君塚
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kimitsuka.bsky.social
君塚
@kimitsuka.bsky.social
本の感想など。ミステリ・ホラー・SF中心に雑多。たまに映画の話、ゲームの話、飯の話。
「BOXBOXBOXBOX」坂本湾 #読了
箱は可能性の話をする上でこれ以上ないモチーフだと思うし、深い霧は自己と世界の境界の話をする上で適したイメージだと思う。それを使って自由について語ることもできるのかもしれないけれど、それとは真逆に不自由の話になっているのがひねくれていて良い。宅配所の仕分けという現代の労働の現場を舞台に、労働者の鬱屈した内面が多面的に描かれている。精神と肉体が共鳴するような理想的な労働なんてこの世にどれだけ存在するのかとも思うわけで、程度の差こそあれほとんどの労働者なんてこんなものなのかもしれない。
BOXBOXBOXBOX :坂本 湾|河出書房新社
BOXBOXBOXBOX 宅配所に流れる箱を仕分ける安(あん)。ある箱の中身を見た瞬間から次々に箱が消えていって――顔なき作業員たちの倦怠と衝動を描くベルトコンベア・サスペンス。第62回文藝賞受賞。
www.kawade.co.jp
February 3, 2026 at 5:13 AM
「双頭の悪魔」有栖川有栖 #読了
登場人物一覧と目次だけでカロリーがとんでもない。黄昏の楽園におけるフーダニット、そしてホワイダニット。相応の分量だけれどここまでされたら文句がないよなぁ。気の利いたパズルを積み重ねて、最後にたどり着く真相。非日常の舞台と非現実の事件にあくまでも論理を突きつける解決編が堪らない。こんなもん読み続けてたら舌が肥えてしまう。
双頭の悪魔 - 有栖川有栖|東京創元社
双頭の悪魔 四国山中に孤立する芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。英都大学推理研の一行は大雨のなか村への潜入を図るが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された江神・マリアと、望月・織田・アリス――双方が殺人事件に巻き込まれ、各各の真相究明が始まる。
www.tsogen.co.jp
February 2, 2026 at 12:47 PM
結局ブルスカのファイナンス・マネタイズってどうなってるんだっけ。以前は有料プランとかクエリエイター収益化の話とか散発的にあったような気がするけれど、最近聞かなくなったような。
January 29, 2026 at 10:59 PM
「しあわせの理由」グレッグ・イーガン #読了
現実とは少し異なった近未来で、変質する身体と精神が描かれる人生と幸福の短編集。表現が正しいかわからないけれど、身体性がえげつない。生き方も内面も結局物質的な身体に規定されるというドライな世界観が、多様な設定で緻密に描かれている。前半のいくつかの短編は特にその傾向があからさまで、個人の(または集団の)狂気を背景として構築される、生々しい人間の物語はグロテスクとまで感じる。一方で、肉体的な制約からの解放が精神の自由に繋がる可能性は一種の救いかもしれなくて、表題作や「ボーダー・ガード」なども印象的だった。あとは「移相夢」もアイデアが面白かったなぁ。
しあわせの理由
12歳の誕生日をすぎてまもなく、ぼくはいつもしあわせな気分でいるようになった…脳内の化学物質によって感情を左右されてしまうことの意味を探る表題作をはじめ、仮想ボールを使って量子サッカーに興ずる人々と未…
www.hayakawa-online.co.jp
January 29, 2026 at 10:47 AM
長崎駅の新幹線ホームがわかりにくいっていうピンポイントな夢を見た。(行ったことない。)
January 27, 2026 at 11:45 PM
シュラスコ食べに行ってくる。会食にシュラスコ食べ放題はやんちゃすぎないか?
January 27, 2026 at 8:37 AM
ブルスカくん、期待してるのはそこじゃないんだけどっていう細かいアップデートがちょっとずつ入ってきている感ある。
January 25, 2026 at 10:19 PM
これやってる。ビジュアルと雰囲気がとても良い。
January 24, 2026 at 1:30 AM
イン・ザ・メガチャーチ、人によって感想が全然違うのがまた面白い。そこから何を読み取るのかという世界観に読者が巻き込まれる作りがちょっと出来すぎてる。
January 22, 2026 at 12:57 PM
「イン・ザ・メガチャーチ」朝井リョウ #読了
ゆっくり読もうという気持ちはあったのだけれど止まらなかった。ちょっと切れすぎてる。物語と視野という主題は現代を描く上で芯を食ってると思うし、それを人生と価値の文脈まで広げて書き込まれる個人のストーリーは真に迫っている。ある年代・ある属性の人間の内面を生々しく描く人はいるものの、これだけ幅広く描き出せる作家は希少だよなぁと。三者三様の苦しさがあって、幸福がある。需要側だけでなく供給側まで包含する建付けは広がりがあり、アイロニックに各編が交錯する構成はめちゃくちゃ面白い。そして物語というテーマだからこそ、読み終わって考えてしまう。何を読んだんだろう。
『イン・ザ・メガチャーチ』朝井リョウ|日本経済新聞出版
作家生活15周年記念作品! 沈みゆく列島で、沸騰する“界隈”――事実と解釈、連帯と暴走、成長と信仰、幸福と中毒、人生と孤独――呑むか、呑まれるか。
info.nikkeibp.co.jp
January 22, 2026 at 12:28 PM
「もつれ星は最果ての夢を見る」市川憂人 #読了
宇宙開拓とAIという伝統的なセットアップで惨劇が始まる、宇宙を駆け巡る壮大なSFミステリ。なんだかハードSFだ…。プロローグから気合いが入っていて良い。中弛みしない展開、キャラの立った登場人物、スケールの大きな仕掛け、と全く退屈せずに一気に読めた。口の悪いAIなんて全人類好きだからね。構想とギミックは面白いと思いつつ、ミステリとしてはもうちょっとフリが効いてたほうが好みかも。
もつれ星は最果ての夢を見る | 市川 憂人著 | 書籍 | PHP研究所
宇宙開発コンペの出場者として、人類居住圏から十光年離れた星に降り立った零司とAIのディセンバーは、参加者の死体を見つけ……。
www.php.co.jp
January 20, 2026 at 12:59 PM
「無貌の神」恒川光太郎 #読了
とても良い。シンプルながらも惹きつけられる世界観で描かれる、自由と人生の短編集。各編に印象的な囲いの内側と外側のイメージがありつつ、彼らが外を目指して模索し、それぞれのラストに繋がるストーリーが面白い。自由に対して風のイメージはありきたりではあるのだろうけれど、本作では心地よく印象的なものだった。「死神と旅する女」「カイムルとラートリー」あたりがスケールの大きさもあって特に好き。これからさらに変わっていくのでしょう。
無貌の神
文庫「無貌の神」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。すべてのジャンルを凌駕する、恒川光太郎流・暗黒童話全六編!
www.kadokawa.co.jp
January 18, 2026 at 7:31 AM
今日も暖かいのか。
January 16, 2026 at 9:02 PM
「拷問依存症」櫛木理宇 #読了
ある意味では間違いなく心を揺さぶるような小説ではあるんだと思う。精神に余裕のある時しか読めない、依存症シリーズ最新刊。外形的にも精神的にもグロテスクな描写が敷き詰められていて、胸糞の悪さとやりきれなさに苛まれ続けるような読書だった。温度のない地獄のイメージが嫌すぎる。偏在する悪と相互理解の限界を描く世界観は絶望的で、ダークヒーローものというには爽快感が全く見合っておらず、ただただ暗澹たる思いに沈まされる。作家は何を考えてこんなものを書いてるんだろうとたまに思う。
『拷問依存症』櫛木理宇 | 幻冬舎
廃墟と化したラブホテルで、男性と思しき全裸の遺体が発見される。所持品はなく、指は切断され、歯も抜かれ、身元の特定は難航。検死の結果、全て被害者が生存中の所業だった。あまりの惨忍さに「せめて怨恨であってくれ」と願いながら捜査に当たる高比良巡査部長らだったが、再び酷似した事件が発生する。これは復讐か、または連続快楽殺人か。
www.gentosha.co.jp
January 16, 2026 at 5:48 AM
gogh試しに入れて作業したらわりと捗った。結構好きかもしれない。できることが極端に少ないからこそ成立してるっていうのが面白い。
January 14, 2026 at 12:54 PM
「探偵小石は恋しない」森バジル #読了
だいぶ面白かった。これは良いライトミステリ。厳密性も必然性も知るかつって、遊び心と小癪さを振りまきながら、書きたいこと書いてる割り切りっぷりが気持ちいい。現実にそんなこと起こり得ないだろっていうミステリにありがちなツッコミに対して、恋愛って多様な形があるからねって現代的な価値観で返すのあまりに小癪すぎる。わりと新し目のミステリ作品の名前がたくさん出てくるのも楽しかった。ゲートウェイミステリのチョイスについては諸説ありそう。
探偵小石は恋しない | 書籍 | 小学館
小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。だが実際は9割9分が不倫や浮気の調査依頼で、推理案件の依頼は一向…
www.shogakukan.co.jp
January 14, 2026 at 1:08 AM
「BUTTER」柚木麻子 #読了
何万回も同じ感想が述べられてそうだけど、本当にバターみたいな小説だと思った。五感に訴える修飾がリッチに絡み合う文章は鮮やかで生々しいイメージを想起し、あの事件をモチーフとし世界の息苦しさを主題とするストーリーは最後までどこに終着するかわからず、カロリーの高い読書だった。当然のことながら料理の描写、食事の描写に特に力が入っており、読んでいると油分を取りたくなってきて危ない。ざらざらしたものを溶かし込んだ料理の感想は人によって変わるんだろう。
『BUTTER』 柚木麻子 | 新潮社
男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ――。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳に
www.shinchosha.co.jp
January 10, 2026 at 5:23 AM
塩で食べる焼き椎茸が甘い。幸福度上がってる。
January 9, 2026 at 10:58 AM
「夜市」恒川光太郎 #読了
直木賞候補にもなった表題作を含む中編2編。とても良かった。静かな異界のイメージは幻想的で、そこに関わることになった彼らの出会いと別れのストーリーは胸を打つ。恐ろしくも惹きつけられるその世界との関係も、人と人との関係も、必ずしも永遠のものではなくて交差して分かれるからこそ、それぞれの人生の一時を切り取った物語に魅力がある。もう一編の「風の古道」も良いものだった。
夜市
文庫「夜市」のあらすじ、最新情報をKADOKAWA公式サイトより。怖さだけでなく、哀しみをたたえた傑作。第12回日本ホラー小説大賞受賞作
www.kadokawa.co.jp
January 7, 2026 at 1:37 PM
本日の宿は浅草。
January 6, 2026 at 12:33 PM
新幹線だいぶ乱れてて駅にテレビ局も来てた。
January 6, 2026 at 3:24 AM
Type Help、最終盤はちょっと調べてしまったけど終わった…。こんなんわかんねーよバーカバーカつって投げたのに、翌日には起動してしまう呪いのようなゲームだった。
January 5, 2026 at 4:58 PM
働こう。
January 5, 2026 at 1:03 AM
Type Helpで正月休みが溶けていくんだけれど、これゲームの種類が違うだけであの頃のホームランダービーとやってること変わらないのでは?
January 4, 2026 at 12:23 PM
見えないリプライが残るのもJulieなんかな。いいねはまだいいとしても、こっちはまぁまぁ気持ち悪い。
January 4, 2026 at 3:57 AM