斜陽|会社員ライター
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斜陽|会社員ライター
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会社員書評家。ナナシスが推し。
noteに各種テキストを置いています。
https://note.com/sn11881188
#村田沙耶香 著『世界99』(上)(下)の感想。世の中で変わるもの、変わらないものを女性の生涯を通じて描く。
【書評】変わるもの、変わらないもの――『世界99』|斜陽|会社員ライター @kaishain0526 #note #世界99 #世界99よんでみた #書評
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【書評】変わるもの、変わらないもの――『世界99』|斜陽|会社員ライター
村田沙耶香の作品には、世界の相貌を根底から覆す強いパワーを感じる。それは、打撃や武力による破壊ではなく、ウイルスのように内側から宿主を侵食していくタイプの破壊だ。作品に触れるたびに、私たちが信じている社会通念がじわじわと崩れていく。  故人の肉を食らうのが葬送の作法となった世界。人工授精による出産が多数を占める世界。子どもを10人産めば、合法的に人を1人殺めてよい世界……など、さまざまな世界をめ...
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March 24, 2025 at 12:43 PM
アニメ映画『メイクアガール』の感想を書きました。個人的に、本作を読み解くポイントは「犠牲」にあると思います。
【アニメ】究極のトレードオフ――『メイクアガール』|斜陽|会社員ライター @kaishain0526 #note #アニメ感想文 #メイクアガール
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【アニメ】究極のトレードオフ――『メイクアガール』|斜陽|会社員ライター
何かを手に入れるには、犠牲はつきものだから――。  これは本作の劇中で語られた、とある人物の言葉である。そしてそれは、物語の基礎として本作全体を支えている価値観でもある。  映画『メイクアガール』は、個人制作の3Dショートアニメやアーティストのミュージックビデオ、企業プロモーションムービーなど、さまざまな作品を輩出してきた安田現象氏が手掛けた、オリジナル長編アニメーション作品である。全編フル3...
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March 23, 2025 at 4:01 AM
NI+CORAの「Crescendo」について、考えたことを綴りました。
【ナナシス】「いま、ここ」を生きる切なさ――NI+CORA「Crescendo」|斜陽|会社員ライター @kaishain0526 #t7s #ナナシス note.com/sn11881188/n...
【ナナシス】「いま、ここ」を生きる切なさ――NI+CORA「Crescendo」|斜陽|会社員ライター
昨年の6月に開催された「Tokyo 7th Sisters VISUALIVE NANASUTA MINI LIVE starring NI+CORA」(ビジュアライブ)では、NI+CORAの待望の新曲が披露された。しかも2曲。「Give me time!」と「Crescendo」(クレッシェンド)である。  「Give me time!」は少女の忙しない日常をポップな曲調で描いた楽曲...
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January 26, 2025 at 11:10 AM
#文学フリマ東京 に行ってきました。購入品はこれからじっくり読ませていただきます!
#文学フリマ39 #文学フリマで買った本
December 1, 2024 at 11:01 AM
先月に公開された劇場アニメ『ふれる。』この作品は、「言葉」と「視覚」を通した、コミュニケーションの普遍的論理について描いた作品でした。
【アニメ】コミュニケーションの普遍的論理――『ふれる。』 @kaishain0526.bsky.social #note #アニメ感想文 #アニメ #ふれるnote.com/sn11881188/n...
【アニメ】コミュニケーションの普遍的論理――『ふれる。』|斜陽|会社員ライター
10月に劇場公開された『ふれる。』は、他者理解に向けたコミュニケーションの本質を描いた作品だ。  他者の心情を理解するために必要なものは何か。一つは「言葉」である。内に秘めている気持ちを会話を通じて引き出すことで、相手が抱えている内面の理解につながる。  ただし、ヒトは本音と建前を使い分ける生き物だから、その言葉が本心でない可能性もある。むしろ、大人であればあるほど、本音をひた隠しにする場面に...
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November 30, 2024 at 10:32 AM
東京はヒトを「何者」にもしない。そもそも、ヒトは「何者」にもなれない。そんな前向きな諦めこそ、幸福への第一歩であると本作を読んで思いました。 #note #書評 #読書 #麻布競馬場
【書評】人は「何者」にもなれない――『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』
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【書評】人は「何者」にもなれない――『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』|斜陽|会社員ライター
東京都港区芝公園4丁目――。  正式名称が「日本電波塔」である東京タワーは、電波塔としての役割を東京スカイツリーに譲ってからも、今なお東京のランドマークとして芝公園のほど近くに屹立している。  1945年の敗戦から高度成長期を経て、世界有数の経済大国となった日本。58年に完成した東京タワーは、そんな技術的進歩と経済成長を実現するためのプロジェクトとして始動した経緯がある。そういう意味でも、東京...
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November 24, 2024 at 6:14 AM
『新自由主義からの脱出: グローバル化のなかの新自由主義VS.新福祉国家』の感想

小泉政権以来の新自由主的構造改革は、激しい市場競争の論理と貧富の格差をもたらした。著者は新自由主義=むきだしの資本主義に対抗するために、新福祉国家の定着を提唱する。10年以上前の著書だが、新自由主義の呪縛に雁字搦めにされた現代社会を考えるうえで、今なお重要な示唆に富んでいる。

#ブクログ booklog.jp/users/sn5718...
斜陽さんの感想・レビュー
斜陽さんの二宮厚美『新自由主義からの脱出: グローバル化のなかの新自由主義VS.新福祉国家』についてのレビュー:...
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October 3, 2024 at 9:02 AM
『57歳で婚活したらすごかった (新潮新書)』の感想

職業ライターによる婚活体験記。お互いの欲望が見え隠れする中、繰り広げられる「恋愛」の駆け引きを、臨場感たっぷりにレポートしている。失敗体験を赤裸々に語るところも良い。

#ブクログ booklog.jp/users/sn5718...
斜陽さんの感想・レビュー
斜陽さんの石神賢介『57歳で婚活したらすごかった (新潮新書)』についてのレビュー:職業ライターによる婚活体験記...
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September 26, 2024 at 1:49 PM
『箱男 (新潮文庫)』の感想

安部公房不朽の名作。「箱」という匿名性の塊を通じて街中を彷徨う箱男の姿は、「SNS」という匿名のツールで社会と接する現代人と重なる。

#ブクログ booklog.jp/users/sn5718...
斜陽さんの感想・レビュー
斜陽さんの安部公房『箱男 (新潮文庫)』についてのレビュー:安部公房不朽の名作。「箱」という匿名性の塊を通じて...
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September 26, 2024 at 1:43 PM
『逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知』の感想

企業経営の本質は近過去の歴史に学べ――。過去の新聞、ビジネス誌を読み解けば、経営の本質を見抜くセンスと大局観が磨かれると著者は言う。過去のトレンドやバズワードの"その後"を追うことで、経営者の眼を曇らせる幾多の罠を回避することができる。

#ブクログ booklog.jp/users/sn5718...
斜陽さんの感想・レビュー
斜陽さんの楠木建『逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知』についてのレビュー:企業経営の本質は近過...
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September 26, 2024 at 1:35 AM
とりあえずアカウント開設&ナナシス関連の記事をアップしてみた。
September 24, 2024 at 5:42 AM
ナナシスの物語で顕著に描かれている「商業主義」という現実。その萌芽は"ハジマリ"の物語ですでに描写されていました。
【ナナシス】アイドルの夢、社会という現実――「ノッキン・オン・セブンス・ドア」|斜陽|会社員ライター #t7s #ナナシス 
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【ナナシス】アイドルの夢、社会という現実――「ノッキン・オン・セブンス・ドア」|斜陽|会社員ライター
ナナシスのエピソードには「社会の実相を描いている」という特徴がある。  ここで言う「社会」とは、すべてのモノやサービスが商品化する/してしまう「むきだしの資本主義」=「新自由主義的な資本主義社会」であり、そこに参加するプレイヤーも、自らの市場価値を高めるための闘いを強いられる「競争社会」のことだ。そしてそれは、私たちが生きている現代社会の本質でもある。  現在更新されている「EPISODE.2...
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September 24, 2024 at 5:39 AM
ナナシスの新章であるEPISODE.2053。そこで描かれているのはやはり、「現実」が持つ重力でした。
【ナナシス】「現実の重み」のなかで歩みを進めるには――「EPISODE 2053 Season1」 #t7s #ナナシス
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【ナナシス】「現実の重み」のなかで歩みを進めるには――「EPISODE 2053 Season1」|斜陽|会社員ライター
相変わらず、現実の"重さ"を感じる――。『EPISODE2053 Season1』を通して観ての印象である。  ここで言う「現実」とはつまるところ「大人の世界」のことで、お金を稼ぐことの優先順位が高く、収益の獲得と拡大を念頭に置いた行動が志向される。直接的な利益に結びつかない仕事には難色を示し、トップを目指す上では他人を蹴落とすことをいとわない……。すべて経済的な価値基準で判断される、そんな世界...
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September 24, 2024 at 5:32 AM