これで少しは楽になるだろうか。

でも、やっぱり、「女性」の記号を見ただけで気持ち悪くなるとか、「心が女」な時も、妻以外のひとから「女」って思われるのはイヤだなあ、とか、むしろ「体は男」って思ってほしいよなあ、とか、移行して正解だったと感じさせることもたくさんある。それでいて「心が女」の時に鏡を見ると自分の姿への違和感がすごくて「誰だよこのおっさん！？誰が私をこんな風にしたの！？」（お前だよ）って思ってしまうし、もう訳がわからない

時々「心が女性」になるやつが最近すごく激しくなっていて、しかもその女性は「子供ほしいいいいいい」と絶叫している。普段の俺も、「もしかして俺は自分にとって大事な何かを抑圧しちゃってるのかな…？」という疑いに苛まれる。移行したのは本当に俺にとって良かったんだろうかと

性別が辛い、二元論をデフォルト扱いする他者と関わるのが辛い、好きな人の子供がほしいけど原理的に無理なので辛い、この辺の悩みというかつらみを、クィアな価値観や前提知識をそれなりに共有できるひとに聞いてほしい。（自分の大切な話をクソみたいなメタ社の儲けのネタにされるのはイヤだけど、語れる相手がいないとなあ）

率直に言えば、あの人には俺に見える所からいなくなってほしいと思っている。俺の心の中にはただ、気持ち悪い記憶を消したい、目の前から消えてほしい、という気持ちだけがある。

この分野の近辺にいる限り当面は避けられないんだろうなあ。遭遇するのは嫌だが、だからといってこちらが避けなきゃいけないのも嫌だ。張り合うのも張り合わないのも癪。別の世界線に存在したい…。

こちらが一方的な被害者という訳でもなく、俺が加害してしまったことについては申し訳なく思ってもいるのだが（俺の言動は今の俺は許さないけど当時の俺にとっては「正当防衛」だったし、総合的に見ればやはり俺の被害の方が大きかったと俺は感じるが…）、仮にチャンスがあったとしても謝罪とか和解とか全然したいと思えない、それほど痛みを伴う関係性と別れ方だったし、名前を見た瞬間に息が止まるのは後ろめたさからではなく恐怖だと思う。

「宗教右派」だけが問題なのではなくて、そういうプロパガンダはこの社会の差別意識に乗っかってるから広がりやすいのだと捉えるべきだと思う。問題は資本主義的な社会構造が家父長制と植民地化を必要としているからなのであって、特殊なグループの特殊な主張が偶然広まった、みたいな話ではないということだ。
あと「宗教」を批判することで「科学」が過剰に持ち上げられる傾向もおかしいと思う。科学は歴史的にしばしば人種差別やジェンダー差別を強化するために使われてきたし、今もそうだ。「科学的に考える」というとき、何のための科学か、何のために、誰のために考えるのか、ということをこそ考える必要がある。

…本書はヴェンチャー企業での経験をもとに個々の企業やテクノロジーではなくそれを支えるヴェンチャーキャピタルの仕組みに注目すべきだと訴える。著者がヴェンチャー企業の研究をしたのは大学院生時代。はじめはヴェンチャー企業におけるカルチャーを調査するつもりで「インターンとして無償で働くかわりに研究対象にすることを認めてくれ」という条件である企業に入ったが、そのうちにヴェンチャーキャピタルによって企業の戦略が左右されサンフランシスコの本社で働くエンジニアたちが高待遇を享受する一方でフィリピンやラスヴェガスで顧客の対応などでその企業のビジネスを支える労働者たちが安く使い捨てにされていることに気づいた。…

（個人的には、トイレは主に排泄するための場所である、とするのは別にいいんじゃね…？とは思ってる）

（まあ、トイレは排泄するためだけの場所でもないので、排泄に関するシンボルを使うことは、それはそれで別の排除、あるいは少なくとも目的の序列化を含んでしまうかもしれないが。。）

その雑ヒューリスティックやめた方がいいよ！とは思う。