Ehēcatl
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読書した本を流していきます

フェリシモの色鉛筆のコンセプトに触発されて、
毎日1本づつ色鉛筆から連想を得た短編集を書いてます
#500色鉛筆の乱筆
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フェリシモの500色色鉛筆を揃えた記念
「500色鉛筆の一本一本に想いを馳せる」というテーマでスタートしました
一つの投稿につき1本分テーマとして書き、番号順で進めていきます
ただし、初めての取組の散文書きなので、乱筆乱文が多めです
ご了承くださいまし

今までの乱筆をまとめて追う形は下のハッシュタグからどうぞ
#500色鉛筆の乱筆
富士山の麓、都市部から離れた森にキャンプ場はある
車を所定の位置に停めて、管理棟に挨拶に行く
「ご予約の⚪︎⚪︎様ですね、こちらにご記入をお願いします」

「バンガローはこちらとなります」
案内されたバンガローは、丸太を互いに組み合わさったログハウスである
電気系統や水道設備が整ったコテージと比べると、何も家具が無い分簡素な造りだ
しかし、テント泊で夜露に濡れる経験をしてしまったら、屋根のありがたみがあるバンガローの方がいい

朝目覚めると、まず木々の深い香りが鼻を揺らす
ここは家じゃないんだなぁ
薄目を開けると木漏れ日は顔を照らしていた
ぐーっと背を伸ばす
愛おしい森だな
#500色鉛筆の乱筆
November 18, 2025 at 1:09 PM
夏休みは避暑地として北海道の別荘へ行く
仕事が外資系のため、夏休みは丸っと1ヶ月だ
ただ、往来の時間を差し引くと凡そ3週間生活することになる
そのため、生活用品も多めに車のトランクに詰め込む

今年は去年の反省点を踏まえて、春秋用の毛布を持参した
去年は薄手のタオルケット生地だけの掛け布団で、北海道の別荘では些か寒い日があった
なので、板状の綿が挟み込まれているキルト生地の布団が生きてくる

首都高から大洗まで走り、フェリーに乗り換える
一晩寝ていれば、昼過ぎには苫小牧まで車ごと移動するという寸法だ
部屋に入ると、のびのびゴロゴロ、くつろぐ
今年の夏はどうなるだろうか
#500色鉛筆の乱筆
November 18, 2025 at 12:42 PM
プランテーションシャッター
ドラマで刑事が指で隙間からこじ開けて外を覗き見る、あのブラインドよりもお高級な家具である
角度を変えられる木の板を、部屋の内側から窓枠に向かって、平行に打ち付けてある
日本では「角度を変える鎧戸」という言葉が近いかもしれない

ある時は光を漏らさぬようと閉じて、防犯用にしたり
またある時は微風を室内に取り込むとて、隙間を開ける
そして、インテリアとして木の温もりを全面に感じることができる利点がある

自室には、西陽を遮るように窓にプランテーションシャッターを備え付けてある
日が傾くと光の筋はスリットのように床を照らす
これが、贅沢な瞬間である
#500色鉛筆の乱筆
November 17, 2025 at 10:17 AM
お盆休みは数時間もかけて、車で叔父さんの家へ遊びに行くのが、我が家の恒例行事だった
叔父さんの家はかなりの田舎にあるものの、観光地にもなっていた
急峻な坂に千枚もある棚田
夏の晴れ渡った日本海と共に、青田が広がる原風景だ
おじさんは棚田の管理を任された一人
段差があり、曲がりくねった棚田は、今でも人力で稲を育てている

親と叔父さんは昔のよしみだからだろうか?
棚田に自由に入って遊んでいたものだ
子供の頃にとって、棚田という巨大なアスレチックに向かう一大冒険に繰り出していた
虫籠に網を持って、泥だらけの畦道を縫うように走る、石段をよじ登る、生き物をハントする
#500色鉛筆の乱筆
November 17, 2025 at 9:29 AM
完全無欠のロッキングチェア
大きな部屋の中央、縁側で景色を眺めてのロッキングチェアは浪漫の塊である

どっしりと座れる膝掛け椅子に、弧を描いた反り返った木の板が左右に2本づつ末付けられている
オイルステインで渋く磨かれているので、白木よりも重厚感が増している
更にニスでコーティングもされてるのでてかてかだ

ふかふかのクッションを敷く
体重をロッキングチェアにかけると、後ろに逸らしながら身体がすっぽりと嵌った
前に後にゆらゆらと身体全体を揺さぶられる様は、母に抱かれてあやされた心地である
周期的に繰り返す木が軋む音も相まって、優雅に贅沢に、極上の時間の使い方である
#500色鉛筆の乱筆
November 16, 2025 at 3:37 AM
ブロッコリー
まず、ブロッコリーは未熟な花の蕾を食べている
自家製のブロッコリーだと、収穫時期がやや逃しがちで、
実家のブロッコリーは、緑のモサモサから黄色い蕾がちょこちょこ目立っていたものだ
花芽以外の部分は表面の皮が硬いだけ
茹でた後皮を剥ぐと、黄緑色のホクホクした茎が美味しく頂ける

また、栄養バランスが素晴らしい
ビタミンB群、C、葉酸、βカロテン、食物繊維などなど、豊富に含まれる
プロテインと一緒に食べるプロのボディビルダーも多い
おすすめはレンジで加熱したブロッコリーに、ゆで卵2つと一杯のオリーブオイル
このブロッコリーサラダが一番栄養価面でも最強だ
#500色鉛筆の乱筆
November 14, 2025 at 11:59 AM
「一番古い記憶を思い出そう」
心理学のカリキュラムの中に記憶の分野の授業があった
その中の課題に混ざってあった難題

そうは言ってもなぁ
大学生となってからでも、腕を組んでうんうんと唸る
こくりこくりと眠りに入っていた

気がつくと実家の天井を眺めていた
そこにはメリーゴーランドが吊り下げられている
ベビーベッドの中だろうか
おくるみに包まれて身動きが取りづらくて不機嫌になっていた

ベットの横、亡くなった祖母が笑いかけながら抱き上げる
「ねんねこしゃっしゃりませ」
やや音痴が癖になる祖母の子守唄だ
そうだ、これは

はたと目が覚めた
これだ!
課題に向かって筆が進んだ
#500色鉛筆の乱筆
November 14, 2025 at 11:08 AM
中南米のメキシコでは11月の頭に「死者の日」と呼ばれる風習がある
一言で言えば、メキシコ版お盆
先祖や死者の魂が現世へと帰ってくる
迎え入れる生者は華やかな祭壇や墓を飾りつけ、死者との交流を楽しむ
特に飾りのマリーゴールドの生花は死者の国と現世との橋渡し役
ビビット色に彩飾された頭蓋骨と共に、マリーゴールドは死者の日の象徴となっている

明日はきっと!
とマリーゴールドを摘むのは、未亡人
一年に一度あの世から旦那が帰ってくる
オフレンダの設営に気合が入る
笑顔の旦那の写真をデコった額を入れる
タコスは愛妻料理としてよく好んで食べてくれたと懐かしむ
傍らに来てくれるように
#500色鉛筆の乱筆
November 12, 2025 at 10:26 AM
パパの仕事は木工職人
大きなテーブルから、小さなスプーンまで、すべて木から作る天才だ
ママの仕事はハーブ栽培
いい匂いのラベンダーから、お薬のセージまで、沢山のハーブを育てる天才だ

そんな2人から生まれたのが僕
「里山育ちのわんぱくお坊ちゃん」って呼ばれていた
特に、日曜日になると、パパとママが作ってくれたお料理を思い出す

パパがオイルを使って磨いた木製のお皿に
ママが育てたハーブが添えられたスクランブルエッグ

これでお腹がパンパン
元気100倍になって町の教会に行く

「スクランブルエッグは僕の思い出の中で一番幸せな思い出です」
と原稿書いて、大きな花丸を貰った
#500色鉛筆の乱筆
November 12, 2025 at 9:05 AM
小さい頃、庭と縁側がダンスホールだった
沓脱石という庭から縁側に上がる為の平べったい石が、小ぢんまりしてる身体には丁度良いフロアになっていた
そして、庭に出る為のつっかけは日に晒されてるのもあってかオンボロ
ある日つっかけ履いたある角度でキックをすると、パカパカと鳴ると気付いた
晴れていれば毎日パカパカと鳴らして踊っていた

ある日、沓脱石のダンスホールで景気良くパカパカと鳴らした
すると、ずるっと右足がずれた感触がした
つっかけをみてみると、外れかけたつっかけのソールが完全に裂けたのであった
いくら蹴り出してもパカパカと鳴らない
楽しかった遊びが急に終わりを迎えた
#500色鉛筆の乱筆
November 12, 2025 at 8:41 AM
ここはとある寺院
蝋燭を灯して瞑想を行うという
確かに、目の前に直径5cmもある太い蝋燭がある
住職が火を灯すと照明を落とした
蝋燭は明明と炎が灯っている

何も考えずに蝋燭を観察してみる
まず、蝋燭は熱で溶けて、芯に吸われる
次に芯を伝って気化した蝋は発火点に達する
そして、芯から少し離れた空間で燃え始める
煤がぶつかり合う為に炎は明るい
空気の対流が起きるためか、炎は不規則に左右に揺れる
これが俗にいう癒しの効果がある「1/fの揺らぎ」だろう

確かに炎の揺めきは自然と畏敬の念が籠る
ゆっくり息を吐きながら吸う
深い深い安寧が心を波打っている
しじまが体を包んでいた
#500色鉛筆の乱筆
November 11, 2025 at 2:41 AM
ここは、某高級ホテル
とあるグローバル企業との交渉の為、ホテルに連泊をして仮の住処としている
時々、ホテルの客室清掃員が部屋を整えにくる

今日もクタクタになってホテルの部屋に帰ってくる
部屋を開けると、洗い立ての洗濯物の匂いが漂ってくる
どうやらベットメイキングをしてくれたようだ

部屋の中央のベットには洗い立てのリネンが目立つ
汚れやシミが一つもなく純白なのは勿論のこと、
ぴしっと皺が伸びて真っ直ぐに敷いてある
今朝方の寝て起きたぐちゃぐちゃのままのベットとは大きな違いだ

面倒な掃除も費用に込み込みなので雑用はさておき、自宅にいる時よりも快適に過ごせているのだった
#500色鉛筆の乱筆
November 10, 2025 at 1:18 PM
京都の龍安寺は国宝の石庭が造園されている
その脇につくばいと呼ばれる、茶室に入る時に手を洗う石鉢がある
四角い水を貯める周りには
「五・隹・疋・矢」漢字が刻まれている
四角を部首としての口と見做せば
「吾唯足知」
書き下せば「われ、ただ足るを知る」という言葉になる

満ち足りていることを知れば、幸せであり
足りないことを知らずにいれば、いつまでも不幸せである
という禅の心境が込められてる

今日、ミニマリストという人たちがいる
物が多ければ豊かなのか?と物質主義に一石を投じる彼らの生き方は、厳選された数少ない物のみで暮らしている
まるで「吾唯足知」を体現するかのようだ
#500色鉛筆の乱筆
November 10, 2025 at 8:35 AM
初夏に入る前に、海水浴場にプレハブの海の家を建てるのがこの海辺の地区の恒例行事である

昔は浜辺には何もなく無法地帯と化していた
その為、都道府県の土地管理と地元の漁業組合の利害が一致して、海の家が建てられる要因となる

ライフセーバーが常駐している為、治安も良くなり
海の家には更衣室や休憩所が設けられているので、安心して泳げる海水浴場となっている

地元民よし、海水浴客よし、行政よし
三方よしの得策であった

今日は台風が遥か彼方で渦巻いているか、波が高い
ライフセーバーは一段と目を凝らしている
ヤドカリや蟹が海の家の柱をよじ登っているのをみて、嵐の前を予感した
#500色鉛筆の乱筆
November 6, 2025 at 1:03 PM
我が家秘伝のキャロットケーキは、子供の頃から作っていたので、手を動かしていると自然と再現できてしまう

まずはにんじんをシリシリとおろし器で擦ることが手伝いだった

その間はママは材料を計っている
「予め計っておくと、落ち着いて調理ができるのよ」
特にジンジャー、シナモン、ナツメグを調合してる様を思い出す
後に、ここが美味しさの秘密だからと、ママはこっそりとメモを渡してくれた

卵を割入れ、何回か粉を分けながら材料を混ぜ込む
さっくりとヘラを返しながら混ぜる様は
何回もやってたから体が覚えてる

オーブンからスパイスの香りが立ち込めてくると、子供心がフラッシュバックする
#500色鉛筆の乱筆
November 6, 2025 at 5:19 AM
ジンジャーケーキ
それは、蜜糖のねっとりとした甘さと
ピリリと辛い生姜汁が冬場にもってこいの大人のケーキである
これを食べると初めて食べた時の衝撃を思い出す

その日はママがお菓子作りをしてたんだ
子供の頃の僕はキッチンの天板に届かないかぐらい小さい
僕の視線からだと何をやってるのかわからないんだ
ママが生地を型に流し込んで、オーブンでせっせと焼いているのを見てた

一時間経った頃かな
オーブンが甘ったるい香りがしたんだ
ちょこっと焼きたての生地を千切って食べたんだ
そうしたら、生姜が辛くて辛くて鼻に抜けて痛い
ママにバレて大騒ぎだったよ
それから、忘れられない味さ
#500色鉛筆の乱筆
November 6, 2025 at 4:44 AM
11月の秋空は澄みきっている
とある集落の奥、幽谷にその寺は存在する
一歩一歩踏みしめながら山門を潜る
阿吽の金剛力士像が通過する自分に向けて睨みを利かせていた
道中は左右に杉の古木が連なる
木の葉の掠れた音が聞こえる中
石畳に沿って目線を上に上げると、
真正面に苔むした柿葺の屋根を持つ本堂が相対する

柿葺とは丸太を薄く割って木の板を作り、交互に重ねて竹の串で打ち付けて屋根を造る技法である
柿葺の屋根は重厚感がある木肌色をしていた

更に本堂の扉の向こうを眺める
すると半開きの薬師如来像と目が合った
明け透けに、平穏無事な日々を感じるのではいか?と問われたようだ
#500色鉛筆の乱筆
November 5, 2025 at 10:46 AM
パスタのソース?
松の実と、粉チーズと、オリーブオイル
これらをすり潰したベースに、様々なハーブを混ぜ込んだものが使いやすいかな
今回は摘みたてほやほやのバジルにしよう

バジルは空気に触れると色がくすむ性質を持つ
香りをとるならば、そのままで
色味をとるならば、軽く湯通しをしてかは使うと良き
保存は冷蔵庫で1週間ね

パスタは表示時間から30秒引くとアルデンテ気味になるかな
茹でたパスタをそのままお皿に乗せて、保存したバジルソースをかけるだけ
緑色の鮮やかなソースとバジルの香りが立つので、それなりな見栄えになるから調理が楽だし

バジルソースはパンに塗っても美味しいよ
#500色鉛筆の乱筆
November 5, 2025 at 8:52 AM
雑誌にも掲載される我が家の庭の芝生
毎日の日課は、芝生への水やりと、芝生の間に生える雑草の草毟りである
土日になれば、芝刈り機をうなりを上げて縦横無尽に芝を同じ高さに切り揃える

青い芝生だけだろ?と思いのそこのあなた!
四季が感じれるんですよ

春先は
芝生の目覚めの時期
枯れ草を掻き出すサッチング
大地に空気を届けるためのエアレーション
ぐんと伸びるようにお膳立てをする時期
夏場には
水やりと芝刈り、肥料を施して
青い絨毯に転げ回る季節
秋に入れば
来年の為の休眠前の肥やしと短かく芝を切り込み
冬になると
休眠に入る茶色い芝を優しく見守る日々

なんと愛おしいことか
#500色鉛筆の乱筆
November 5, 2025 at 8:33 AM
とあるOLの就寝30分前のナイトルーティーン
長風呂のお風呂上がりから始まる
ドライヤーで髪の毛を乾かしながら、アロマディフューザーをスイッチオン
sleepingというラベンダーベースのフローラルな香りがするオイルだ
やや照明を落として暖色系の色味にする
iPhoneは電源を落として充電に入る
仕事のモヤモヤは明日まで置いておこう
「アレクサ、ヒーリング流してー」
倍音の波長が含まれる癒しの音楽を流す
そのあとは、ヨガを10分ほど行う
ピシッと伸ばしたシーツと、ふかふかの布団
子供の時からのお供のテディベアも添えている
布団にダイブを決めて、さあ、寝よう
おやすみなさい
#500色鉛筆の乱筆
November 5, 2025 at 7:53 AM
カリブ海沿岸のとある会員制ビーチでのひと時

椰子と椰子の間にハンモックが掛かっていた
がたいのいい俺でも乗れるのか?
いざ、尋常に勝負
体重をかけ、ぎしっとしなった
身を委ねたハンモックは左右に揺れて、やや怖い
しかし慣れてくれば、ゆさゆさと眠りに誘われる

ビーチからは潮騒のリズムが周期的に流れる
さらに、パラソルの下でスティールパンがパイレーツな曲を演奏している
曲は勇ましいものの、スティールパンの音色が心地よく澄んでいて、子守唄にもってこい

筋肉質のおっさんが、見た目を憚らずに寝落ちをした
起きたら自ら垂らした涎でベタベタになっている
ハンモック、恐るべし
#500色鉛筆の乱筆
November 3, 2025 at 2:45 PM
亜熱帯から熱帯にかけて、
満遍なく分布するハイビスカス
カラフルな色相に沿うように、様々な想いを重ねる花でもある

ヒンディー教の象の頭をしてる神ガネーシャは紅のハイビスカス花を愛でる
ガネーシャの像にハイビスカスを捧げられる

また、ハワイの花輪の首飾りレイ、にも用いられる
こちらは相手の歓迎の意を示してかけられる

一方で、沖縄の一部地域の風習
死後は現世と同じ生活をする故人を想い、幸せを願ってハイビスカスを墓に植えられるという

このように、ハイビスカスは各地に愛されている
ハイビスカスの開花は1日限りではあるが、天真爛漫に咲く様に人は思いを馳せるのである
#500色鉛筆の乱筆
November 3, 2025 at 10:17 AM
磯遊び
それは、岩礁が引き潮によって現れる水溜まりで遊ぶレジャーである
自然と生き物が間近で戯れる一方で
高波や、岩での裂傷、棘や毒の持つ生き物の威嚇など危険も伴う

事前に調べたらこんな事が書かれていた
身構えるじゃないか
不安にふつふつしながら事前準備をして磯遊びに臨む
グローブやマリンシューズを履いた
手足も長袖で完全防備である

磯遊びは慣れてないと確かに険しかった
滑りやすい足場と剥き出しの磯に腰が引けながら向かう
水面に目を凝らすとのそのそとヒトデが動いていた
黒いヒトデの中、突然変異したのか真っ赤な人でも混じっている
ぷにぷに触ったら意外と固かった
#500色鉛筆の乱筆
November 2, 2025 at 7:16 AM
フラミンゴの羽根の色は後から色がついているとご存じだろうか?
現に卵から産まれた雛のフラミンゴは、ぱやぱやな真っ白な羽根の色である
フラミンゴの親は、生息している湖にいる、藻や海老から赤の色素を得て、羽根を赤く染めているのだ
雛は親からフラミンゴミルクを与えられて赤くなっていく

余談だが、藻や甲殻類が沢山食べれて健康でもあるので、真っ赤なフラミンゴほどよくモテる証左でもある

日本の動物園でこんなひと騒動があった
なんと、飼育しているフラミンゴが真っ白になってしまったのだ
これは、ドッグフードを餌にしていた為起こった
赤い色素が入った専用の餌にして事なきを得たという
#500色鉛筆の乱筆
November 2, 2025 at 12:40 AM
北国は凍てつく世界である
そして雪に閉ざされる世界でもある
故に、雪国の人は春が待ち遠しい
また、夏の暑く開放的な雰囲気が好まれる
秋になれば、閉鎖前の準備に入り、極寒の冬はじっと堪える
この四季のサイクルを繰り返すうちに、南国に憧れを抱く北国の人が多い

ここで、北国の人が常春の国に行ったとしよう
ゆっくりと吹き抜けて頬を擽る、温かなビーチの風にまず驚く
地元の風は針を刺すような冷風なので、霜焼けぎみの頬を隠すのは当たり前
ここまで柔らかな風は限られた夏の間だけなのだから、毎日吹き抜けて欲しいと願うだろう

ゆえに、北国から離れて、南国の移民が増えていたという
#500色鉛筆の乱筆
November 1, 2025 at 11:29 PM