柴山浩紀
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柴山浩紀
@hiromar12.bsky.social
編集、webちくま編集長。アイコンは長崎訓子さん画。 担当作は、上間陽子さん『海をあげる』、岸政彦さん『東京の生活史』『大阪の生活史』、小松原織香さん『当事者は嘘をつく』、東畑開人さん『聞く技術 聞いてもらう技術』、植本一子さん『愛は時間がかかる』、井奥陽子さん『近代美学入門』など。
【お知らせ】
12月刊行予定の打越正行さんの遺稿集『沖縄社会論』(解説=石岡丈昇、上原健太郎、上間陽子、岸政彦)から、上間さんによる「まえがき」を先行公開します。

この本の刊行の経緯や、編集方針について書いてあります。

ぜひ、お読みください。

webchikuma.com/n/n27aed13fb767
November 19, 2025 at 2:38 AM
【お知らせ】
上間陽子さんの『裸足で逃げる』、ちくま文庫版のカバーができました。

デザインは鈴木成一デザイン室、写真は上原沙也加さん、帯文は岸政彦さん。

13000字を超える書きおろし「十年後」は、必読です。

12月10日発売、ぜひ本屋さんで!
chikumashobo.co.jp/product/978448…
November 6, 2025 at 9:27 AM
『リア王』より。

「お前のことはよく知っている。お前の名はグロスター。」

この台詞がなぜハイライトなのか、やっと納得できてうれしい。
November 4, 2025 at 11:42 AM
【お知らせ】
井奥陽子さんの『近代美学入門』の重版が決まりました!

まいとし増刷がかかっていて、びっくりするほどわかりやすい美学の本です。

芸術の秋に読むのにぴったりなので、ぜひこの機会に。
October 24, 2025 at 1:29 AM
過日の『リア王』、すばらしかった。解釈が作品を支える。
October 18, 2025 at 11:14 PM
Reposted by 柴山浩紀
松本卓也さんのインタビューです。

「「概念は使われていくうちに摩耗し、ほっとくと現状を固定化する道具になってしまう」

「「もちろん、当事者の語りはとても大事です」と松本さん。一方で「当事者の声こそ正しい」「当事者の言うことだから正義だ」と叫ばれる時、固定化した「当事者」の概念は相手をだまらせ、異論をはさむ余地を奪ってしまう。もはや弁証法的な議論は生まれない。」

いいインタビューなので、ぜひ(毎日新聞にも記事のプレゼント機能つけてほしい…)。

当事者の声こそ正しい? 同調圧力な現代に必要な「斜め」の視座 - 毎日新聞
mainichi.jp/articles/202...
当事者の声こそ正しい? 同調圧力な現代に必要な「斜め」の視座 | 毎日新聞
「ケア」が注目される時代だ。  子育て、介護、家事――。誰もが誰かに支えられ、そして誰かを支えている。  必要不可欠でありながら軽視されてきたこの概念から、さまざまな事象を再考しようと、文芸誌や美術誌で特集が組まれ、関連書の刊行が相次ぐ。
mainichi.jp
September 27, 2025 at 6:56 AM
【お知らせ】
松岡和子さんの連載「シェイクスピア 私はこう訳してきた」が更新されています。

こんかいは、蒼井優さんのすごみを感じさせるエピソードからはじまります。

ぜひ!

第7回 戯曲の翻訳は稽古場で完成する(『オセロー』その2)
www.webchikuma.com/n/n5e85f39f1...
第7回 戯曲の翻訳は稽古場で完成する(『オセロー』その2)|webちくま(筑摩書房の読みものサイト)
✑松岡和子 ✑長崎訓子(挿絵) 蒼井優さんの質問 翻訳の言葉の選択について言うと、私にとって最大の衝撃は、デズデモーナ役の蒼井優さんの質問です。2007年の『オセロー』(蜷川幸雄演出)の稽古場での出来事でした。このときオセローを演じたのは、吉田鋼太郎さんです。 休憩中、蒼井優さんがこちらへやってきました。「デスデモーナは、オセローのことを「あなた」「あなた」って言いますけど、この「あなた」...
www.webchikuma.com
October 8, 2025 at 5:26 AM
松本卓也さんのインタビューです。

「「概念は使われていくうちに摩耗し、ほっとくと現状を固定化する道具になってしまう」

「「もちろん、当事者の語りはとても大事です」と松本さん。一方で「当事者の声こそ正しい」「当事者の言うことだから正義だ」と叫ばれる時、固定化した「当事者」の概念は相手をだまらせ、異論をはさむ余地を奪ってしまう。もはや弁証法的な議論は生まれない。」

いいインタビューなので、ぜひ(毎日新聞にも記事のプレゼント機能つけてほしい…)。

当事者の声こそ正しい? 同調圧力な現代に必要な「斜め」の視座 - 毎日新聞
mainichi.jp/articles/202...
当事者の声こそ正しい? 同調圧力な現代に必要な「斜め」の視座 | 毎日新聞
「ケア」が注目される時代だ。  子育て、介護、家事――。誰もが誰かに支えられ、そして誰かを支えている。  必要不可欠でありながら軽視されてきたこの概念から、さまざまな事象を再考しようと、文芸誌や美術誌で特集が組まれ、関連書の刊行が相次ぐ。
mainichi.jp
September 27, 2025 at 6:56 AM
【お知らせ】
岸政彦さん初めての新書『生活史の方法ーー人生を聞いて書く』が、11月に出ます。

「第一人者による、最良の手引き」です。

前任者から引き継いだものですが、ほんとうに「待望」と言っていい一冊だと思います。

楽しみに、お待ちください!

www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
『生活史の方法』|筑摩書房
筑摩書房『生活史の方法』の書誌情報
www.chikumashobo.co.jp
September 24, 2025 at 1:00 PM
【お知らせ】
田村美由紀さんの好評連載「書くをひらく」が更新されました。

文章には、理想となる型があるのか?

本多勝一『日本語の作文技術』、斎藤美奈子『文章読本さん江』などをとりあげて、書くことと模倣との関係をさぐっていきます。

www.webchikuma.com/n/n0cc6bb285...
書くことは「技術」なのか(その3)(書くをひらく4 ✑田村美由紀)|webちくま(筑摩書房の読みものサイト)
前回、技術としての書くことの根底にあるのは、「模倣の文化」だと述べた。模倣とは何かを「真似る」ということだが、書く行為に置き直してみれば、それはお手本となるべき文章の規範にしたがって、書き方の「型」を身につけていくというプロセスになるだろう。 これらを「模倣」と言い切ってしまうのは、いささか乱暴な見取り図かもしれないが、今回は書くことを「技術」と捉える見方が、「模倣」という振る舞いを通してどのよ...
www.webchikuma.com
September 24, 2025 at 3:01 AM
プロローグを読んで、そのままアジアンドキュメンタリーズのサブスクへ。

「現代人必修の傑作ドキュメンタリー31本を語り尽くす」

宇多丸さん+伴野智さん『ドキュメンタリーで知るせかい』リトルモア
September 18, 2025 at 9:31 PM
三連休に、半分くらい読みました。600ページ超、2段組のおおもので、ことし新装版が出ています。

アーネスト・ジョーンズ『フロイトの生涯』竹友安彦・藤井治彦訳、紀伊國屋書店
September 16, 2025 at 1:53 AM
上間陽子さんのコメント。

「…兄王子にかけられた呪いを解こうとイラクサを編む姫のように、そこに座り言葉を紡ぐ。おそらくそれが、「そのこと」を抱えて沈黙する誰かをひとりきりにしない、ほとんど唯一の方法だからだ」

ネージュ・シンノ『悲しき虎』飛幡祐規訳、新潮クレスト・ブックス
August 31, 2025 at 11:31 AM
手の指がすごいことになっていますが、『斜め論』の編集者インタビュー後編です。

川添英昭さんによる本のデザインや、装画の山田康平さんについてなど、ちょっと制作裏話的な内容になっています。

本が出てから2週間ほど経ちますが、いろんな読まれ方をしていておもしろいです。

こちらのリンクから読めますので、よかったら。
book.asahi.com/jinbun/artic...
August 20, 2025 at 12:38 AM
【重版】
松本卓也さんの『斜め論』、反響を受けて、さっそく重版決まりました!

ありがとうございます。

千葉雅也さん、東畑開人さん、白石正明さん、宮台由美子さん、相川裕美子さんから、うれしいコメントをいただいています。

ぜひこの機会に、本屋さんへ!
August 18, 2025 at 12:47 PM
【お知らせ】
松本卓也さんの『斜め論』について、インタビューを受けました。

前編は、刊行までの経緯やおすすめの読み方についてです。

2017年、筑摩書房に入社して初めて出した企画なので、やはり思い入れがあります。

本を手にとるきっかけになれば、うれしいです。

book.asahi.com/jinbun/artic...
August 13, 2025 at 12:48 AM
けさの「マイあさ」(NHKラジオ第一)に、『斜め論』の松本卓也さん登場です。

新刊について、精神病理学や精神分析の話からはじめて、とてもわかりやすくお話しされています。

こちらのリンクからどうぞ!
www.nhk.or.jp/radio/player...
www.nhk.or.jp
August 10, 2025 at 6:32 AM
【お知らせ】
松岡和子さん「シェイクスピア 私はこう訳してきた」の最新回です。

今回は、100年ほど同じように訳されてきた、マクベスの名台詞「明けない夜はない」についてです。

原文は The night is long that never finds the day. ですが、じつは、これは誤訳ではないか?

フランス語とドイツ語の訳もつきとめて、この台詞に楽観性を見出すのは、(おそらく)日本独特のことだったと結論づけます。

先行訳に異を唱える、すごい話です。web連載の分量ではない気もしますが、ぜひ。

www.webchikuma.com/n/n4ca08d61a...
August 5, 2025 at 3:09 AM
サンブックス浜田山さんへ。

8月14日閉店ですが、まだまだ本を仕入れに行くとのことです。店にいる最中、何人ものお客さんがいらして本を注文されていました。

代々木上原の幸福書房と並ぶ、個人的にもお世話になっていた本屋さんでした。くやしい。

いい本、たくさん並べてありますので、ぜひ。
August 4, 2025 at 2:32 AM
【お知らせ】
松本卓也さんの『斜め論』の見本ができました。ISBNがゾロ目で、縁起いいです。

垂直(おしつけ)でも、水平(よこならび)でもないケアは、いかにして可能になるのか? スケールの大きな議論をぜひ。

造本も素敵で、本棚にあると映えると思います。

8月7日発売です、ぜひ本屋さんへ!
July 30, 2025 at 11:18 PM
松本卓也さん『斜め論』の「はじめに」が公開されています。

「何者かになる」でもなく、「みんなと同じ」になるでもない。そんな実践を見ていく一冊です。

「垂直(おしつけ)ではなく、水平(よこならび)だけでもない、斜めへ」
chikumashobo.tameshiyo.me/9784480843333
July 26, 2025 at 12:57 AM
【8月26日(火)の夜7時〜】
ケアに関心をお持ちの方にとっては、必見のイベントになると思います。

代官山蔦屋では、6年ぶりの顔合わせです。

ぜひ!

松本卓也『斜め論』(筑摩書房)刊行記念
松本卓也×東畑開人トークイベント
「ケアは、どうひらかれたのか?」
t.co/dD8HKogiKH
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/48416-1634360707.html
t.co
July 9, 2025 at 12:27 AM
【新連載】
文学研究者の田村美由紀さんによる「書くをひらく」が始まりました。

「人は技術ではなく、関係性によって書いている」という仮説を検証するエッセイです(書くことの能力主義批判というイメージ)。

一人で書くのが苦しい方や悩める編集者に、おすすめです。

t.co/rFrmZJTqWT
https://www.webchikuma.com/n/nd4c300d0d0b4?sub_rt=share_sb
t.co
June 25, 2025 at 6:35 AM
所属する筑摩書房で、正社員募集のお知らせが出ています。

募集職種
編集、出版営業、広告宣伝……いずれも若干名
※ 未経験者は32歳まで(2026年3月卒業見込者は可)

締切
7月21日

いい本をつくって、売る。そういう場所だと思います。

詳細はこちらです。

t.co/ifEs1AG983
https://www.chikumashobo.co.jp/recruit/
t.co
June 24, 2025 at 9:52 PM
「すべてはクレイジーケンバンドから始まった」という最高の始まり方。

雑誌『scripta』の連載を楽しみに読んでいたので、書籍化がうれしい。

夏申さん『わたしの上海游記』紀伊國屋書店
June 13, 2025 at 9:44 PM