ピコピコくっくを履いて自分で歩くのが最近のマイブームな小さな倅。あんよは上手だが狭い庭でピコピコしてる倅を転ばないように見守る水。
(あのピコピコくっく……げげろに履かせたら……いや無いな。彼奴も大人だ)
「いいのう〜、ピコピコ。楽しそうじゃ♪」
あ、こいつ心は幼女だったわ……。
ピコピコくっくを履いて自分で歩くのが最近のマイブームな小さな倅。あんよは上手だが狭い庭でピコピコしてる倅を転ばないように見守る水。
(あのピコピコくっく……げげろに履かせたら……いや無いな。彼奴も大人だ)
「いいのう〜、ピコピコ。楽しそうじゃ♪」
あ、こいつ心は幼女だったわ……。
GIF動画はblueskyに投稿できないみたいなのでXで見て頂ければ嬉しいです🥳
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「おい、ちゃんと昼メシ食ったか?洗い物少ないぞ」
「めざといのう。実は口内炎ができてしもうての。食べると痛いのじゃ」
「えっ、おばけも口内炎できんの!?」
「できる。ほれ、見るがいい」
「うわ、痛そう……」
「ま、人間より早う治るので問題なしじゃ」
父がお昼ご飯ちゃんと食べているかチェックする過保護みずきさん。
「おい、ちゃんと昼メシ食ったか?洗い物少ないぞ」
「めざといのう。実は口内炎ができてしもうての。食べると痛いのじゃ」
「えっ、おばけも口内炎できんの!?」
「できる。ほれ、見るがいい」
「うわ、痛そう……」
「ま、人間より早う治るので問題なしじゃ」
父がお昼ご飯ちゃんと食べているかチェックする過保護みずきさん。
「どうじゃ、あの子らのまふらー🧣じゃ」
「へぇ、よく出来てるな。小さいのに器用なもんだ」
父にまふらー🧣編んでもらったふわ水とふわのじゃは喜びつつ控え目に小さなあんよを差し出した。
「ん?なんだ、足?」
「おぬしらまさか……毛糸の靴下🧦を所望か?」
「……いるのか?」
「……いるのかのう?」
いるのじゃ!
父はめっちゃ頑張って小さなあんよ用の靴下🧦を編んだ。
「どうじゃ、あの子らのまふらー🧣じゃ」
「へぇ、よく出来てるな。小さいのに器用なもんだ」
父にまふらー🧣編んでもらったふわ水とふわのじゃは喜びつつ控え目に小さなあんよを差し出した。
「ん?なんだ、足?」
「おぬしらまさか……毛糸の靴下🧦を所望か?」
「……いるのか?」
「……いるのかのう?」
いるのじゃ!
父はめっちゃ頑張って小さなあんよ用の靴下🧦を編んだ。
ちなみに『国よりお前』は殿堂入りしてる。
ちなみに『国よりお前』は殿堂入りしてる。
父は怪我してもすぐ治っちゃう体質だから過保護な水が過保護を発揮して包帯巻いたりすると「窮屈で嫌じゃ〜」とめそめそ。「お前、痛くて泣くんじゃなくてそっちで泣くのかよ……」と呆れ顔の水。
父は怪我してもすぐ治っちゃう体質だから過保護な水が過保護を発揮して包帯巻いたりすると「窮屈で嫌じゃ〜」とめそめそ。「お前、痛くて泣くんじゃなくてそっちで泣くのかよ……」と呆れ顔の水。
「🏪行ったからおやつ買ってきたぞー」
「わぁい♡……しゅーくりーむ?」
「おう。好きだろう」
「好きじゃが……ワシ未だに上手にしゅーくりーむ食べられぬ」
「知ってる。そんなお前が可愛い」
「そ、そうか。おぬしがはしたないと思わぬのなら……」
結局クリームぶちまける父だったが、水が嬉しそうに口を拭ってくれたりして、しゅーくりーむはこれで良いと思い込んじゃう幼女な父。
「🏪行ったからおやつ買ってきたぞー」
「わぁい♡……しゅーくりーむ?」
「おう。好きだろう」
「好きじゃが……ワシ未だに上手にしゅーくりーむ食べられぬ」
「知ってる。そんなお前が可愛い」
「そ、そうか。おぬしがはしたないと思わぬのなら……」
結局クリームぶちまける父だったが、水が嬉しそうに口を拭ってくれたりして、しゅーくりーむはこれで良いと思い込んじゃう幼女な父。
みずきさんも朝起きられずげげろさんにお布団をペイっと剥がされているのでしょうか。
……これ、同居にも水にも慣れて良い意味で遠慮がなくなった父ですね。水父です。
みずきさんも朝起きられずげげろさんにお布団をペイっと剥がされているのでしょうか。
……これ、同居にも水にも慣れて良い意味で遠慮がなくなった父ですね。水父です。
「みずきさん、すみません。自分のミスに付き合わせてしまって……」
「気にすんなよ、お互い様だからな」
「みずきさん!ありがとうございます!」
「ああ(うわぁ~ん!今日は定時に上がってきたろと遊んで、げげろとイイ雰囲気になる予定だったのにぃ〜!うわぁ~ん(T_T))」
「……それで今日は遅かったのか。おぬし、優しいのう」
「でも、きたろと遊ぶ約束……」
「大丈夫じゃ。あの子は分かってくれる。おぬしは人助けをしたのじゃから自信を持てば良い(撫で撫で)」
「げげろぉ〜」
きたろとは遊べなかったが、げげろによしよしされて結果的にイイ雰囲気になったみずきさん。
「みずきさん、すみません。自分のミスに付き合わせてしまって……」
「気にすんなよ、お互い様だからな」
「みずきさん!ありがとうございます!」
「ああ(うわぁ~ん!今日は定時に上がってきたろと遊んで、げげろとイイ雰囲気になる予定だったのにぃ〜!うわぁ~ん(T_T))」
「……それで今日は遅かったのか。おぬし、優しいのう」
「でも、きたろと遊ぶ約束……」
「大丈夫じゃ。あの子は分かってくれる。おぬしは人助けをしたのじゃから自信を持てば良い(撫で撫で)」
「げげろぉ〜」
きたろとは遊べなかったが、げげろによしよしされて結果的にイイ雰囲気になったみずきさん。
職場に馴染もうと若者が使っている「マジありえねー」を取り入れる水。
ところが家でも使っていると父にも移ってしまい……
「まじありえねーのじゃ」
カスタマイズまでしてきた!
正しい言葉使おう……となった水でした。
職場に馴染もうと若者が使っている「マジありえねー」を取り入れる水。
ところが家でも使っていると父にも移ってしまい……
「まじありえねーのじゃ」
カスタマイズまでしてきた!
正しい言葉使おう……となった水でした。
げげろは俺が好き!と自信満々のみずきさんも良いけど、
げげろは俺が好き……だよな?とちょっぴり自信無さげのみずきさんも良いのですじゃ
げげろは俺が好き!と自信満々のみずきさんも良いけど、
げげろは俺が好き……だよな?とちょっぴり自信無さげのみずきさんも良いのですじゃ
あ、会社勤めの水と主夫の父な世界観でなんですけどね
あ、会社勤めの水と主夫の父な世界観でなんですけどね
午後の仕事が始まって暫くしてからみずきさんが苛々しているのに気が付いた。珍しいなと眺めていたらみずきさんぽつんと一言。「……彼奴の弁当食わねぇとやる気でない」だそうです。確かにみずきさん今日は弁当じゃなくてコッペパン食ってた。愛妻弁当じゃないからエネルギー切れらしい。
「みずきさん、コッペパンなんて珍しいですね」
「ああ、今日は弁当なしだったもので……」
「喧嘩して作ってもらえなかったとか?」
「うちのが寝坊しまして」
「寝坊ですか?布団から出たくない季節になりましたからねぇ」
「ええ、まぁ……あははは」
うちのが寝坊した原因は教えてくれませんでした
午後の仕事が始まって暫くしてからみずきさんが苛々しているのに気が付いた。珍しいなと眺めていたらみずきさんぽつんと一言。「……彼奴の弁当食わねぇとやる気でない」だそうです。確かにみずきさん今日は弁当じゃなくてコッペパン食ってた。愛妻弁当じゃないからエネルギー切れらしい。
「みずきさん、コッペパンなんて珍しいですね」
「ああ、今日は弁当なしだったもので……」
「喧嘩して作ってもらえなかったとか?」
「うちのが寝坊しまして」
「寝坊ですか?布団から出たくない季節になりましたからねぇ」
「ええ、まぁ……あははは」
うちのが寝坊した原因は教えてくれませんでした
「焼き芋食いたいな。昔みたいの」
「まんしょんでは焚き火する庭もないからのう」
「今は庭があっても焚き火なんて出来ないしな。だから余計に食いたいんだよ」
「分かる分かる。あの頃のご馳走、たまに懐かしくなるのじゃ」
「焼き芋はスーパーで買うか」
「……ところで何故今、焼き芋?ワシなにやら押し倒せれておるのじゃが」
「そりゃあ、どっちも食欲だからだな」
「きゃ〜、ワシ狼さんに食べられてしまうのじゃ〜」
「ワハハハ、美味そうな獲物だ。頂きます」
「……もう。仕方ないみずきじゃ」
「焼き芋食いたいな。昔みたいの」
「まんしょんでは焚き火する庭もないからのう」
「今は庭があっても焚き火なんて出来ないしな。だから余計に食いたいんだよ」
「分かる分かる。あの頃のご馳走、たまに懐かしくなるのじゃ」
「焼き芋はスーパーで買うか」
「……ところで何故今、焼き芋?ワシなにやら押し倒せれておるのじゃが」
「そりゃあ、どっちも食欲だからだな」
「きゃ〜、ワシ狼さんに食べられてしまうのじゃ〜」
「ワハハハ、美味そうな獲物だ。頂きます」
「……もう。仕方ないみずきじゃ」
寒さが増すと我が家で起きる現象がある。
それは……げげろがこたつと一体化する事だ。気が付くとげげろはこたつに潜り込んでいる。デカイ図体をまるっと丸めて器用にこたつに収まっている。
そうこうしていると、げげろの横には、きたろもまるっと収まっている。
実に幸せな光景である。
「でもなぁ、俺もこたつ入りたいんだけど」
「まんいんです」
「そう言わず、ちょこっとな?」
「とーさん、つめてください」
「これ以上はワシの背骨が……むむっ、これでどうじゃ?」
「おお、両足入ったぜ」
「よかったです」
「こたつがもう少し大きいとよいのう」
「その前に広い家が必要だなぁ」
寒さが増すと我が家で起きる現象がある。
それは……げげろがこたつと一体化する事だ。気が付くとげげろはこたつに潜り込んでいる。デカイ図体をまるっと丸めて器用にこたつに収まっている。
そうこうしていると、げげろの横には、きたろもまるっと収まっている。
実に幸せな光景である。
「でもなぁ、俺もこたつ入りたいんだけど」
「まんいんです」
「そう言わず、ちょこっとな?」
「とーさん、つめてください」
「これ以上はワシの背骨が……むむっ、これでどうじゃ?」
「おお、両足入ったぜ」
「よかったです」
「こたつがもう少し大きいとよいのう」
「その前に広い家が必要だなぁ」
「みずき、ご飯おかわりはいるかのう」
「あ、じゃあ少し食うかな」
「キタちゃ、も!」
「二人前じゃな」
みずき家の食卓。
げげろは自分も食事しながら俺やきたろの世話をやく。実に甲斐甲斐しい、良い嫁のよう。
(でもなぁ……)
ご飯のおかわりを俺の茶碗には軽く、きたろの小さな茶碗は大人の一口分くらい盛っているげげろをしみじみ見つめる。
(げげろは世が世なら王様で、きたろは王子様……)
そんな二人が俺と狭い我が家で暮らし、王様などは家事までこなす。
(俺って……)
「贅沢者だな」
「なんじゃ、突然。まぁ、おかわりできるのは幸せじゃが……」
「ん、まぁな」
王様は首を傾げて俺を見た。
「みずき、ご飯おかわりはいるかのう」
「あ、じゃあ少し食うかな」
「キタちゃ、も!」
「二人前じゃな」
みずき家の食卓。
げげろは自分も食事しながら俺やきたろの世話をやく。実に甲斐甲斐しい、良い嫁のよう。
(でもなぁ……)
ご飯のおかわりを俺の茶碗には軽く、きたろの小さな茶碗は大人の一口分くらい盛っているげげろをしみじみ見つめる。
(げげろは世が世なら王様で、きたろは王子様……)
そんな二人が俺と狭い我が家で暮らし、王様などは家事までこなす。
(俺って……)
「贅沢者だな」
「なんじゃ、突然。まぁ、おかわりできるのは幸せじゃが……」
「ん、まぁな」
王様は首を傾げて俺を見た。
みずきさんが言う「可愛い」には種類があって、僕に言う「可愛い」は心底しみじみ言う「可愛い」である。対して父さんに言う「可愛い」は……何とは言わないけど何かが溢れている感じの「可愛い」だ。そういう時、心なしかみずきさんの周りに♡が浮かんで見える気がする……
「この作文、大丈夫かのう」
「大丈夫じゃねぇな……俺のいろいろがバレてる」
みずきさんが言う「可愛い」には種類があって、僕に言う「可愛い」は心底しみじみ言う「可愛い」である。対して父さんに言う「可愛い」は……何とは言わないけど何かが溢れている感じの「可愛い」だ。そういう時、心なしかみずきさんの周りに♡が浮かんで見える気がする……
「この作文、大丈夫かのう」
「大丈夫じゃねぇな……俺のいろいろがバレてる」