう描写。全部この男、ヘンリー視点で描かれてるからそうなんだろうと。いきなり子供ができて父になったデヴィットリンチから観た心象風景らしいが、こんなの私が娘の母親だったらブチ⚫︎してるけどなという感想
イレイザーヘッド(1977)
気持ち悪くて不気味で暗くて最悪過ぎた。これを中学2年生や高校2年生、大学2年生などに観ていても私が女性だから多分気が狂うほどハマることはないんじゃないかな。男子中学生高校生大学生だったら拗れるんじゃないかなって感じ。一応野良の考察を読んだが衒学的に描かれすぎてる。彼女の母親がいきなり首にキスする描写、隣人の美女がさも誘惑していると捉えられてしまう描写。全部この男、ヘンリー視点で描かれてるからそうなんだろうと。いきなり子供ができて父になったデヴィットリンチから観た心象風景らしいが、こんなの私が娘の母親だったらブチ⚫︎してるけどなという感想
バックトゥーザ・フューチャー2(1989)
ビフがスポーツの結果表を未来から過去へと持ち帰り過去の自分に大儲けさせてしまいそこから全ての未来が変わっていくという感じ。ビフは賭博で大儲けして警察をも黙らせ、ジョージを手にかけロレインまで手に入れ豪遊三昧の日々。ジョージが出演を拒否したため2では1の時のシーンでしか登場しないのは残念。出演拒否のせいでビフは亡き者とされてしまっているし。2015年の未来が出てくるけど、今からだと10年前という過去であるという不思議。ホログラムもあのナイキのシューズもない。ニュースであのシューズが作られたってやってたなという懐かしさが頓知の様
バックトゥーザ・フューチャー2(1989)
ビフがスポーツの結果表を未来から過去へと持ち帰り過去の自分に大儲けさせてしまいそこから全ての未来が変わっていくという感じ。ビフは賭博で大儲けして警察をも黙らせ、ジョージを手にかけロレインまで手に入れ豪遊三昧の日々。ジョージが出演を拒否したため2では1の時のシーンでしか登場しないのは残念。出演拒否のせいでビフは亡き者とされてしまっているし。2015年の未来が出てくるけど、今からだと10年前という過去であるという不思議。ホログラムもあのナイキのシューズもない。ニュースであのシューズが作られたってやってたなという懐かしさが頓知の様
バックトゥーザ・フューチャー(1985)
80年代あたりから私がテレビで見たことがあるような映画になってきた。バックトゥーザ・フューチャーは金曜ロードショーでみたのかもしれない。やっぱりこの80年代の快活な感じがすきだ。1955年にタイムスリップするとまさかのその当時の母が息子であるマーティを好きになってしまい、どうにか冴えない青年のその後父になる男性とくっつける!という話。でもマーティが過去に行ってなんやかんやしたおかげで未来が良い方に変わっていた。ドクが言っていた「未来を知り過ぎても良いことはない」まさにその通りだ。
バックトゥーザ・フューチャー(1985)
80年代あたりから私がテレビで見たことがあるような映画になってきた。バックトゥーザ・フューチャーは金曜ロードショーでみたのかもしれない。やっぱりこの80年代の快活な感じがすきだ。1955年にタイムスリップするとまさかのその当時の母が息子であるマーティを好きになってしまい、どうにか冴えない青年のその後父になる男性とくっつける!という話。でもマーティが過去に行ってなんやかんやしたおかげで未来が良い方に変わっていた。ドクが言っていた「未来を知り過ぎても良いことはない」まさにその通りだ。
ロボコップ(1987)
最高。面白すぎる。ギャングの町の署に配属されたマーフィ。マーフィはギャングたちに最終的に惨たらしく殺される。銃で右手首を吹き飛ばされたり、何十発も撃たれて最後は脳天撃たれて死ぬ。その死体をオムニ社という都市開発やロボット開発、軍事開発を商売としている会社に利用され、人造人間ロボコップにされる。だが、人間だった頃の記憶が残っており、ロボコップは復讐に向かう。私利私欲の為に人間でもなく警察でもなくロボットでもないものとされた。あまりに理不尽だ。マーフィはやがて自分が人間だったことを思い出す。そして殺した人間たちを惨殺していく様は爽快。私もいつか必ず
ロボコップ(1987)
最高。面白すぎる。ギャングの町の署に配属されたマーフィ。マーフィはギャングたちに最終的に惨たらしく殺される。銃で右手首を吹き飛ばされたり、何十発も撃たれて最後は脳天撃たれて死ぬ。その死体をオムニ社という都市開発やロボット開発、軍事開発を商売としている会社に利用され、人造人間ロボコップにされる。だが、人間だった頃の記憶が残っており、ロボコップは復讐に向かう。私利私欲の為に人間でもなく警察でもなくロボットでもないものとされた。あまりに理不尽だ。マーフィはやがて自分が人間だったことを思い出す。そして殺した人間たちを惨殺していく様は爽快。私もいつか必ず
推しの子 -The Final Act-(2024)
ヒカルは幼少期に性的虐待を受ける。ヒカルを演じるのは二宮和也で、子供の頃からジャニーズにいて、と考えると複雑な気持ち。常々猟奇的な殺人鬼の生育環境の悪さなんて、全く考慮しなくていいと私は考える。なぜならそんな人世の中に山ほどいるからだ。大変だったから人を殺めてもいい理由になるはずがない。生きてる人皆そうなんだから。また復讐は何の意味もなさい、は嘘だと思っている。それは復讐する必要のあった者の気持ちを考えてない。復讐することによって晴れる気持ちがある人もいる。復讐されるようなことをしなければいい、ただそれだけの話だ
推しの子 -The Final Act-(2024)
ヒカルは幼少期に性的虐待を受ける。ヒカルを演じるのは二宮和也で、子供の頃からジャニーズにいて、と考えると複雑な気持ち。常々猟奇的な殺人鬼の生育環境の悪さなんて、全く考慮しなくていいと私は考える。なぜならそんな人世の中に山ほどいるからだ。大変だったから人を殺めてもいい理由になるはずがない。生きてる人皆そうなんだから。また復讐は何の意味もなさい、は嘘だと思っている。それは復讐する必要のあった者の気持ちを考えてない。復讐することによって晴れる気持ちがある人もいる。復讐されるようなことをしなければいい、ただそれだけの話だ
ターミネーター(1984)
言わずと知れた不朽の名作。2は見たことあって薄ら記憶もあるが、1は全くの初見。40年前の作品なのに、アマプラがいいのかテレビがいいのか映像が鮮明かつ綺麗すぎて驚いた。84年くらいからシンセの音が多様される。サラコナーの勇ましい姿しか見覚えがなかったが、こんな可愛らしい時もあったのか。急にシュワちゃんがマネキンになるシーンが面白かった。人造人間ターミネーターを倒すのは、ニトロ爆弾とスクラップ。圧倒的な力には弱いのか。シュワちゃんの皮膚が溶けた中のアンドロイドの造形が美しい。赤い瞳孔が小さくなったり大きくなったりするギミック良かった。
ターミネーター(1984)
言わずと知れた不朽の名作。2は見たことあって薄ら記憶もあるが、1は全くの初見。40年前の作品なのに、アマプラがいいのかテレビがいいのか映像が鮮明かつ綺麗すぎて驚いた。84年くらいからシンセの音が多様される。サラコナーの勇ましい姿しか見覚えがなかったが、こんな可愛らしい時もあったのか。急にシュワちゃんがマネキンになるシーンが面白かった。人造人間ターミネーターを倒すのは、ニトロ爆弾とスクラップ。圧倒的な力には弱いのか。シュワちゃんの皮膚が溶けた中のアンドロイドの造形が美しい。赤い瞳孔が小さくなったり大きくなったりするギミック良かった。
時をかける少女(1983)
劇中音楽に変化がない。深町くん祖父母の本当の息子夫婦と孫の通夜葬儀が印象的。喪服のおばさんが遺族に話しかける「せめてお孫さんだけでも生きていたら気も紛れるでしょうに…」他のシーンでも今じゃ聞けないセリフがたくさんがあるが、通夜のセリフは約一昨年母を亡くした私には心にくる。今は亡き日本の風景や風習、そして今じゃ憚られる言葉の数々。最後に深町くんの祖父母が「ずっと2人で生きていくんですもんね」と寂しがる。今では孤独死に悩まされる日本だが、子供がいない老夫婦の将来性がないことへの〈孤独〉を噛み締めているのが印象的だった。2人でも孤独だった時代。
時をかける少女(1983)
劇中音楽に変化がない。深町くん祖父母の本当の息子夫婦と孫の通夜葬儀が印象的。喪服のおばさんが遺族に話しかける「せめてお孫さんだけでも生きていたら気も紛れるでしょうに…」他のシーンでも今じゃ聞けないセリフがたくさんがあるが、通夜のセリフは約一昨年母を亡くした私には心にくる。今は亡き日本の風景や風習、そして今じゃ憚られる言葉の数々。最後に深町くんの祖父母が「ずっと2人で生きていくんですもんね」と寂しがる。今では孤独死に悩まされる日本だが、子供がいない老夫婦の将来性がないことへの〈孤独〉を噛み締めているのが印象的だった。2人でも孤独だった時代。
ブレインストーム(1983)
五感や記憶をVRのような装置を使って体験できる機械を作る。その過程で軍事利用を阻止するべく科学者らが奮闘する。空を飛ぶ状態やF1レーサーになっている状態(脳では本当にその状態)などのアミューズメントの利用という平穏な利用だけでなく、セックスの体験をループテープのようなものを作り、永遠とセックスし続けるような利用もあるらしい。かと思えば、臨死体験などもでき、その体験後はあまりのショックに本当に死んでしまう。感情は脳を騙せばいいと言ったりするが、脳に体験していない体験を植え付けると、生命や精神は簡単に壊れる。近い未来に起こりそうだなと思った。
ブレインストーム(1983)
五感や記憶をVRのような装置を使って体験できる機械を作る。その過程で軍事利用を阻止するべく科学者らが奮闘する。空を飛ぶ状態やF1レーサーになっている状態(脳では本当にその状態)などのアミューズメントの利用という平穏な利用だけでなく、セックスの体験をループテープのようなものを作り、永遠とセックスし続けるような利用もあるらしい。かと思えば、臨死体験などもでき、その体験後はあまりのショックに本当に死んでしまう。感情は脳を騙せばいいと言ったりするが、脳に体験していない体験を植え付けると、生命や精神は簡単に壊れる。近い未来に起こりそうだなと思った。
ブレードランナー(1982)
登場するレプリカントは人間よりも人間のように描かれている。レプリカントを作ったタイレル博士は感情が無く冷徹な人間。風貌も昭和のドンのような。本当に話の通じないやばい大物。遺伝子工学技師のセバスチャンも子供のようで大人の心が育ってない。レプリカントはサイコパスと子供によって作られている。そのレプリカントはとても感情深い。人間よりも命の重さを知っている。ブレードランナーのデッカードもそうだが、特別な存在であればあるほど、それ故の苦しみを多くの人に共感してもらえなくなる。苦しみを分かち合えないことは孤独に直結する。特別であることは孤独であること
ブレードランナー(1982)
登場するレプリカントは人間よりも人間のように描かれている。レプリカントを作ったタイレル博士は感情が無く冷徹な人間。風貌も昭和のドンのような。本当に話の通じないやばい大物。遺伝子工学技師のセバスチャンも子供のようで大人の心が育ってない。レプリカントはサイコパスと子供によって作られている。そのレプリカントはとても感情深い。人間よりも命の重さを知っている。ブレードランナーのデッカードもそうだが、特別な存在であればあるほど、それ故の苦しみを多くの人に共感してもらえなくなる。苦しみを分かち合えないことは孤独に直結する。特別であることは孤独であること
2300年未来への旅(1976)
30歳になったら強制的に儀式で殺されて新生し、赤ちゃんになる生命の長さを管理されている未来社会。その儀式から逃れる人たちを逃亡者と呼びサンドマンが管理する(粛清する)サンドマンがサンクチュアリを探す任務のために外界に出る。太陽が何かわからない。「暖かい」と。猫がわからない。墓がわからない。オールドマン(リンカーン)と大量の猫たちのシーンが心ほっこり。老人も見たことないから皺を顔の割れ目として痛くないの?と訊いたりする。たくさんの猫たちと1人で暮らしてきたリンカーンが若者たちの群衆に囲まれて嬉しそうだったのが、良かったな。猫と老人の映画
2300年未来への旅(1976)
30歳になったら強制的に儀式で殺されて新生し、赤ちゃんになる生命の長さを管理されている未来社会。その儀式から逃れる人たちを逃亡者と呼びサンドマンが管理する(粛清する)サンドマンがサンクチュアリを探す任務のために外界に出る。太陽が何かわからない。「暖かい」と。猫がわからない。墓がわからない。オールドマン(リンカーン)と大量の猫たちのシーンが心ほっこり。老人も見たことないから皺を顔の割れ目として痛くないの?と訊いたりする。たくさんの猫たちと1人で暮らしてきたリンカーンが若者たちの群衆に囲まれて嬉しそうだったのが、良かったな。猫と老人の映画
ファンタスティックプラネット(1973)
母親をドラーグ人に殺され、ドラーグ人に育てられる悲劇の少年テール。テールはティバの教育を聞き、ドラーグ人の哲学や技術を学ぶ。それを人間に伝え、やがて都市を築く。そしてドラーグ人と人間の戦争に発展するもテールが得た技術により勝利しティバの父から和平交渉を持ち出させる。人間たちがドラーグ人たちの知恵をテールから学び都市を築き文明を発達させる。人間はドラーグ人との共生を選ぶ。絵のタッチが激キモだけれど、ストーリーはそんなに変じゃない。ドラーグ人が瞑想してるのが種の繁栄のためはキモかったけど。男女の首なしトルソーが踊るシーンキモいね。
ファンタスティックプラネット(1973)
母親をドラーグ人に殺され、ドラーグ人に育てられる悲劇の少年テール。テールはティバの教育を聞き、ドラーグ人の哲学や技術を学ぶ。それを人間に伝え、やがて都市を築く。そしてドラーグ人と人間の戦争に発展するもテールが得た技術により勝利しティバの父から和平交渉を持ち出させる。人間たちがドラーグ人たちの知恵をテールから学び都市を築き文明を発達させる。人間はドラーグ人との共生を選ぶ。絵のタッチが激キモだけれど、ストーリーはそんなに変じゃない。ドラーグ人が瞑想してるのが種の繁栄のためはキモかったけど。男女の首なしトルソーが踊るシーンキモいね。