二〇二五年三月十四日の満月会（まんげつえ）〜高橋アキ 石川高 デュオ・コンサートを門天ホールで聴いた。
プログラムは桑原ゆう『 二〇二五年三月十四日の満月会』（委嘱新作・世界初演 ）、John Cage：ONE 9、Rhodri Davies ： Variform #1。
桑原ゆうの新作はフェルドマンを彷彿とさせるもので高橋アキとの相性もいい。演奏中、石川高が八方位を移動するが、視覚的に安心感があって、観客フレンドリーな仕上がり。桑原さんの自作紹介では劇的な展開がないとのことだったがそれは言い過ぎのように感じた。
ケージもロードリ・ディヴィスも贅沢だった。後者はプリパレーションなし。

ヴィクトル・シェストレム「霊魂の不滅」をPrime Videoでみた。
こんなことを真っ先に言いたくはないのだが、日本語字幕が余りにも酷すぎる。調べてみると、もう何年もこんな状態が続いているようだ。Prime Videoに苦情を入れることを検討することとした。
作品について言えば、何より御者と馬車の造形がいい。馬車は中盤に登場するが、その登場直後に海を渡るシーンがある。ここで御者は海難事故で命を落としたものの魂を回収するのだが、画面の左脇で細長い海藻が揺れていて、その動きにロートン「狩人の夜」を想起した者は私だけではないだろう。
eiga.com/movie/66790/

サーシャ・ペレグリーニ、瀬川裕美子、木下正道、菊地秀夫の「未定の領域-流謫の中の世界」J.ケージ ：2710.554、M.フェルドマン：The King of Denmark、C.カーデュー：Treatise、八村義夫：Improvisation、K.シュヴィッタース：Ursonate、木下正道： 問い？、L.ベリオ：Wasserklavier、湯浅譲二：プロジェクション・エセムプラスティク、S.ペレグリーニ：Water Bowlを両国門天ホールで聴いた。
アットホームな雰囲気。瀬川さんのブログに各作品の詳細あり。
www.yumikosegawa.com/blog-1/categ...

Alex本人より補足あり。

Theerawitch Poopha「Games People Play」などをVS Galleryなどがあるアートコミュニティ「N22」で観覧した。
ここは楽しそうな場所でいい。