力が強すぎて振り払えない。暗がりで大男に押さえつけられる恐怖で、震えが止まらない。
「警察に引き渡す前に、家主からもちょっとお仕置きさせてよ。もう二度とこんな気が起きなくなるようにさ」
「な、なにを」
言う間に俺の服を剥いでいきそれをロープ代わり両手首を縛る。
「やめ!ムグッ」
ズボンも脱がされ口枷のように塞がれてしまえば抵抗の声も響かない。
「長谷部くん……自業自得って、知ってる?」
下着も剥ぎ取られ、押さえつけられ、肌にあたる床が氷のように冷たい。
暗がりで顔は見えないのに、目の前の恐ろしい男が微笑んでいる気がした。
という燭へし。
力が強すぎて振り払えない。暗がりで大男に押さえつけられる恐怖で、震えが止まらない。
「警察に引き渡す前に、家主からもちょっとお仕置きさせてよ。もう二度とこんな気が起きなくなるようにさ」
「な、なにを」
言う間に俺の服を剥いでいきそれをロープ代わり両手首を縛る。
「やめ!ムグッ」
ズボンも脱がされ口枷のように塞がれてしまえば抵抗の声も響かない。
「長谷部くん……自業自得って、知ってる?」
下着も剥ぎ取られ、押さえつけられ、肌にあたる床が氷のように冷たい。
暗がりで顔は見えないのに、目の前の恐ろしい男が微笑んでいる気がした。
という燭へし。
「懸命だ。今動いたらこの刀が喉元を切り裂くところだった」
男はなおも続ける。
「仕事柄不審な人物に狙われることは多くてね。君が侵入した時点で僕の携帯及び警備会社に通報は行ってるんだ。でも突入は待ってもらっている。監視カメラで見た君があまりにも稚拙でかわいくてね。君、空き巣は初めてだろ」
思わず鼻で笑う。
「かわいいだぁ?家に入られていてよく言う…」
「そうだよ。哀れで可哀想で、かわいいね、長谷部くん」
なぜ俺の名を、そう思った瞬間、世界が反転した。長船に押し倒された。
「懸命だ。今動いたらこの刀が喉元を切り裂くところだった」
男はなおも続ける。
「仕事柄不審な人物に狙われることは多くてね。君が侵入した時点で僕の携帯及び警備会社に通報は行ってるんだ。でも突入は待ってもらっている。監視カメラで見た君があまりにも稚拙でかわいくてね。君、空き巣は初めてだろ」
思わず鼻で笑う。
「かわいいだぁ?家に入られていてよく言う…」
「そうだよ。哀れで可哀想で、かわいいね、長谷部くん」
なぜ俺の名を、そう思った瞬間、世界が反転した。長船に押し倒された。
リビングを物色、特に目ぼしいものはない。金庫のようなものもない。キッチン用具はやけに充実しているが、こいつ料理が趣味とか言っていたな。
ここに無いとしたらどこだ。雑に散らかしたものを戻すこともなく、次の部屋、次の部屋へ。だがどこも同じような服やら本やらでピンとくるものが無い。イライラしながら二階へ上がる。2階はトイレと、扉の閉まって部屋。寝室か。ここだろうか、重要物は。ゆっくりと暗い部屋の扉を開ける。
突如、喉に突きつけられた冷たいもの
「動くな」
低く、ドスのきいた声が真隣から聞こえ、血の気が引き、氷のように固まる。
リビングを物色、特に目ぼしいものはない。金庫のようなものもない。キッチン用具はやけに充実しているが、こいつ料理が趣味とか言っていたな。
ここに無いとしたらどこだ。雑に散らかしたものを戻すこともなく、次の部屋、次の部屋へ。だがどこも同じような服やら本やらでピンとくるものが無い。イライラしながら二階へ上がる。2階はトイレと、扉の閉まって部屋。寝室か。ここだろうか、重要物は。ゆっくりと暗い部屋の扉を開ける。
突如、喉に突きつけられた冷たいもの
「動くな」
低く、ドスのきいた声が真隣から聞こえ、血の気が引き、氷のように固まる。
抜き足差し足、壁伝いに玄関へ。それにしても生活感がない、綺麗すぎる。長船は未婚だったか。
抜き足差し足、壁伝いに玄関へ。それにしても生活感がない、綺麗すぎる。長船は未婚だったか。
リプありがとうございます!しかも「大好き」という言葉までいただいてしまい…嬉しいです!
私も🦋は全然詳しくないのですが、徐々にこちらも使えるようになっていきたいと思います!
仲良くしていただけると嬉しいです、これからどうぞよろしくお願いします😊✨
リプありがとうございます!しかも「大好き」という言葉までいただいてしまい…嬉しいです!
私も🦋は全然詳しくないのですが、徐々にこちらも使えるようになっていきたいと思います!
仲良くしていただけると嬉しいです、これからどうぞよろしくお願いします😊✨
長谷部「うん?」
長船「いえ、卒業式が終わるまで内緒にしておきます。卒業式が終わったら、改めてご挨拶に行きますから」
長谷部「いや、別にいいから。卒業式終わったらお前第二ボタン争奪戦だろうし、俺のとこに来る暇なんてないぞ」
長船「心配してくれるんですね。優しいな。でも僕の第二ボタンは誰にもあげません。あげたい人がいるので」
長谷部「そう、か」
長谷部「うん?」
長船「いえ、卒業式が終わるまで内緒にしておきます。卒業式が終わったら、改めてご挨拶に行きますから」
長谷部「いや、別にいいから。卒業式終わったらお前第二ボタン争奪戦だろうし、俺のとこに来る暇なんてないぞ」
長船「心配してくれるんですね。優しいな。でも僕の第二ボタンは誰にもあげません。あげたい人がいるので」
長谷部「そう、か」