先生に相当厳しい事を言われてしまいました…。 　曰く、指示が通らない。口ではわかったと言っているのに全然違う事をやっていて、そんなのでうまくいくはずが無い。そう仰るものですから指示された事を復唱して確認を取ったところ、復唱したところで理解しているかどうかわからない、と。こんな状態では大学院生として受け入れる事は出来ない、とも。 　理解しているというのが先生にとってどういう意味を持つのかは一先ず置いておきまして、私がそうした人間であるのは「指示内容を達成する為に何をすべきなのか」が解っていないからなのではないかと思います。指示された事を一足飛びで遂行出来るのならば苦労はしません。ある程度細分化するにしても一段一段を何処に定めればよいかが解っていないのだと考えるところです。　それとは別に、私が伝えようとした事が伝わっていないような印象もありました。多分これは私の話し方が上手くない所為です。結論を急ぎ過ぎてはいけませんし前提が長すぎてもいけません。この間で取るべき丁度良い地点というのを掴み切れていないところもあります。 　一先ず、指示を達成する為にどんなデータが必要で、それを得る為には何をしなければならないかというのを私なりに解釈して無理矢理捻り出してみました。飽くまでも「私なりに」であって、それが科学的に正しい思考であるのかどうかは確証が持てません。というより確認出来ません（「こういう事をすれば良いのですか」と先生に確認しようとしても聞く耳を持って下さらない）。仕方がありませんからそのまま続ける事にして、遂にトルエン溶媒を解禁しました。溶媒の中でも危険な部類に入りますのでドラフト中で扱い、さらにマスクを装着して蒸気対策をする事になります。　大量のトルエンを一度に扱いたくなどありませんから駒込ピペットで少量だけ吸い取り、これまた少量の酢酸エチルと混ぜて展開溶媒を調製。極性を少しずつ上げながら試していく予定です。 　正直、大学院に進学するか、自分に研究は向いていないと判断して学部で就職するか迷っています。こんな体たらくで院に入ってやっていけるとは自分でも思ってはいません。ただ、就職するとなると方針を大幅に切り替える必要があります。説明会やインターンの類も様々あるようですし。頼れる人物もほぼいない中で自分だけで決めなければいけないというのは苦しいものですね…。

文のお題 (日替わり) お気に入りのマンガは何ですか ? すべての回答を表示 　複数対複数の戦闘描写が好きですね。戦況を動かす要素が多く、一人だけで戦闘の流れを決めるのが非常に難しくなっています。どんな大駒であろうとも落ちる時は落ちるし、弱い駒が強い駒の動きを止めて他の駒が働けるようにする事で全体を有利に出来るという戦略も良い。ボーダーが一体となって臨む防衛戦では特にそうですが、戦術的勝利が大局的な勝利を即座に導く訳では無い（戦いに勝ったところで戦略的条件を満たす事が出来なければ敗けである）というのも戦略の優位性を描いた素晴らしい点だと思います。アフトクラトルに対する防衛戦においても、ベイルアウトさせられた隊員も複数ありながら各員の奮闘あってあの未来を勝ち取ったのですから。 　それとは別に「個人が成長する為の戦略」と「集団として強くなる為の指針」が出て来るのが評価点。戦闘面で弱かったとしても味方の強みを活かせる場を築けば全体としては強くなれます。強い駒が一枚しか無い状態に限界があれば新しい駒を用意すれば良いと考えるのは主人公の強みですし、その為に手段を選ばなかった（結果的には形が違えど戦力増強を達成した）あたりも恐ろしい胆力の持ち主だと思うところです。 　目標に期限がなければ失敗を正しく認識できない。越えられない壁にただ挑むのはただの足踏み。だからこそ、壁を越える為に段数を「刻んで」一段一段を登れるものに変えていく。これを努力と呼ぶ。刻んだ一段を登っていけば、できたという経験が自信に変わる。　これ、別にビジネス書の文言ではなくて漫画の中の台詞なんです。意訳ではありますけど凡そこういう意味で言っています。耳に痛いけれど正論極まりない。他人の成功例をただ真似たところで自分のものにはならないという言葉も含めて本当に痛い。でも背中を押してくれる言葉でもあります。これを書きながら壁を刻む事が出来ているかどうか自問していました。目の前にある大きな壁を越える為にまず達成すべき事は何か。その次に為すべき事は何か。 　『ワールドトリガー』、お薦めです。

　師走が始まって既に一週間が過ぎました。年の終わりが着実に近づいております。年末年始に帰省する予定は無く（血縁者があんななのである意味当然）自室に留まるつもりではいますが、防府天満宮へ初詣に行くのも良いかもなと思う今日この頃。研究室に入ってからは学ぶものが知識では無く技術や方法論の側に傾きつつありますが、教科書から得るものもまだ多いので有難がるものです。 　村藤研・上條研ともに体調不良で欠席される方がいらっしゃったのが少し気にかかる一日でした。この時期なので風邪が流行るのも無理はありません。割と高い頻度で顔を合わせる関係ですから、インフル発症者が出ようものなら大変では済まない事になりそう。卒論・修論や就職関係で忙しい方がいらっしゃるこの時期は特に。私が震源地になってしまわないよう衛生には気を付けます。 　話題を変えまして、今日は赤外吸収スペクトルの初測定日でした。プリズムの上に試料を載せてそこへ赤外線を当てる事でスペクトルを出し、これによって化合物を帰属するというものです。私は当該試料の事をクランプか何かが溶け出して入り込んだ可塑剤ではないかと思っていましたが、どうやら違うらしい。さっさと帰属を済ませて報告する事とします。　それとは他の実験で上條先生への報告を二度ほど行いました。少しずつですが進捗はある状態です。粗生成物から「単離」した化合物が本当に単離出来ているのか（混ざり物では無いのか）を確かめるべく、薄層クロマトグラフィーの極性を変えて、発色試薬も万能とされるものを幾つか使用。モノどうしの極性が相当近く、そう簡単には行かなさそう。溶媒の極性を下げて分離を試みる方針です。 　私が座長を務めた抄録会ですが、発表者の方ともども私が手痛い一撃を食らいました。上條先生が質問をした座長に対し「何故その質問をしたのか」を聞く事があるとは先輩方から伺っておりましたが、実際にそれを受けたのは初めての事になります。こうした質問を「刺す」と表現するのは以前にもお話した通り。二人揃って致命傷となりました。わかっていないと判断した場合即座に刺しに来られるので非常に手強く恐ろしい方です。何時か先生の質問に答えられる日は来るのでしょうか。 　明日に提出期限の迫った物理化学の課題がありましたので私は一足先に研究室を後にしました。とは言え計算だけですので先にこれを書いています。試験まであと一か月後だと思っていたらあっという間に当日がやって来るのが大学生。出された演習課題を解き直すくらいはしておかなければ歯が立たないでしょう。とりあえず課題を片付けたら寝るとしましょうか。おやすみなさいませ。

文のお題 (日替わり) 何を減らせますか ? すべての回答を表示 　私の文化水準と幸福度を犠牲にすれば切り詰めるのも不可能ではありません。新しい本を買うのをやめるとか、菓子ないし嗜好品の類を買わないとか（元より買うほうでは無いのですが値段に対して物量が少なくお腹が膨らまない）、アニメのサブスクリプションを切るとか、必須ではなく、かつ交通費を要する外出をやめるとか。その中には今の時期しか発売していないようなもの（特装版、初回限定版といったものですね）も含まれていますから、一度削ってしまえば再販でもされない限り中古品を探すほかなくなってしまいます。 　食堂から弁当に切り替えた今の状態でもだいぶ頑張っているとは思います。近頃は学食も高くなっていまして、一食に七百円ほど掛かる事もざら。うどん一杯だけなら二百円台で食べられますが、それだけで満足するなど無理な話です。という事で米の消費量を倍増させながらも弁当でなんとかしています。野菜にせよ冷凍食品にせよ、買うなり調理するなりしてしまえばその後数日は持ちますからね。米の価格を計算に入れてもまだこちらに優位性があります。 　最近は忙しいあまりに商品の予約を忘れてしまい、限定版を逃すというのもありました。限定要素が無い分安くなったものもあるはずなのでそれを買う予定でいます。結果的に出費は削れましたが良いんだか悪いんだか…。

　抄読会が終わって疲れたから週末は湯田温泉に行くと決めていました。これは実際に行ってみたという記録になります。 　湯田温泉の名の通り、一帯は温泉施設や旅館の類が多数。山口市の公式サイトや観光サイトであれこれ調べ、主要道路に隣接する「温泉の森」がよさそうだという事に。食堂が併設されているだけでなく、休憩所で読める漫画の中には『封神演義』が入っているらしい。結構マイナーなほうの作品だと思っていましたが配置されているとは。読破しているはずですが久しぶりに読むかという事で行ってまいりました。 　到着してみますと駐車場が埋まっている。加えて結構な頻度で人の出入りがあるので人気があるという事はわかりました。駐輪スペースに自転車を止めて入館し、大人用の入浴券を買って男湯に移動。更衣室には銭湯（？）らしく自動販売機が置いてあります。成程ここで飲み物を買って、腰に手を当てて飲むのか。 　肝心の浴場は相当大きく、温度の異なる浴槽が二種類用意されていました。うち一方には湯田温泉の象徴とも言える狐の像が据え付けられています。最初に身体を洗って掛け湯をして、いざ湯船の中へ。日常的にはシャワーを浴びるだけでお湯に浸かる事は無いだけに染み渡る熱さです。　もう一つの浴槽では所々で気体が吹き出しています。一体何だろうと思って入ってみたら、腰の位置に流れが来るように作られているのが分かりました。腰痛対策でしょうか。その場で何かが分かった訳でも無いので、誰に聞くでもなく気流を受け止める私。暫くしてから上がったところ、心なしか腰まわりが軽くなったような気がします。多分効果は上がってる。 　浴場への入口の他に扉が二つ設けられておりまして、一つがサウナなのは判っていました。屋外に繋がっていると思しきもう一つの扉を開けてみますとそこには露天風呂。まさかそんなものまで備えているとは思っていませんでした。当然浸からないなんて選択肢は無い訳で。街中なので全方位が仕切りで遮られており何か風景が見えるというのでもありません。ただ、仕切りが竹で出来ていたので雰囲気はありましたね。 　浴室を出て服を着た後、自動販売機の品揃えを見てみます。定番（だと私は思っている）の牛乳の他にココアやレモネードなどが入っているようです。身体が火照っているので冷たいものが欲しいなと思っていると、ヨーグルという飲み物がありました。発酵乳で作られていてヨーグルトに似た味わいらしい。少し気になったので買って飲んでみますと、確かにヨーグルトの味がします。ともあれ銭湯で乳製品を口にするという定番は果たされました。 　支度を済ませたその足で二階に向かい、食堂の瓦そばを頂きます。山口に来たからには一度くらい食べてみたいと思っていましたが、この二年半で頂いた事が一度も無かったのです。結論、肉とつゆが非常に美味しい。薬味のねぎも大変いい仕事をしていると思います。自分で買って作れる市販の製品もありはするので今度作ってみましょうか。 　休憩室へ移動し、今回の目的の一つであった『封神演義』を手に取ります。もう二十年ほどは前の作品ですが、あまり読んだ事の無いジャンプ作品の中では一二を争うほどに好きな漫画です。藤崎竜氏の描くおちゃらけた表情やぬいぐるみになった太公望が好き。古代中国を舞台にしているのに明らかにその時代に存在しない概念　毒の粉が散布された場所でガスマスクを付ける人物が居る等）やパロディネタ（井村屋ならぬ丼村屋とか）を持ち出してくるぶっ飛んだところも好きです。　でも一番好きなのは主人公が知略型であるところ。逃げ回っているように見せて相手を追い詰めていたり、敵のちょっとした発言に着想を得て彼ら彼女らを破ってみせたりと頭の回るところを見せます。登場人物達を悉く虚仮にするような行動を取っておきながらその実誰よりも人間界の事を考えていて、自分が悪役になるような行動も厭わないところも良い。 　原作を二巻まで読み切って建物を出ました。それから自転車で自宅に帰還。温泉、素晴らしいですね。今後は定期的に行こうかと思います。

　折角の「休日」だからと惰眠を貪ってから出勤しました。私の中では、休日は研究室に行く義務の無い日と定義されています。そうであるだけであって、研究室に出向かないといけない日はあるという事です。 　座長を務める抄読会の打ち合わせをする横で私が担当した回の質問の回答を書いていきます。立体周りにはかなり苦労しましたが、メチル化のタイミングで立体をひっくり返すと考えてどうにか対応しました。メールに回答ファイルを添付して村藤研・上條研全体に送り、今日の仕事はひと段落です。　その後は月末に待っているアニュアルレポートの雛形を作りに掛かります。先輩方の作られたレポートをサーバーからダウンロードして、その形式に合わせて構造式を切り貼りして行けばそれなりのものは出来上がるのです。再現実験の元となった論文のプロシージャも転記しておきました。再現性が取れているかどうかは別として、文章を書き換えればなんとかなるはず。 　研究室を出てからコスモスに寄り、弁当に詰める為の冷凍食品を買って帰りました。おさつちゃん、あれ良いですね。他にもコロッケとかシューマイとか。平日は何時だって忙しいのでこれらの商品にはとても助けられています。加えて冷凍野菜も幾つか購入。必要な時に冷凍庫から取り出して使えるのが素晴らしい。 　最近のTwitterにはヨーグルトにココナッツサブレを刺してチーズケーキを作るムーブメントがあります。未開封のまま使ってもないヨーグルトがあったので折角ならやってみるかとアルクに出かけました。お菓子コーナーを回ってココナッツサブレを見つけ、一袋ぶんを購入して部屋に戻ります。　帰って早速袋を開け、ヨーグルトの中にサブレを突っ込むツイ廃の図。とりあえずまる一日放っておいてから食べてみる事にしましょう。明日が楽しみです。十分いけると判断したら次は別の何かでやってみますか。 　かくして土曜の四分の一、休日のうち八分の一が研究室に消えました。もっと休みを謳歌したい。春休みが無い事も知っていますので今から気落ちしております。このブログにも何度も書いた事ですが平日に対して休日が少なすぎる。精神的な疲労は溜まる一方。明日、温泉にでも行く事にしましょう。

文のお題 (日替わり) 野生動物を見ることはありますか ? すべての回答を表示 　別に街中に住んでいる訳でも無いのですが、見た事はあまりありません。自室と大学の往復ばかりしているからでしょうか。最近、維新公園付近に熊が出たとか、佐波川のあたりから熊が北上してきて我々は挟み撃ちにされているとか聞くんですけどね。まあ私のような貧弱極まりない人間がクマに遭ったが最後八つ裂きにされてしまいますから遭っていないだけ良しとします。 　弊学には猫が生息していますから、遭った事があるとすれば彼ら彼女らです。学内サークルによってみな去勢を受けた状態ではあれ大学の管理下にある訳でも無い為、一応野生動物としてカウントします。冬に入った事でめっきり見かけなくなりましたが、暖かくなればまた姿を見せてくれるでしょうか。

　今週は特に早かったような気がします。月曜日に抄読会があった所為でしょうね。あれから実験の成果が出たかと聞かれれば何かあった訳でも無く、只管に目的物を追い求める日々。NMRが取れれば話が早いのですが事情あってそれは出来ず。多分これなんじゃないかと思われるものはあるんですけどね。原料と極性が僅かに異なり、原料と同じくアニスアルデヒドで見えるようになる。来週のうちにNMR測定が出来そうならばやってみます。 　NMRと言えば弊学にその試験なるものがありまして、これに通らないと単独での測定が出来ません。知識を問うものと実技の二段階で構成されており、つい今日に前者を突破して来たところです。パソコン上で受けられるものですから何時でもやれるのですが、色々忙しくて出来ずにいました。解答欄を埋めるか選択肢から選ぶ形式で、このうち曲者なのが前者。決まった一つの回答のみが正答と認められるようで、同義語を書いてあっても不正解になる事があります。正答候補をせめて複数用意してくれればまだ楽だったんですが。 　食堂に行ったところ、大学見学にやって来られたと思われる学生服の方が大勢おられました。高校生かと思いきや中学生らしい。最近の中学生は随分と背が高いんですね。私は160 cmの小柄なので羨ましい限り。いやしかし本当に若いっていいな。研究室で揉まれてこんなになった私からしてみれば眩しい以上の感想が出ません。 　村藤研には「中間発表を通過した方にお菓子を贈る」という習慣があるそうです。成程素晴らしいじゃないかと思って乗らせて貰いました。学内のコンビニで最初はミニドーナツを買おうかと考えましたが、価格的に失礼かと思い却下。続けてキャラメルを検討したものの、該当する方が4名いらっしゃるのに対して3個しか無かったのでこれも却下。最終的にはチョコボールに落ち着いています。デフォルトの味を探していたらピーナッツがそれにあたると友人に教えて頂きました。知らなかった…。　店員の方にICカードは使えるかどうか尋ねてみたところ使えるとの事。よって小倉駅で購入したSUGOCAの残額を使って買ってきました。ICカードの残高で何かを買ったのは初めてですね。生活圏の都合上他に使うところもありませんし、丁度良かったと思います。　持っている割にはICカードを使わない民。山口県においてICカードが使えるのは山陽本線と湯田温泉駅・山口駅のみに限られており、先月常盤祭に出向いた時にも宇部線に乗り換えた為使わずに終わりました。そもそもJRを使っての移動が片道100kmを越える（即ち学割の適用範囲である）事が多く、現金で切符を買ってしまう事のほうが多くなっています。 　昔の広島にはPASPYというICカードがありました。アストラムラインや市内電車及びバスで使えるカードであり、県外への高速バスにおいても使用可能であったと記憶しております。しかしながらサービス終了が発表され、今はICOCA及び新システムのモビリーデイズに置き換えられました。払い戻し期間はまだ続いていますが、たった500円のデポジットと引き換えにカードを失うのは惜しいなと思い持っている事にしました。今もぴかぴかのままで財布に収まっています。 　さて、そんなこんなで平日も終わりですが、土日のうちに研究室に行かないという訳でもありません。少なくとも土曜日は私が座長を務める抄読会の打ち合わせがあります。数少ない休日が消えていく…。

得意なことを5つ挙げてください。 得意なことを5つ挙げてください。 　正直なところ相対的なものにしか思えないのですが書き出してみます。 有機化学 英語 ChemDrawの扱い タッチタイピング 料理（？） 　一つ目は教科書に書いてあるような有機化学の話です。「相対的」の意味が最も強く出るのはここでして、有機化学系の研究室に身を置く以上、当然ながら私よりも高い理解度をお持ちの方は多くいらっしゃいます。大学に入りたての化学科学生や高校化学を履修していない方よりはよく知っているという程度のものでしかありません。抄読会で聞かれた質問に説明をしたら「それは速度論的な要因であって今は熱力学的要因のほうが重要」と追撃が飛んでくる程度です。 　一応、同期の中でも英語は出来るほうです（そのはずです）。特有の構文故に専門的な文章には苦しめられますが、論文もある程度は読みこなしていく事が出来ます。研究室に入ってから語彙の偏りを感じるのは仕方がありません。BCGを結核ワクチンの事ではなくブロモクレゾールグリーンと解するようになったのは何時の事だったか。 　三つ目は構造式を描くのが早いとかそういう話。ショートカットコマンドを使い倒しているのである程度の速度を以て機構を描き上げる事が出来ます。それでも設定その他諸々には苦労しますけどね（巻矢印の頭側に矢印が追加されるバグを何とかして頂きたい…。）。 　大学に入ってからというもの、レポートや資料の作成にパソコンを多用した事で身に付いたのが四つ目。日本語でもローマ字でもキーボードを見ずに打ち込む事を覚えました。最近は英語の文章を打ち込む事も増えましたがそちらにも対応済。今使っているパソコンに最適化された動きをしているので、端末が変わったらまた苦労しながらも徐々に慣れていくと思います。 　料理に？を付けているのは誰かに腕を判定された事が無いからです。他者から見定められる事も無しに料理が得意だと言ってしまって良いものなのか。大学に入った時に比べて作れるものは増えましたが今でもたまに失敗しますし、コンロも直火では無いので火力面で苦労する事はあります。チャーハンはその代表例ですね。うみちゃんがブチ切れそうなものが毎度出来上がってきます。 　

文のお題 (日替わり) これまで訪れた場所で、お気に入りの場所はありますか ? それはどこですか ? すべての回答を表示 　どちらも一度しか行った事がありませんが、その一度で気に入りました。 　まずは東京。何よりも公共交通機関が使いやすい。ラッシュに揉まれるという問題はありますが、それでも本数が無いよりはましです。ホームに着いた時に一度、ホームを渡り切って別の路線のホームに移るまでにもう一度列車が来たあの経験は忘れられません。来た列車に乗れば良いというその精神が羨ましい。　江戸時代以降の経済的・文化的蓄積も挙げるべき点に入ります。東京駅の赤煉瓦には白黒写真で撮られた頃からの歴史を感じましたし、肉眼で見た雷門は大きかったですね。私は見ていませんけれど図書館や博物館も多いそうで、物質的な豊かさと文化資源が並立する都市であると言えます。　雷門と浅草寺が人を惹き付けてやまない浅草。オタクの聖地と謳われ、現代でも変わらず文化的な影響力を吐き出し続けている（少なくともノベルゲーム文化の一大拠点ではある）秋葉原。国内で出版された書籍が保存され続け、デジタル化も含めて大いなる価値を持つ国会図書館。何時か住んでみたいものです。 　もう一つは下関。海辺の街ならではの潮の香りがとても良かったです。朝早いうちから唐戸市場に行けるのも、山口市に住まう者としては羨ましく思います。あそこで食べたふぐ、もといふくは非常に美味しかったですからね。ふぐ食解禁の立役者となった伊藤博文公（山口県では伊藤公と呼ぶようです）には喝采を送りたい。　九州の玄関口にして百万都市でもある小倉に近いのも見逃せません。近年ではその経済力に引き寄せられて自認が福岡に変容しつつありますが（そしてそれは山口県にとってそれなりの危機ではありますが）、二駅先に小倉が、そしてそこから快速で一時間ほどの距離に博多が存在する事の利点は相当に大きいと思います。下関が福岡県に併合されない事を祈るのみです。

　最近、嫌というほど寒くなりましたね。朝の気温が3℃とか何それ地獄ですか。布団と人体との相互作用は強まる一方で、これを振り切る為には大量のエネルギーが必要になってきます。ファンデルワールス力に対しての水素結合くらいには強くなっているんじゃないでしょうか。大げさでも何でもなく。 　昨日のうちに立てておいたカラムにサンプルをチャージして溶媒を流す事から始めました。ナスフラスコに溶液を移して濃縮してみますとあら不思議、モノに可塑剤が混じっているではありませんか。仕方が無いのでもう一本カラムを立てて溶媒を流す事にします。 　あら不思議とは書いていますがこれはふざけただけです。別に不思議でも何でもありません。クランプに溶媒が掛かって溶けだしたのでしょう。研究室に入ってから何度もあった事故です。二度目のカラムでまた可塑剤を混ぜたのではただの能無しなのでクランプ部分をキムタオルでぐるぐる巻きにしてその上から銅線を巻いてやります。さらにクランプの下側にもキムタオルを巻いて同じく銅線で緩く固定。これだけやっておけばそう簡単には溶けません。溶ける事はあるようですが無いよりは気持ちましになります。 　昼前になって大量の溶媒が届きました。年度末になると試薬の注文が出来なくなるので上條研で纏めて注文してあったのが到着した訳ですね。その数なんと28本。研究室には到底収まり切らないので溶媒庫に運ぶ事になるのですが、全てを一度に全て運搬出来るはずもありません。何せ軽いものでも一つ10kg以上、重いものなら20kg以上になるのです。クロロホルムの一斗缶を持ち上げる時ほど塩素原子の威力を感じる事は無いでしょう。重量としては私の体重の半分弱はあるのであっさり重力に引っ張られる事になります。　何度かに分けて台車に載せて運ぶにしてもまあ重い。台車を押しながら坂を上るのが特に辛いですね。全力で押し上げて漸く動くかといったところ。本格的な冬がやってきた所為か溶媒庫の前に猫はいませんでしたが、あれだけの量と重さの溶媒を大量を扱う訳でむしろ安全とも言えました。 　研究室に戻ってカラムを一段落させ、分析化学の講義に向かいます。聞くところによれば追試の可能性がある模様。昨年は追試なんて無かったのに。落第点を取ったとは思っていませんが、全16回の後半戦も気を抜かずに臨みましょう。 　講義後は溶媒を運んだり二本目のカラムを立てたり論文紹介の資料を先輩にお渡ししたりと色々やっておりましたが、17時前には文献講読の為に部屋を出ました。映写機のトラブルがあったようで定刻通りには始まりませんでしたがともあれ今週の文献講読は終了。クリスマス当日の回はあるかどうかわかりませんのであと2～3回で今年分もおしまいですね。 　二度目のカラムの目的は可塑剤とモノを分ける事。両者に相当の極性差があったためショートカラムで十分と判断し、ポンプでの加圧も用いて短期決戦に出ます。可塑剤のRf値は0.7程度でしたから2カラム分のみナスフラスコに分取し、残り全てを別のナスフラスコへ取り分けて濃縮。結果、薄層クロマトグラフィー上で可塑剤を取り除いた純粋なモノが確認されました。やったぜ。 　12月に入って元素手帳が使えるようになったのを失念しておりましたがここに来て漸くその事を思い出し、今後の予定その他諸々を書き込んでおきました。明日やるべき事は論文紹介資料の修正と13C NMRの解析です。月末にはアニュアルレポートが待ち構えていますのでそれは赤文字で記入してあります。来年いっぱいはこの手帳に世話になりそうです。

　昨日分の記録を付ける事が出来なかったので二日分纏めて書き留めます。 　抄読会の準備期間に入った為に中断していた実験を再開したのですが、一先ずカラムに失敗した事は解りました。触媒と原料・目的物を分離する事は出来ているものの目的物と思しき何かと別の物質が混ざってしまっています。極性がかなり近いようで数カラム分流して漸く分かれるといったところ。原料のリカバリーと思われるものも出て来ているのでそれは別個に計測するとして、混ざっているものを分離する為の展開溶媒を決めたのが昨日の研究室でした。　帰宅後には私が座長を務める抄読会の質問を考える事に。当量についての質問はあまり良くないそうなので、生成物の立体や安定性を中心に疑問点を挙げてきました。あちらではなくこちらの水素が脱プロトン化されるのは何故かとか、橋頭位に二重結合を持っている中間体が生成しているがブレット則に反している事への是非はどうなのか、とか。寝たのは22時過ぎだったと思います。 　毎日私が目を覚ますのはアラームで叩き起こされるか一人でに起きてくるかのどちらかですが、いずれにしても完全覚醒には少し時間が掛かります。30分ほどでしょうか。それくらいが経過してからやっと動き出し、弁当のおかずを作り始めます。出来上がったものを弁当箱に入れて残りはタッパーに詰め込み、冷凍庫に入れるまでが一連の流れ。起きる時間がやや遅かったので朝食を食べる事も無く部屋を出ました。　研究室でカラムを立てた後、サンプルをチャージする事はなく溶媒だけを充填して理学部棟に向かいます。今日は修士課程に在籍しておられる方の中間発表だったのです。有機化学分野の発表は特に集中して聴いておりました。分野外となると全く分からないというのが正直なところでしたが。　昼休憩を経て中間発表は午後へ移り、こちらでも有機系所属の皆様の発表を中心に回っておりました。実際の発表を見ているとこのデータを提示するまでにどれだけの実験を要したのだろうか、私は果たしてそれだけの実験をこなす事が出来るのだろうかと不安になります。何せ一週間に一実験すら出来ておらず、挙句再現性すら取れない体たらくなのです。本当にどうしたものか…。 　明日は早く出てカラムをする予定（講義前に終わらせないといけません）なので今日は早めに寝ます。おやすみなさいませ。

文のお題 (日替わり) 自分自身について変えたいことを1つ挙げてください。 すべての回答を表示 　捻くれた人間であるというのは自覚するところです。自身の性根を簡単に変える事が出来ないというのも解っているつもり。何時からこうなったんだか忘れてしまいましたが、ともあれ理学部随一の奇人が出来上がっております。 　個人的にはこれをなんとかしたい。誰かの助言をそのまま聞き入れられる人間になりたいと思っています。今の私は聞きはするけど忘れるか、これで良いと思って我を通してしまう人間ですから。最近になって危機感を感じるところであって、自己と他者のバランスをもっと他者の側に傾けるべきであるとも思う今日この頃。頂いた助言を活かせないようでは意味がありません。捻じ曲がった人格を変えられないものか、今日も今日とて格闘中。

文のお題 (日替わり) 朝方と夜型のどちらですか ? すべての回答を表示 　お題の「朝型」を「朝方」と間違えている事に突っ込みを入れたい。 　まあそれはそれとして。どちらかと言えば朝型だと感じています。アラームを掛ければ起きられる反面、夜になると非常に眠くなる人間なので（特に睡眠不足の時）。自分でしたくてするのなら兎も角、研究室のあれこれで夜更かしなんてしたくありません。 　ここ数か月の平日は起きる時間帯が凡そ決まっており、午前5時から8時までの何処かで目を覚ますようになっています。全ては研究室にコアタイムが定められている事が原因です。コアタイムとは研究室に居なければならない時間ですのでその時刻までには到着していなければなりません。当然寝る前にアラームを掛けておく訳ですが、複数回設定しておいても一回で起きる事が出来ています。講義が多かった頃は寝坊もしていたのに、幸か不幸か基本的に遅刻しない人間になりました。ただし床につく時間が一定で無いのでたまに眠気地獄を見ます。

　今年も残すところ一か月となりました。あと少しでブログを始めて一年になろうとしています。月末が近づいてきたら振り返りの記事でも書きましょうか。 　今日の担当となっていた抄読会も終わりました。色々な意味で。正直上手い発表だったとは考えていませんし、先輩からは「読み手への配慮が無い（超訳）」と手厳しいお言葉を頂いております。至極真っ当です。反応機構の資料には頁番号を振っていませんし、説明用資料の論理構造も割と無茶苦茶。もっと矢印を使えば良かったと後悔しております。　質問に対する回答も的確なものだったかどうか解りません。「ここの結合だけが還元されてこっちの二重結合がそのままなのは何故？」という質問をされてアルケンの安定性を挙げて答えたところ、上條先生に「それは熱力学的安定性の話であって、今重要なのは速度論の話だよね」と追撃を食らう。分子模型を組み立ててみても立体障害があまり小さく無かったので安定性で攻めたのですが、下策でした。化学をわかってないと思われていそうで非常に怖い。 　村藤先生にお褒めの言葉を頂けたのは大変嬉しかったですね。「受け答えがよく出来ている」との事、励みになります。質問を二十五個考えてきた甲斐がありました。先輩方のご質問と幾つか重複するところもありましたので余計にそう思います。悪いところも目立ちますが、良いところもありました。 　次に抄読会を担当する時は「読ませる資料」を作るよう心がけます。箇条書きばかり使っていないで話の流れを明確にするような形にしなければなりません。学部三年ならそんなものというお言葉も頂きましたが上條先生がそれで満足されるはずも無いのですから。 　上條研の場合、抄読会の翌日は昼まで研究室に来なかったりするらしい。私？そんな事はありません。午前からグループミーティングがあるのにそんな真似していられるかというものです。実験も進めなければいけませんしアニュアルレポートもありますし、本当に忙しい月になりそう。 　話は変わりますが、パソコンの壁紙をスライドショー形式に変えてみました。『ATRI』のスチルのうち、私が選んだものがランダムに表示されるようになっています。今のスチルは夕日を受けながら懐かしの歌を口ずさむアトリ。スライドショーは試した事が無かったのですがとても良い。これであと一か月を生き延びる事が出来そうです。 　今思い出しましたが、今日18時から正門前のツリー点灯式があったのでした。21時には消灯するはずなので今はもう点いていません。正門を通らなかったので見ていませんが、また今週中にでも見に行きましょう。

文のお題 (日替わり) 肉を食べることについてどう思いますか ? すべての回答を表示 　私はヴィーガンでもベジタリアンでもありませんし、一応世俗的な仏教徒を自認しています。初期仏教においては「自分が殺されるところを見ていない」「自分に供するために殺したと聞いていない」「自分に供するために殺したと知らない」の三つの条件を満たせば肉を食べても良いとされましたが（当時の僧たちは托鉢を受ける側であって選り好みをしてはならないという思想によります）、大乗仏教では肉食が禁止されました。日本においても肉食禁止令が出されるなどしましたが庶民に顧みられる事はさほど無かったようです。 　というより宗派が浄土真宗なので禁止も何も無いのですが。浄土真宗は念仏を唱えさえすれば誰でも救われるという思想です。肉を食べていようがいまいが関係ありません。というわけで親鸞聖人自らが「肉食妻帯」を実行しており、他の宗派から見れば掟破りも良いところな戒律を持たない集団だった訳です。江戸時代に妻帯を認められる宗派は浄土真宗だけでしたし。 　肉を食べるなら食べるで良いんじゃないでしょうか。ただ人肉はちょっと受け付けない。勿論肉を食べないのも人間の自由であって、それを人に強制してはなりませんし無理に貫き通そうとしてもいけません。イスラム教にしても「知らずに食した、若しくはやむを得ず食した際には罪とならない」との記述がありますから、要は国内法や慣習を尊重するかどうか、そして他者の意思と権利を害していないかどうかなのです。

　結局、今週のうちで研究室に行かない日は一日もありませんでした。パソコンで資料を開いては訂正に訂正を重ね、座長の方にして頂く質問も兼ねて予想される質問とその回答を書いていく日。結局二十数個の質問が出来上がりました。質疑応答の時間は三十分ですから、一問一分だったとしてもニ十分は持たせられます。ホワイトボードに反応機構を描く必要のある質問も幾つかありますから流石になんとかなるでしょう。とは言え穴を完全に埋めきった訳でも無いのでそれを無くしていく必要はあります。今日と明日の時間を使って準備を整えましょう。 　土日くらいは休みたいと思っていましたが、状況がそれを許してくれません。やはり平日に対して休日が短すぎる。平日4日に対して休日3日とすべきです。平日と休日の日数を逆転させて欲しいとまでは言いませんが、こんな状況では疲労が抜けたかどうかもわからなくなります。次の週末が来たら湯田温泉にでも行きましょうか。 　そんなこんなで11月も終わり、明日からは師走がやって来ます。慌ただしいのは社会も研究室も同じ事で、上條研の学生にはアニュアルレポート（年末に提出するレポート）が襲い掛かって来るようです。研究室に正式配属されてから殆ど何も出来ていませんが、この一か月でレポートに書ける事なんてあるのでしょうか。再現実験の再現性を取らない事にはスタートラインにすら立てません。　弊学正門前のクリスマスツリーの点灯式は多分明日になります。合同ゼミと抄録会があるので見に行く事は出来ませんし、見られる時間に帰って来られるのかどうかも判りませんが（21時までは点灯している模様）。 　ともあれ11月を生き延びる事は出来ました。年明けまでの30日で死なずに済むよう頑張ります。

文のお題 (日替わり) 身に着けるのが好きなアイテムを2点挙げてください。 すべての回答を表示 　身なりに気を遣う人間でも無いので、衣類の中でも特にこれが好きというものはあまり…。なのでそれ以外のものから選ぶ事になります。 　一つはスマホカバー。一年前に『9-nine- Symphonic Concert 2』があった時にその通販で手に入れたものです。ヒロイン四人の名前とぺろ先生の手によるSDキャラが印刷されています。四人ともコンサート仕様でとても可愛い。使い始めて半年以上は経ったので少し色褪せてぼろぼろになりかけていますが、使えるうちは使い続けるつもりです。 　もう一つはひげ猫団Tシャツ。『Summer Pockets』に登場するひげ猫団のマスコットキャラクターがプリントされている半袖のシャツで、夏の時期にはよく着ています。ワンポイントなので普段使いしやすいですし、気付く人はすぐに気付くものです。暫くは着られませんが、来年の夏もお世話になる事でしょう。

文のお題 (日替わり) ない方がいいと思うテクノロジーは何ですか ? その理由は何ですか ? すべての回答を表示 　技術を用いた結果として何が起ころうとも、技術に罪はありません。悪とされるべき存在があるのなら、それは技術を扱うだけの知識や倫理なく技術を用いた人間の側だと断言できます。その危険性を知らない人間に技術を扱わせてはなりませんし、技術を用いる前にその技術で何が出来るのか知った上で人間と世界の為に活かすべきものなのです。 　故に、無い方が良いと思うテクノロジーなど存在し得ません。全てはそれを扱う側の問題であって、遍く技術は文明を進歩させる事もあれば人間を殺めるものにもなります。技術それ自身と、それを用いて作られるものは別物です。核兵器も原子力発電も元は同じ技術から出来ている「産物」であって、あれらはテクノロジーとは別の存在であるという意味で書いています。　私が専攻している有機化学も人の為に活かされる事があれば、使いようによっては生命を奪う、ないし傷つける事が出来てしまいます。食糧増産を目的に開発されたはずのハーバー・ボッシュ法は空気から火薬を作り出し、第一次世界大戦において多くの人命を殺めました。「平時には肥料を、戦時には火薬を空気から作る」とされ、一方では人を生かし他方では殺す事になってしまったのです。 　ですから忘れてはなりません。技術は人間に属するのだという事を。

　2日どころか4日分の記録を纏めて残す事になるとは…。 　原因の殆どは研究室というか抄録会の資料作成で忙しかった事です。私の中では日記を付ける事よりも睡眠時間を確保する事が優先順位が上になっています。少なくとも平日は眠気を抱えながら仕事をしていました。何分水曜日からの記録になりますから、あまり覚えていません。こればかりはどうにもならない…。 　まず水曜日。確かその日はカラムの溶液を流してからある程度濃縮していました。17時頃になってからコスモスへ夕食を買いに行ってまた戻り、濃縮を再開。結局買ったもの（冷凍パスタを5つほど）は食べていませんが近いうちに出番がやって来るでしょう。研究室を出る時間が遅かったのでアルクに寄り、薄皮パンを幾つか購入して自室に戻り、すぐに床についています。　木曜日は起き出してパンを食べ、研究室へ移動。もう一段寒くなったと感じたのはこの日だったと思います。私は社会人では無いので出勤ではありませんし、講義を受ける為だけに行くものでも無いばかりか大部分は研究活動ですので登校という言葉も違和感があります。出動は救急や消防分野で使われる語なので…何が良いんでしょうね？カラムの溶液を放置して資料に掛かり、論文を解説する為の資料を書き上げました。溶液を放っておく事は本来大変良くない事なのですが、あの構造で本体が壊れそうには無い（保護基が外れる事はあるかも知れませんが酸を出すような物質は入っていないはず）ので放置です。　金曜日。相変わらず抄録会に掛かり切り。座長の方がして下さる質問を考えたり機構を修正したりとやっていたら何時の間にか21時になっていました。ここで悲報。綿毛が舞っていると思ったら着ているジャンパーが破れてそこから出て来ていました。研究室に置いてある灰色のテープを拝借して貼り付けておきます。 　そんなこんなで土曜日がやって来ましたが、今日も今日とて研究室です。主な仕事は疑問点を挙げてそれを質問にする事と分子模型を組み立ててそれに答えられるようにする事。分子模型って意外と馬鹿に出来ないのです。この炭素鎖だと繋げたい結合どうしの向きがねじれてしまって不安定になるけれど、間に珪素を噛ませてやる事で角度が平行になって安定性が上がるといった事も模型を組めばわかってきます。勿論生成物の立体にも対応可。疑いようも無い優れものであると言えます。 　明日も研究室に行って座長の方と最終の打ち合わせを行い、月曜日の発表に備える予定。有機研に休みなんて無いのだ。

文のお題 (日替わり) 睡眠が必要ないとしたら、その時間に何をしますか ? すべての回答を表示 　課題が終わっていないとか作らないといけない資料が未完成であるとか勉強に時間を割くべきだというのならそれに時間を振り向ける事になるでしょうが、そうでも無いのならTwitterを見るなりredditで化学ネタを探すなりpixivで作品を漁るなり自由にやっているのではないかと思います。 　活動可能時間が凡そ7時間ほど増える事になるので非常に助かる変化です。特に研究室関連の仕事を処理する時間、勉強する時間が出来るのが有難い。平日は何時も疲れて帰ってきて、ご飯を食べたらすぐに寝てしまいますからね。睡眠時間を確保しないと翌朝に響くのが辛いところ。 　もしかすると必要なくても寝ているかも知れませんが。

　抄録会まであと一週間を切りました。実験の進捗が多少遅れても良いそうなので、反応機構を描いた資料と説明用の資料の作成に力を入れる事にします。機構のほうはほぼ全て書き終わったので先輩方に確認して頂き、間違っている箇所ないしより合理的な機構が提唱された箇所があれば訂正する仕事です。隣接する窒素と酸素がともに正電荷を持つ構造と過酸化物の構造とではどちらが安定なのか頭を捻る仕事です。少なくとも一筋縄ではいきません。 　眠気を堪えながら資料作成に励み、夕方からは研究室のゼミへ。私より先に抄録会の発表を行う同期の方がいらっしゃったので、気になる点について幾つか質問をして来ました。上條研・村藤研では質問をする事を俗に「刺す」と言いますから、それに倣えば何本か刺して来たという事になります。反応後のクエンチに何を使っているとか、二価パラジウムを0価パラジウムに還元する試薬は何かなど色々と。こういう時に疑問点を見つける目は大事です。　今週は我々が刺しましたが来週は私が串刺し&蜂の巣にされる番。せめて被害を小さく出来るように努力する所存。錯体を含めて金属の役割について調べる必要がありそうです。 　友人たちと一緒にご飯に行こうという話になったので研究棟を出ようとしたらそれなりに激しい雨。仕方が無いので暫く雨宿りをしてから中華料理店に向かう事になります。まあ現地に行ったら閉まってたんですが。　予定を変えて近くのジョイフルに行ったら村藤研の方が数名。まさか出くわすとは思わなんだ。近くに座って些か気まずい雰囲気になりつつもこちらはこちらで雑談をしていました。主に歴史の。ハングルは合理的な文字だという話から始まって漢字文化圏の話題に移り、そこから遊牧民、テュルク系民族、トルコというように移り変わっていきます。最終的にアタテュルクはすごいという結論に辿り着きました。明治維新をワンマンで進めたようなものですからね。 　それから部屋に戻って弁当箱を洗い、これを書いています。明日も早いのでさっさと寝たいところです。睡眠時間から考えるに寝不足は続きそう…。

文のお題 (日替わり) イライラさせられる上位3つのことを挙げてください。 すべての回答を表示 ⒈企図した通りに行かない⒉話が通じない 　3つ目は思いつきませんでした。 　⒈はサランラップが破れて引き出せなくなったとかそういう話です。最近のサランラップは品質が劣化しているような気がします。もしかしたら開けてから時間が経った所為でそうなったのかも知れませんが。　⒉は対人要因。二人で班組んで実験しているのに共同実験者が何もしていなくて、こちらが何か指示を出してもそれに従わない、とか。仕方が無いのでその人物の分も私がデータを取りましたが、結局のところは数週間後に班自体が解体されて単独で実験出来るようになりました。有難い采配でしたねあれは。

　国公立大学の利点の一つは、祝日が祝日している事だと思います。 　理系研究室の欠点の一つは、祝日が祝日していない事だと思います。 　何が言いたいかというと今日も抄録会の資料作成で忙しくしていたという事です。国公立大学においては祝日に講義も研究室も無いのは間違い無いのですが、それはそれとして平日だけで諸々の仕事が終わるはずも無いので祝日であろうと資料作成に励む事になります。 　反応機構について書かれた資料をネット上で探し、機構を描き、Geminiと顔を突き合わせ、時にはredditへ質問を飛ばして少しずつ進行中。まだ描き切れていないスキームが幾つかあるので本番までにそれを終わらせなくてはいけません。発表一週間前があっという間にやって来るとは先輩の言。成程その通りになりました。睡眠時間を削って頑張る他に無いようです。 　11月もあと一週間。少なくとも今月中に死ぬ事は無さそう。

文のお題 (日替わり) 現在、最もお気に入りの人は誰ですか ? すべての回答を表示 　そもそも人を気に入るという事が無いので良くわかりません。 　気に入るという言葉は同格若しくは目下の人に使うものであって、少なくとも立場が上の方に対して用いる語で無い事は確かです。その為対象者は凡そ年下の方に限られる事になります。 　その意味で言うと化学オリンピックに挑まれる皆様は大変尊敬の対象です。高校生なのにアトキンス物理化学を読む事になるのですから並大抵の努力では務まりません。私も持っていますし講義で扱っていますのでよく解ります。ましてやそれを高校生で理解しなければいけないのですから。　しかも範囲は物理化学だけではなく、有機化学や無機化学、分析化学も入ってきます。一冊何百頁とあるような専門の教科書の知識を頭に詰め込まなければなりません。私ですら半分入っているかどうかだというのに。