プロテスタンティズム倫理と資本主義の精神bot
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プロテスタンティズム倫理と資本主義の精神bot
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1904-05年発刊、マックス・ヴェーバー著、3時間毎に1回ランダム+αにつぶやく仕様です。
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財産が大きいほど神の栄誉のためこの財産を維持し休む間もなく働いてこの財産をふやさねばならないという責任感がますます重くなるのである。もしも禁欲的な生活態度がこの試練に耐えることができるならばであるが。
December 2, 2025 at 12:52 AM
スイスや南ドイツの初期の再洗礼派の信徒たちが聖書的な生活と考えたのは、本来は聖フランチェスコと同じように徹底したものであって、現世のすべての楽しみ否定し使徒たちの生涯をあくまでも模倣とするものであった。
December 1, 2025 at 9:52 PM
聖徒が俗世から離れたいという衝動が感情的に極めて強まると、半ば共産主義的な性格を帯びた修道院的な共同生活が組織される事もありえた(略)感情性の配慮によって生まれる極端な効果が目指されないあいだは(略)自らの救いの確信を得ようと努力するのだった。
December 1, 2025 at 3:52 PM
生活のすべてを徹底的にキリスト教化すること、これこそがルター派と違ってカルヴァン派が倫理的な生活態度に強く求めた方法論がもたらした帰結だった。
December 1, 2025 at 12:52 PM
さらには中世の近代のユダヤ教の経済倫理の様々な特徴は、ピューリタニズムの経済倫理の特徴と比較すると資本主義的なエートスの形成において決定的に異なる地位を占めていたこともわすれてわならない。
December 1, 2025 at 9:52 AM
キリスト教のほとんど全ての宗派の禁欲的な文献のうちにはその他の手段で生活する機会が与えられなかった人々は、例え低い賃金で働かざるをえないとしても仕事に忠実に労働するならば神に深く喜ばれるものであるという考え方が浸透していたのである。
December 1, 2025 at 3:52 AM
ウェスレーの教説によるとこのような確信によって、再生された者となった人々は、恩寵の働きのおかげで、すでに現世のうちで、確信という第一の回心とは別に第二の聖化の過程において罪なき状況に到達することができ、自己の完全性を意識できるようになるのである
December 1, 2025 at 12:52 AM
宗教改革の人々にとって、人生で何よりも決定的に重要だった問題は永遠の救済を求める事だった。ところがこの予定説によって人々が教えられたのは、人間は永遠の昔から定められた運命に向かって、一人で孤独に歩まなければならないという事だった。
November 30, 2025 at 9:52 PM
現代の経営者が自社の労働者にできるだけ多くの労働させるために、(略)出来高制の賃金である。(略)短期間のうちに例外的に多額の報酬を手に入れられるように定めておけば、労働者は自分の労働の生産性の向上に関心を持つに考えたのだ
November 30, 2025 at 6:52 PM
ルターは自分の天職の思想を聖書から導き出せると考えたが、この聖書という権威という観点から見ると全体としては伝統主義的な思想の方が有利である。とくに旧約聖書で(略)世俗的な道徳を樹脂するところはほとんどないし、あってもごく素朴な思想や端緒となる思想が散発的にみられるだけである
November 30, 2025 at 3:52 PM
初期の再洗礼派の教団においては現世との付き合い、すなわち世間との人々との必ずしも必要でない交わりを厳しく回避しようとする姿勢が生まれた。これは原始キリスト教の信徒たちの生活を模範するとするという意味で厳格な聖書主義と結びついたものだった。
November 30, 2025 at 12:52 PM
穏健なバクスターでさえ例え友人であっても深い不信感をもってつきあえと忠告しているし、ベイリーは誰も信じない事、自らを危うくする事には誰にも語らないでいる事を勧めている。信頼に値するのは神だけであるというのである
November 30, 2025 at 9:52 AM
再洗礼派の宗教性が世俗の通常の職業生活のうちに流れ込むとともに被造物である人間が沈黙するときだけに神が語り給うという思想は、信徒が自分の行状を冷静に点検し良心を個人的に吟味する方向に教育するものとなった。
November 30, 2025 at 6:52 AM
この精神の誕生は平和的に行われたのではなかった。最初に革新を実行した人は激しい不信の念が向けられ、時には憎悪が、とくに道徳的な憤慨が浴びせかけられるのが常だった。
November 30, 2025 at 3:52 AM
カルヴァン派においては、倫理的な体系の特徴的な一部となったのである「隣人愛」は被造物のためではなく神の栄光の為に行われるべきものである
November 29, 2025 at 9:52 PM
旧約の合理主義そのものは本質的な小市民的で伝統的な性格を備えている旧約聖書にはこのほかも、預言者や多くの詩篇にみなぎる情念だけでなく独特な宗教史も存在している
November 29, 2025 at 6:52 PM
しかし後のメソジスト派にみられるようにこのような完全な状態に到達するのは普通におこることではなく、各人の完全さの度合いは各人の進歩に段階に応じたものとなると考えられていた。
November 29, 2025 at 3:52 PM
全ての人にだれかれと差別なく天職として一つの職業が与えられているのであって、各人は自分の天職を見いだして、働けねばならないのである。
November 29, 2025 at 12:52 PM
敬虔派の信徒たちには、公式的には教会に属していたが神学者の指導する教会には強い不信感を抱いていた。(略)信徒たちは聖者の見えざる教会を地上の見える教会にすることを望んだのである
November 29, 2025 at 9:52 AM
17世紀にオランダの経済が持っていた活力の源泉は、オランダに多かった「非国教会派の信徒たち」が労働と勤勉な産業活動を神に対する義務と考えているからだと指摘しているが、これは当時としてはまだ新奇な出来事であったこの状況を語ったものである。
November 29, 2025 at 6:52 AM
再洗礼派の運動はどの宗派においても教会ではなく教団を作りだしたことが、この違いをさらに強めることになった。カルヴァンでも敬虔派でもメソジスト派でも教団の内部で事実として自発的な共同体を形成せざるを得なかった場合には常に同じ結果になったのである
November 29, 2025 at 3:52 AM
バクスターはコリント信徒への手紙1のうちで職業観念にとってきわめて重要な意味を持つ個所に含まれている伝統者義的な色彩を無視したのだった。それと同じように詩篇の詩句やソロモンの箴言の情緒豊かな表現のうちに含まれている東洋的な静寂主義はあっさりと無視したのである
November 29, 2025 at 12:52 AM
市民的な資産が「貴族化する」傾向はいつの時代でもいかなる場所でもみられるものであり、現在のドイツでも働いているがピューリタニズムが封建的な生活様式に強い反感を抱いていたためにこうした傾向は阻害されたのだった。
November 28, 2025 at 9:52 PM
ツィンツェンドルフ自身も教団内でピューリタン的な意味での禁欲的な聖性の傾向が強まることを何度も阻止し「業の聖化」の主張をルター派的に修正しようとしている。また小集会を排斥し懺悔の慣行を維持するための聖礼典による救いを堅持するという(本質的にルター的な)思想傾向がみられた
November 28, 2025 at 6:52 PM
バークリーがはっきりと証言することを禁じるものであって、合理的な営利を禁じるものではなかったのである。所有物を非合理的に使用することを禁じるものであって、合理的な営利を禁じるものではなかったのである。
November 28, 2025 at 3:52 PM