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日々雑感。読んだ本とかその他諸々。自分用のライフログ。
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U-4「糖尿病専門医がカイセツ!ドカ食いダイスキ!もちづきさん」電子版で読了。著者は生活習慣病の専門医だけどペンネームなので証明できないから盲信するなと書かれているけど、結局「ちゃんと健康診断受けろ」ってことなので良いと思う。内容は一般的な説明から始まり、健康診断の各指標の見方や意味、病態機序と、どんどん具体的な内容に話が進み、最後は実際の症例をアレンジして書かれた「もちづきさんの今後の展開予想」…漫画の展開予想ではなく病状の展開予想…で終わりという、なかなかな内容。とてもわかりやすくて良い。コロナの外出自粛で筋力が落ち在宅中心で間食が増え猛暑で外出せず…って、自分じゃん。いろいろやばい。
November 16, 2025 at 3:04 AM
ここのところ迷惑メールが多いんだけど、久しぶりにすごいのが来た。逮捕も起訴もされてないのに保釈金払えって。で、何がすごいってメール中にリンクが一切無くて、振込先の口座番号や口座名が普通に書いてある。こういうのってまずはクリックを誘うんじゃないの?太古の迷惑メールなの?2枚目はよく来る感じの迷惑メール。ちょっと面白い。
November 14, 2025 at 4:42 PM
あfろ「ゆるキャン△ 18巻」読了。長い連載の間に絵柄がだいぶ変わったけど、それは置いといて。旅に出るときに「無計画派」と「予定はきっちり立てる派」って出てきたけど、自分はどっちだろう?と考えたりしながら読んでた。下調べはかなりするけど細かい計画は立てずに行き当たりばったりっていうのが自分のパターンかなあ。調べるのは楽しいけど旅行先で時間に追われるのは嫌だなあって感じ。まあ、そういう自由な旅もしばらくしてないけど…。あと、行動が朝早すぎてどこも開いてないのを「私達が早すぎて時代が追いついてないってことだね」っていう綾ちゃんのセリフはとても好き。綾ちゃん、いいなあ〜。
November 14, 2025 at 2:59 PM
あれ?良く見たらアーカイブのページには「視聴期限 購入日時から21日間」と書いてある。購入完了メールには「購入日時: 2025/11/06 21:25:12」とあるので11/27のこの時間まで。でも同じ購入完了メールには「視聴期限: 2025年11月30日(日) 23:59 まで」とも書かれていて…どっちが正しいんだ?
November 13, 2025 at 12:45 PM
架空ストアでの通販にチラシが同封されてた劇団あひるなんちゃらのエキセントリックプラネットモデル、面白そうだったので配信チケットを購入して観劇。全公演のリアタイ&11/末まで何度でもアーカイブが見られるのでお得。これまでリアタイ1回+アーカイブ3回視聴済。小劇場演劇ってほとんど見たことがなくて最初はちょっと戸惑ったけど、あひるなのかよ!っていうのと、あひるが独白するのかよ!っていう衝撃がじわじわとくる。「私はサポートメンバーのギタリストにすぎないし…」ってセリフも好き。川の向こうは別の国、人は分断されるけど鳥は…という重い話ではない。そして毛色は違うけど高橋しん「花と奥たん」が頭に浮かんだり。
November 13, 2025 at 12:30 PM
数年前から神保町でほるぷ出版の名著初版復刻版が安く(300円とか500円とか)で手に入るようになっていて、何冊か購入している。なかにはアンカットで製本されたものもある(漱石の漾虚集とか眞山青果の平将門とか志賀直哉の大津順吉とか)。少しもったいない気もするけど、当時の読書を体験できる良い機会なので、ペーパーナイフで切り開きながら読んでいる。最初は読みながらページを切っていたんだけど、それだと思考が中断されちゃう。でも最初に全部切るのはなんか気分違うし。ということで、今は「今日はここまで読むぞ!」と決めてからそこまで一気に切ってる。これ、昔の人はどういうタイミングで切っていたんだろうね。気になる。
November 11, 2025 at 3:20 PM
手塚治虫「平原太平記」読了。時は幕末、荒れ地で盗賊の巣だった足伏が原をなんとか開拓しようとする話。殿様に反対され、同僚に馬鹿にされ、悪党に襲われ、地震や嵐で甚大な被害を受け、戊辰戦争の戦場になって焼かれ、明治になって工場は建ったが襲撃で爆破され…それでも諦めなかった話。死ぬまでかかっても開拓できないかも、でもいつか後を継いだものがやり遂げてくれる、というような台詞の後の最後のページの大コマが泣ける。なんか映画の「西部開拓史」を思い出したけど、「西部〜」は1962年、こっちの最初の本は1950年なんだね。戦後の復興の意気込みが見えるような力強さがすごい。そして本人によるあとがきも面白い。
November 11, 2025 at 2:26 PM
そういえば昨日の高浜虚子と正岡子規のポストを書く時、「ホトトギス」と打とうとしたら変換候補に「子規」と出てきたので不思議に思って調べたら、不如帰や時鳥だけじゃなくて子規もホトトギスと読むんだそうな。ホトトギスは口の中が赤いから「鳴いて血を吐く」と言われていて、正岡子規はそれと自分の病気を重ねて子規と名乗ったらしい。重いというか自虐ネタというか…なんかすごいな。
November 6, 2025 at 3:24 PM
長谷川渓石「江戸東京実見画録」の解題をパラパラと眺めていたら「大鳥圭介」という名前が出てきて、鳳啓介なら知ってるけど大鳥圭介って誰?と調べたら、五稜郭で敗戦濃厚になった時に「死のうと思えば、いつでも死ねる。今は降伏と洒落込もうではないか」と降伏、出獄後は学長などを歴任して政府の要人となった人だそうな。鳳啓介の芸名の由来らしい。ちなみに解題に出てきたのは「八人芸の寿鶴亭の孫娘が、大鳥圭介の妾になって出世した」という一文で、これまた意味がわからないので調べたら、八人芸っていうのは腹話術の元祖みたいな声色芸で寿鶴亭はその名人、要するに芸人さんの孫娘が政治家の妾になって出世したって…下世話な話。
November 6, 2025 at 3:06 PM
先日本屋で見かけてどうしても気になったので買ってきた秋本祐希「イラストで学ぶ 素粒子がわかる図鑑」を読み始めてる。すべての漢字にルビが振ってあるし絵もかわいくて一見児童書だけど(というか実際、地元の本屋では児童書の棚に置いてあった)、中身がすごい。クォークとレプトンの話から始まって、インフレーション理論やダークマター、超弦理論まで一通りざっくり解説した後、KEKやカミオカンデ、KAGRAなど実験装置の話までしてる。そしてどれもめちゃくちゃわかりやすい。大人が読んでも十分楽しめる入門書。以前買った「機械語がわかる図鑑」もそうだけど、年齢に関係なくわくわくできて理解も進む本ってすごく良い。大好き。
November 5, 2025 at 3:09 PM
神田古本まつりの玉英堂書店で買った高浜虚子「回想子規・漱石」の前半「子規居士と余」を通勤電車で読んだ。正直、正岡子規は漱石の友人で「柿食へば〜」の人、高浜虚子は漱石を小説世界に引っ張り込んだホトトギスの人、ぐらいの知識しかなかったけど、こういう人たちだったのか。若いスポーツマンの子規はイメージとは全然違うし、散々世話になり目をかけてもらっておきながら「私は学問をする気はない」と言い放った虚子にはすごく腹がたったし、子規晩年の「私がこう悪口ばかりを言っていても世人が我慢をしているのは病人だからである」と言った心情とか、もうなんか、すごいものを読んだという感じ。青空文庫でも読めるのでぜひ一読あれ。
November 5, 2025 at 1:09 PM
全集、少し古い版なら古書価もお手頃だし、置く場所さえあれば漱石全集、芥川龍之介全集、獅子文六全集、朝永振一郎全集あたりは揃えたいところではあるけど、置く場所も読む時間も無いからなあ。何年も前に買った佐々木邦全集もほとんど読めていないし。悩ましい。
November 4, 2025 at 2:53 PM
日曜日に神保町の一誠堂書店で購入した芥川龍之介全集の14巻をパラパラと読んでいる。店頭ワゴンに16巻ぐらいまで並んでいたものを、全集崩しで申し訳ないと思いつつも14巻だけを購入。税込550円の札がついていたけど、神田古本まつりの値引きで490円と格安。2008年第2刷の現行全集で、見る限り読まれた形跡が無い。今日読んだのは「悠々荘」「その頃の赤門生活」「少時からの愛読者」「小説の読者」「食物として」「たね子の憂鬱」「漱石先生の話」「夏目先生」の8編。どれもせいぜい数ページなのでさらっと読める。久米正雄を担いで帰った話とか、友人をどう料理(比喩ではなく肉として)すれば美味いかとか、諸々面白い。
November 4, 2025 at 2:47 PM
神保町で平積みになっていた「筒井康隆自伝」、さすがにこれは地元のそれなりに大きい書店にはあるだろうと帰りに寄ってみたら、無い…。先日の「カーニハンのUNIX回顧録」はまあマイナーな本(失礼)だから仕方ないとしても、これは…。まあ、そのうちに入るのを待つか。
November 2, 2025 at 10:16 AM
あ…おもしろ同人誌バザール、今日だったのか。神保町に行ったけど古本の方に目を奪われていてすっかり忘れてた。
November 2, 2025 at 8:59 AM
戌井昭人「芥川賞落選小説集」読了。文學界9月号で「あんたはだいじょうぶ」を読んで以降、電子版で「壺の中にはなにもない」、そして会社帰りに買った本作と、氏の作品を立て続けに読んでいる。本作はタイトルの通り芥川賞候補になった5つの小説が載っていて、作品自体はどれも面白いのでなにか感想を書こうと思ったけど…この世界観は読まないとわからないし、書こうとするとSNSに書いちゃダメな言葉が出てきちゃう。すっぽん心中のモモとかかなりヤバい奴だし…。読む人は選ぶかな。そのうちまた他の作品も読んでみるつもり。
October 29, 2025 at 4:35 PM
以前、鈴木三重吉の古事記物語上巻に明らかな誤記があると書いたことがあるけど、下巻の序文にその旨が書かれていた。「うっかりして飛んだ間違ひをかいた」と素直に訂正している。そして「そのまま読んで、誤りなりに意味の分かる誤植が一番いやである」とも。そうだよね。読んで明らかに誤字誤植だとわかるものよりも、一見意味が通じちゃう誤植や誤記の方が嫌だよねえ。このシリーズはほるぷ出版の初版復刻シリーズなので初版の誤記はそのままだけど、再版とかで直したのかなあ。でも直しちゃうと下巻の前書きの意味が通じなくなっちゃうし…。悩ましいところ。
October 28, 2025 at 2:50 PM
xに、Pink FloydのDavid GilmourがアナログシーケンサーでOn The Runを再現した映像が回ってきたのを見て、つい真似したくなったので、久しぶりに古いiPadでiMS-20を起動して遊んでみた。やっぱり物理的なつまみが欲しくなるなあ。
October 28, 2025 at 12:38 PM
神保町の山田書店で以前買った鈴木三重吉「古事記物語」をパラパラと読んでいたら、なんか脈絡のない脱糞話が出てきた。なんだこれ?と思って、一昨日神田古本まつりの三茶書房で買ったワイド版岩波文庫の古事記で該当箇所を見てみたら、地名の由来の話だった。屎出でて袴に懸ったので地名が屎袴、後に久須婆になったということで、同書巻末の原文もそうなってる。三重吉本の方は地名のことは書かれていないし、「屎」ではなく「うんこ」って書かれているので、単に「うんこが出」ただけの話になってる。このくだり、三重吉本にはいらなかったんじゃないかなあ。…などと臭ってきそうな事を考えながら読書中。
October 27, 2025 at 4:34 PM
芝蘭書房「現代語訳 梅松論」ざっくり読了。先日読んだ鈴木由美「中先代の乱」に太平記と並んで出てくる梅松論だけど、高価な学術書しか無く「ちょっと読んでみる」にはハードルが高かった。でも現代語訳をBOOTHで販売されている方がいらしたので購入。僧が語る昔語りの形で話が始まり、足利寄りの視点での物語が展開される。足利寄りなので時行は「凶徒」「烏合の衆」「天命に背いた」「退治」とボロクソに書かれている。後醍醐院が隠岐脱出の時に烏賊に埋もれて逃げ通したという話は面白い。人が隠れるほどのイカってそんなに短時間に釣れるものなの?まさかダイオウイカに隠れたわけじゃないよね?とか場面を想像して楽しんだり。良書。
October 27, 2025 at 9:32 AM
電撃マオウ20周年記念号。クリアファイル付き。
October 27, 2025 at 3:41 AM
今年の神保町ブックフェスティバルの完全中止は残念だけど、ここ数年は人が多すぎてゆっくり見るどころかワゴンに近づくことも出来なかったり、人気の出版社のワゴンには長蛇の列に並ばないといけなかったりで、靖国通りの神田古本まつりの方に流れることが多かった。古本まつりの方は期間が長いので人が分散して比較的ゆっくり見られるし。ただ、ブックフェスティバルの玉こんにゃくと、女将さん連の豚汁・おこわは復活してほしいなあ。
October 26, 2025 at 1:39 AM
神保町ブックフェスティバル中止で散財しなかった分、書泉グランデのメロン出張所で散財したわけで。「篠澤広と数学しよう!」「リコリスリコイル カリオストロの城 前・後編」。篠澤本は前から見かけて気になってはいたんだけど、目次もサンプルページも無い上に、値札のジャンルが「小説」とあったので躊躇してた。でも、買って正解。しかし自分、学マス(どころかスマホゲーム一般)をやってないのになんで篠澤本とか買ってるんだろう(物理本に引き続き、これで2冊目)。リコリコカリオストロは野上武志氏の漫画で安定の夢オチ…というか、リコリコのキャラがカリオストロのストーリをなぞる形で「この人がこの役か!」って感じが面白い。
October 25, 2025 at 2:29 PM
neort++でやってた岩木伊織さんの「天啓と執着」、面白かった。やっぱり音と同期する作品って面白いよね。そして仕事じゃないっていうところが良い。「作りたいから作る」って大事。明日まで。
two.neort.io/ja
October 25, 2025 at 9:44 AM
内田魯庵「思い出す人々」が330円だったので、とりあえず一休みがてら「温情の裕かな夏目さん」を読んだ。たしか全集にも載ってるエッセイで、読むのは久しぶり。6ページ程の短いエッセイだけど、やっぱり漱石のエピソードは面白いねえ。読んでいて思わずニコニコしちゃう。これはやっぱり漱石の「余と万年筆」とセットで読むのが良いよね。そっちに出てくる「魯庵君」と直接つながる話だし。
October 25, 2025 at 5:09 AM