量販店に勤めていたとき、一人のお客様にじっくりと接客できないことがよくあった。そのときに重要なのは「いかに素早くお客様のニーズを捉えることができるか」ということ。今はそこまで時間に切羽詰まってないけど、お客様の熱が冷めぬ間に素早く案内できるところは他と差別化できていると強く思う。

開業時一番心配だったのが、「どのくらい実務経験があれば独立できるのか」ということだった。勤務経験2年弱で開業してしまったため、はじめはとても不安だったけど、結局一番頭を悩ませたのは、「集客」だった。とにかくお客様からの依頼が無いことには、知識・経験がいくらあっても役にたたない。

よく考えてみると、よくもまぁお金もなし・コネもなしの無計画に開業し、なんとかここまでこれたなと。一つ確実に言えることは、ここまでこれたのは自分の実力なんかではなく、単に「運」が良かっただけのこと。ただ、「運を掴み取る努力」は随所でしていたと思う。

開業当初は、「司法書士としてどのようなサービスが提供できるのか」ということを意識していたけど、今はもう少し広い目線で、「（自社の関係者も含め）高い付加価値を提供できるか」という視点で考えている気がする。

重要なのは、「トータルでお客様に価値提供できているかどうか」だと思う。