我破レンジ
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wareharenzi.bsky.social
我破レンジ
@wareharenzi.bsky.social
介護用ロボットが開発され、瞬く間に普及した。人々はロボットに深い親愛の情を寄せた。
そして現在。
『ご主人さま、そろそろお食事の時間です』
世話人の僕を亡き父と誤認識したロボットが言う。ガタのきた介護ロボットを人が介護する。これこそ人間のできる唯一の恩返しというものだ。

タイトル「本末転倒な恩返し」
#140字小説
June 29, 2024 at 6:12 AM
私の勤めるキャバクラにAIロボ嬢が導入された。ふん、いくら賢くても負けないんだから!
でも甘かった。AI達は賢い素振りをせず、相槌をうっているだけで客の心を掴んでしまった。言葉までオウム返しだ。
私は悟った。男が求める女とは賢い人工知能(AI)じゃなく、言うことを聞くだけの人工無能だと。

タイトル「求めるのは賢さ……?」
#140字小説
March 4, 2024 at 3:40 AM
ロボットとのダンスは最高だ。私の脳波を読み取って完璧に動きを合わせてくれるのだから。
しかし競技会での我々の評価は芳しくなかった。だからロボットのメーカーに文句を言ったら……
「そりゃあんた、ロボットはあんたの脳波に合わせて動くんですよ。つまり脳波の段階で下手くそということですな」

タイトル「根幹からしてダメだった」
#140字小説
February 23, 2024 at 11:53 AM
バーンブレイバーン見た。リアルロボットアニメとしても普通に面白かったけど、やっぱりブレイバーンが全部持ってってしまうの最強にズルい。一人だけ戦い方の文法が違いすぎる。このギャップは今後も丁寧に描いて欲しい。

#バーンブレイバーン
January 12, 2024 at 10:29 PM
僕の顔は醜かった。彼女もできず整形も考えたけど、星間マッチングアプリで人生が変わった。
『久しぶり。地球は相変わらず良い星だね』
宇宙港に降りた彼女と抱擁を交わす。頭の触手を揺らして嬉しそうだ。自分を偽って地球人にモテるより、ありのままを受け入れてくれる宇宙人にモテる方が幸せだな。

タイトル「遠距離もなんのそのな愛」
#140字小説
January 11, 2024 at 3:43 AM