はやぶさ
はやぶさ
@hayabusanotsuji.bsky.social
競馬成分が半分くらい。でも、そちらはTwitterに任せて、こちらでは本のことでも書こうかと。とはいえ、買ってはいるけど読めてはいない。
『鬼棲む国、出雲 古事記異聞 (講談社文庫 た 88-52)』高田 崇史
古事記にまつわるミステリ。とはいえ、登場人物が巻き込まれる事件に関する解決は「この作者の作品」であれば許容しうるという内容かな。本作の本質は……
#読書メーター
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鬼棲む国、出雲 古事記異聞 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
鬼棲む国、出雲 古事記異聞。古事記にまつわるミステリ。とはいえ、登場人物が巻き込まれる事件に関する解決は「この作者の作品」であれば許容しうるという内容かな。本作の本質は、やっぱり古事記そのものの記述の謎や出雲という土地自体の謎にあり、そここそが面白い。デビュー当時からずっと同じスタンスで作品を発表し続けている、とこの作者を評したものを目にし...
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December 2, 2025 at 12:59 AM
『探偵小石は恋しない』森 バジル
本格ミステリ。探偵の小石が風変わりな色恋案件の謎を解決させるのとともに、背景にある大きな謎が現れるという構成……
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探偵小石は恋しない hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
探偵小石は恋しない。本格ミステリ。探偵の小石が風変わりな色恋案件の謎を解決させるのとともに、背景にある大きな謎が現れるという構成。さらに多重解決物でもあるという、非常に手数の多い作品。先入観に基づく錯誤が作品の一つの肝であるが、この錯誤を招く手札の切り方がとても丁寧で、真相の一つには素直に驚かされる。とはいえ、とあるアイテムの使い方...
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November 26, 2025 at 1:16 PM
『百年文通』伴名 練
時間SF。主人公の一琉が以前訪れた洋館に置かれている机。その抽斗に入っていた一通の手紙。この手紙が100年前からやってきたことが分かるところから、一琉と大正時代の少女・日向静の交流が始まる……
#読書メーター
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百年文通 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
百年文通。時間SF。主人公の一琉が以前訪れた洋館に置かれている机。その抽斗に入っていた一通の手紙。この手紙が100年前からやってきたことが分かるところから、一琉と大正時代の少女・日向静の交流が始まる。百合姫に連載されていただけあり百合成分強めだが、本線は未来への希望を描いた作品。タイムパラドックスによりパラレルワールド化し...
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November 18, 2025 at 5:43 AM
『さよならジャバウォック』伊坂幸太郎
ある朝息子を幼稚園に送り出した後、自分に襲いかかってきたDV夫を金槌で殺害してしまった主人公。そこに現れた主人公の大学時代の後輩。彼は主人公を救い出すべく連れ出すが……といったミステリー?この冒頭以外は、何をいってもネタバラシになってしまう……
#読書メーター
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さよならジャバウォック hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
さよならジャバウォック。ある朝息子を幼稚園に送り出した後、自分に襲いかかってきたDV夫を金槌で殺害してしまった主人公。そこに現れた主人公の大学時代の後輩。彼は主人公を救い出すべく連れ出すが……といったミステリー?この冒頭以外は、何をいってもネタバラシになってしまう。伊坂幸太郎の小説を読んだのは何年ぶりだろう。にしても変わらない読み味。亀...
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November 13, 2025 at 4:00 PM
『神の光』北山 猛邦
本格ミステリ短編集。全編消失物であることで話題だが、実際建物がいくつも姿を消し、挙句には街が一つ消えてしまうのだから難易度が高い……。
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神の光 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
神の光。本格ミステリ短編集。全編消失物であることで話題だが、実際建物がいくつも姿を消し、挙句には街が一つ消えてしまうのだから難易度が高い。個人的一推しは「未完成月光」。話の中で展開される謎解きと、この一編に仕掛けられた謎。幾つかの解釈を許容しうる、このラストが齎す余韻ときたら。消失物×ボーイミーツガールとでもいうべき「藤...
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November 11, 2025 at 3:25 PM
『芥川賞候補作全部読んで予想・分析してみました: 第163回~172回』杉江松恋,マライ・メントライン
芥川賞受賞予想についての対談集。発表の場をWEB本の雑誌に移してからのものはほぼ読んでいるので、個人的には再読に近い…
#読書メーター
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芥川賞候補作全部読んで予想・分析してみました: 第163回~172回 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
芥川賞候補作全部読んで予想・分析してみました: 第163回~172回。芥川賞受賞予想についての対談集。発表の場をWEB本の雑誌に移してからのものはほぼ読んでいるので、個人的には再読に近い。自身を文壇の外の存在として位置付け、その自分に、要するに一般社会にどこまで作品がコミットしうるかという観点から挑発するマライさんに対し、自身は芥川賞については門外漢としながらもプロの書評家としての...
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November 8, 2025 at 6:39 PM
『佐伯警部の推理』佐々木 譲
警察小説。道警シリーズ第二幕の舞台は函館。函館方面本部に着任した佐伯宏一が最初に担当することになったのは、深夜の匿名通報を端緒とする地元の実業家が殺害された事件だった……
#読書メーター
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佐伯警部の推理 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
佐伯警部の推理。警察小説。道警シリーズ第二幕の舞台は函館。函館方面本部に着任した佐伯宏一が最初に担当することになったのは、深夜の匿名通報を端緒とする地元の実業家が殺害された事件だった。実は、道警シリーズ自体読むのが初めて。それでも、違和感なく読み進められる。タイトルに「推理」とあり、当然主人公の佐伯も推理するのではあるが、そこ以...
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November 7, 2025 at 1:04 AM
『眠れるアンナ・O (新潮文庫 フ 65-1)』マシュー・ブレイク,池田真紀子
スリラー。森のレジャー施設で起きた惨劇。友人にして同僚の2人をめった刺しにして殺害した容疑で当局に拘束されたアンナは、その後眠ったまま覚醒することがなかった……
#読書メーター
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眠れるアンナ・O hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
眠れるアンナ・O。スリラー。森のレジャー施設で起きた惨劇。友人にして同僚の2人をめった刺しにして殺害した容疑で当局に拘束されたアンナは、その後眠ったまま覚醒することがなかった。アンナの治療を依頼された主人公にして心理学者のベンは、懸命に治療を施すが……といった筋立て。読むのに時間がかかったのは結構な大部ということもあるが、それ以上...
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November 2, 2025 at 5:19 PM
『最後のあいさつ』阿津川辰海
捜査小説。言ってしまえば、一世を風靡した刑事ドラマ「左右田警部補」の主演・雪宗衛の一代記。作家によるノンフィクション作品の取材、執筆という体裁なので、地道な調査を積み上げ、真相に至るというのが基本線……
#読書メーター
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最後のあいさつ hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
最後のあいさつ。捜査小説。言ってしまえば、一世を風靡した刑事ドラマ「左右田警部補」の主演・雪宗衛の一代記。作家によるノンフィクション作品の取材、執筆という体裁なので、地道な調査を積み上げ、真相に至るというのが基本線。そのため、作中の二つの殺人事件の「犯人」はおよそ見えてくる。が、それは作品の瑕疵ではない。外連味ある物理トリックも...
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September 17, 2025 at 3:32 AM
『失われた貌』櫻田 智也
警察小説。地道に、丹念に捜査過程を描写するので、しっかり読んでいれば「どんでん返し」の内容も想像がつく。主人公が事件関係者に向き合うからこそ、回収される「伏線」……
#読書メーター
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失われた貌 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
失われた貌。警察小説。地道に、丹念に捜査過程を描写するので、しっかり読んでいれば「どんでん返し」の内容も想像がつく。主人公が事件関係者に向き合うからこそ、回収される「伏線」。確かに、これこそがどんでん返しであり、伏線回収と思う。登場人物だからといって作者に役割を与えられただけの存在ではない。人には必ずこれまでの人生があるのだ...
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September 17, 2025 at 3:31 AM
『間宵の母 (双葉文庫 う 20-01)』歌野 晶午
ホラーミステリ。成分的にはホラーの割合が強い。主人公の継父と、主人公の親友の母親が駆け落ちをしたところから始まる本作。恨みに思った主人公の母親は、見るも耐えない奇行に走るようになる……
#読書メーター
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間宵の母 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
間宵の母。ホラーミステリ。成分的にはホラーの割合が強い。主人公の継父と、主人公の親友の母親が駆け落ちをしたところから始まる本作。恨みに思った主人公の母親は、見るも耐えない奇行に走るようになる。結果、両家ともに崩壊し、過酷な状況に立たされる主人公たち。しかし、そもそもの発端である駆け落ちの真実はどこにあったのか。この発端につ...
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September 17, 2025 at 3:31 AM
『アンジェリック (集英社文庫)』ギヨーム・ミュッソ,吉田 恒雄
入院中の元警視を訪ねた医学部生の少女。彼女はベランダから転落死した母の死の原因を解明してほしいと依頼する。警察は事故以外の可能性はないと断言。元警視の主人公は捜査を開始するが、といった流れで始まる捜査小説……
#読書メーター
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アンジェリック hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
アンジェリック。入院中の元警視を訪ねた医学部生の少女。彼女はベランダから転落死した母の死の原因を解明してほしいと依頼する。警察は事故以外の可能性はないと断言。元警視の主人公は捜査を開始するが、といった流れで始まる捜査小説……と思いきや。全体の1/3くらいで出てくるある一文から一気にサスペンス色が高まり、さらにまた1/3くらい読み...
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August 28, 2025 at 12:59 PM
『女人太平記』羽生 飛鳥
観応の擾乱を『竹むきが記』の筆者・日野名子の目から描いた歴史小説。とはいえ足利兄弟はほぼ背景に置かれており、紙幅の大半は南北朝の動乱下、名子の内裏での務めや夫・西園寺公宗との北山第での生活を描くことに割かれている……
#読書メーター
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女人太平記 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
女人太平記。観応の擾乱を『竹むきが記』の筆者・日野名子の目から描いた歴史小説。とはいえ足利兄弟はほぼ背景に置かれており、紙幅の大半は南北朝の動乱下、名子の内裏での務めや夫・西園寺公宗との北山第での生活を描くことに割かれている。困難な時代に平穏を求めて暮らす人たちが時代に翻弄される様は、読んでいても苦しい。夫の望んだとおり生き...
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August 28, 2025 at 4:14 AM
『去年、本能寺で』円城 塔
短編集。しかし、何の短編集なのだ、これは。AI幽斎が猛る様は前作『コード・ブッダ』の残り香を感じさせるものの、坂上田村麻呂は黒人だし、斎藤道三は分割されていくし、安寿は厨子王を永遠に探し続けている……
#読書メーター
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去年、本能寺で hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
去年、本能寺で。短編集。しかし、何の短編集なのだ、これは。AI幽斎が猛る様は前作『コード・ブッダ』の残り香を感じさせるものの、坂上田村麻呂は黒人だし、斎藤道三は分割されていくし、安寿は厨子王を永遠に探し続けている。首のみの存在になりながら口を利く足利義教に、父の教えを広めるべく歌う善鸞は最後には父から義絶される。そして、信長。歴...
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August 27, 2025 at 5:21 PM
『コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く (ミステリ・フロンティア)』笛吹 太郎
『黒後家蜘蛛の会』形式の連作短編ミステリ第二弾。今回も、カフェアンブルに集うコージーボーイズに齎される謎を茶畑さんが快刀乱麻を断つが如く解き明かす……
#読書メーター
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コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く。『黒後家蜘蛛の会』形式の連作短編ミステリ第二弾。今回も、カフェアンブルに集うコージーボーイズに齎される謎を茶畑さんが快刀乱麻を断つが如く解き明かす!のだけれど、茶畑さんが不在だったり、ゲストがいなかったりと「お!」と思わせる変化も。こういった小さな変化もまた楽しい。でもやっぱり、がっちり組まれた定番の構成が嬉しい...
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August 1, 2025 at 6:13 PM
『路地裏の二・二六』伊吹 亜門
二・二六事件を巡る捜査小説。となれば、当然主人公は憲兵だ。相沢事件の直後、教育総監からの依頼で皇道派の将校を調査することになった主人公……
#読書メーター
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路地裏の二・二六 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
路地裏の二・二六。二・二六事件を巡る捜査小説。となれば、当然主人公は憲兵だ。相沢事件の直後、教育総監からの依頼で皇道派の将校を調査することになった主人公。調査を進めていくごとに出会す死体の数々。二・二六事件の裏では、陸軍を揺るがす別の陰謀が蠢いていた…という筋立て。兎に角人がよく死ぬ。主人公も何人か手に掛ける。というのは作者が、軍...
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June 30, 2025 at 4:28 AM
『熟柿』佐藤 正午
大河小説のように思う。法要からの帰路、車の運転を誤り老婆を死なせてしまった主人公。その後さらに過ちを重ね、当時お腹にいた子を刑務所内で産む。当然のように子どもと引き離され生きることになった母親の、17年に及ぶ魂の遍歴……
#読書メーター
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熟柿 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
熟柿。大河小説のように思う。法要からの帰路、車の運転を誤り老婆を死なせてしまった主人公。その後さらに過ちを重ね、当時お腹にいた子を刑務所内で産む。当然のように子どもと引き離され生きることになった母親の、17年に及ぶ魂の遍歴。すべてはこの『熟柿』というタイトルが物語っているが、待つということは厳しい。一寸先のことすら分か...
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June 20, 2025 at 4:52 PM
『貸本屋おせん (文春文庫 た 116-1)』高瀬 乃一
貸本屋を営むおせんの生き様を描く時代小説。主人公が貸本屋なだけあり、本をめぐる小説でもある……
#読書メーター
bookmeter.com/reviews/1285...
貸本屋おせん hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
貸本屋おせん。貸本屋を営むおせんの生き様を描く時代小説。主人公が貸本屋なだけあり、本をめぐる小説でもある。奢侈を嫌う寛政の世が原因で、板木の彫師だったおせんの父は非業の死を遂げる。その中で、おせんは「本を守る」ため貸本屋を営むに至るのだが、商い先で出会す出来事が描かれる。御公儀の取り締まりが厳しい世において、「本を守る」という...
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June 18, 2025 at 3:42 PM
『ミスター・メルセデス 下 (文春文庫 キ 2-56)』スティーヴン・キング
捜査小説。結局、いくつかの犠牲を出しながらも、ホッジスとブレイディの対決は決着する。でも、これは思いがけなかった形だな……
#読書メーター
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ミスター・メルセデス 下 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
ミスター・メルセデス 下。捜査小説。結局、いくつかの犠牲を出しながらも、ホッジスとブレイディの対決は決着する。でも、これは思いがけなかった形だな……ホリーがここまで活躍するなどと、登場した当初は思いもしなかった。オリヴィアからジャネル、そしてホリーへの「相続」はこの小説における一つの柱となっている……というのは読み終えて分かること。残念な...
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June 15, 2025 at 11:14 AM
『名探偵たちがさよならを告げても』藤 つかさ
死ぬまでにやりたいことに「探偵になること」を挙げる女子高生が、同級生の死の真相解明に「探偵」として挑むパズラー。本作には作家でもあった恩師の「遺稿」が登場し、これが真相への手掛かりとなる……
#読書メーター
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名探偵たちがさよならを告げても hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
名探偵たちがさよならを告げても。死ぬまでにやりたいことに「探偵になること」を挙げる女子高生が、同級生の死の真相解明に「探偵」として挑むパズラー。本作には作家でもあった恩師の「遺稿」が登場し、これが真相への手掛かりとなる。通底して描かれるのは青春の痛ましさ。思春期特有といってもいい、他者不在の思い込みが真相へと物語を動かし、このあたりは筆力あるな...
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May 19, 2025 at 10:35 AM
『こわされた少年 (創元推理文庫)』D・M・ディヴァイン
失踪した少年について捜査する警察官と、その少年の姉の視点で進む捜査小説にしてフーダニット。基本的に犯人当てを主題に置いているため……
#読書メーター
bookmeter.com/reviews/1272...
こわされた少年 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
こわされた少年。失踪した少年について捜査する警察官と、その少年の姉の視点で進む捜査小説にしてフーダニット。基本的に犯人当てを主題に置いているため、少年が何故失踪したのかなど背景事情の厚みは然してない。その意味で、良くも悪くも「本格ミステリ」。視点人物である姉の成長、という要素はそれなりに。しかし、この姉も突飛な人という印象もあり...
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April 12, 2025 at 5:13 PM
『作家の黒歴史 デビュー前の日記たち』宮内 悠介
若かりし頃の著者が書いた「日記」を、現在の著者が評するという……エッセイ?きちんと感想を書こうと思うと非常に個人的なものになってしまうので、ここでは割愛……
#読書メーター
bookmeter.com/reviews/1270...
作家の黒歴史 デビュー前の日記たち hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
作家の黒歴史 デビュー前の日記たち。若かりし頃の著者が書いた「日記」を、現在の著者が評するという……エッセイ?きちんと感想を書こうと思うと非常に個人的なものになってしまうので、ここでは割愛。自分が書いた日記を評するという作業には、過去の自分との間に対象化できるだけの距離が必要だと思うが、それでも過去の自分を抱きしめもしたい。何度となく過去の自身との...
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April 1, 2025 at 7:06 AM
『探偵機械エキシマ』松城 明
「殺人者」を「敵」と認定し、殺害しようとする人工物「エキシマ」による推理をメインストーリーに置く連作短編集。エキシマによる殺害をその管理者が未然に防ぎつつ、エキシマが吐き出す「推理」に基づき事件を解決する……
#読書メーター
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探偵機械エキシマ hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
探偵機械エキシマ。「殺人者」を「敵」と認定し、殺害しようとする人工物「エキシマ」による推理をメインストーリーに置く連作短編集。エキシマによる殺害をその管理者が未然に防ぎつつ、エキシマが吐き出す「推理」に基づき事件を解決する。主筋はあくまでパズラーであり、その論理の過程、情報の出し方共小ぶりながらも品が良い。それと共に主題となるのが...
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March 27, 2025 at 4:21 AM
『チャンドラー講義』諏訪部 浩一
講義録の体裁をとった評論集、かな。レイモンド・チャンドラーの長編作品の分析を中心に、その生涯を見渡す構成。世代的にはジャンルとしてのハードボイルドが完全に退潮してから小説を読み出した世代なので、特にチャンドラーにはとっつきにくさがあった……
#読書メーター
bookmeter.com/reviews/1268...
チャンドラー講義 hayabusanotsujiさんの感想 - 読書メーター
チャンドラー講義。講義録の体裁をとった評論集、かな。レイモンド・チャンドラーの長編作品の分析を中心に、その生涯を見渡す構成。世代的にはジャンルとしてのハードボイルドが完全に退潮してから小説を読み出した世代なので、特にチャンドラーにはとっつきにくさがあった。ハードボイルドといえば、という印象があったしね。ただ、こうして丹念に読み解か...
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March 22, 2025 at 4:34 AM