再び目を覚ました時にはどうか終わっているように願いながら
されど、次の日になってもベッドの上から降りることは許されなかった
みたいな、第二次性とかあまり興味がないけどヨダの匂いが大好きであるが故に敏感すぎてヨダがΩじゃなくてもラットを起こしちゃうビマと、いつか別れる時が来るだろうからそれまでに手を切ろうとしたら速攻わからせ食らったヨダのオメガバを…(長いな…
再び目を覚ました時にはどうか終わっているように願いながら
されど、次の日になってもベッドの上から降りることは許されなかった
みたいな、第二次性とかあまり興味がないけどヨダの匂いが大好きであるが故に敏感すぎてヨダがΩじゃなくてもラットを起こしちゃうビマと、いつか別れる時が来るだろうからそれまでに手を切ろうとしたら速攻わからせ食らったヨダのオメガバを…(長いな…
扉を開けるために背を向けた無防備な姿がどこか腹立たしくて――ふと、こんなに無防備であるのならば、他の誰かにこの甘い匂いを嗅がせたこともあるのでは無いかと考えてしまって
それからビマの視界は真っ赤に染まって
気がつけばぐちょんぐちょんになるまで抱き潰されている(進行形)のヨダ
Ωはもう近くにいないというのにラットが収まらないビマに半分恐怖しつつ、なんとか逃げようと模索する
が、逃げることは出来ず、それどころか更に奥深くまで無理矢理繋がれ意識が飛ぶ
扉を開けるために背を向けた無防備な姿がどこか腹立たしくて――ふと、こんなに無防備であるのならば、他の誰かにこの甘い匂いを嗅がせたこともあるのでは無いかと考えてしまって
それからビマの視界は真っ赤に染まって
気がつけばぐちょんぐちょんになるまで抱き潰されている(進行形)のヨダ
Ωはもう近くにいないというのにラットが収まらないビマに半分恐怖しつつ、なんとか逃げようと模索する
が、逃げることは出来ず、それどころか更に奥深くまで無理矢理繋がれ意識が飛ぶ
帰りの車の中でこの匂いがなんなのか考える
考えて、考えて…そこでふと、こう思ってしまう
自分にだけしか分からない匂いなんて、まるで番のフェロモンみたいだ、と
瞬間頭が多幸感に襲われる。自分だけの番が、自分を誘う香りなのだと。甘い匂いなのは、ビマ好みなのは全てヨダがビマの番だからだと、そんなことは無いと分かっていても、たまらなく嬉しかった
嬉しくて嬉しくて…酷く、興奮して
帰りの車の中でこの匂いがなんなのか考える
考えて、考えて…そこでふと、こう思ってしまう
自分にだけしか分からない匂いなんて、まるで番のフェロモンみたいだ、と
瞬間頭が多幸感に襲われる。自分だけの番が、自分を誘う香りなのだと。甘い匂いなのは、ビマ好みなのは全てヨダがビマの番だからだと、そんなことは無いと分かっていても、たまらなく嬉しかった
嬉しくて嬉しくて…酷く、興奮して
甘い匂いだった。だから、一瞬気を取られていた…と思う。次の瞬間には頬が熱くて、目を向けた先にはヨダがいた。その瞳は怒り、失望、嫉妬…いろんな物が混ざっていた
「帰る」
そう言ってこちらに背を向けた時、確かに甘い香りがした。先程のΩとは違う、濃くて、美味しそうな香りだ
だが、ヨダはβだ
匂いがするはずも無い。兄弟のαに聞いたときも、何も匂わないと言っていた
甘い匂いだった。だから、一瞬気を取られていた…と思う。次の瞬間には頬が熱くて、目を向けた先にはヨダがいた。その瞳は怒り、失望、嫉妬…いろんな物が混ざっていた
「帰る」
そう言ってこちらに背を向けた時、確かに甘い香りがした。先程のΩとは違う、濃くて、美味しそうな香りだ
だが、ヨダはβだ
匂いがするはずも無い。兄弟のαに聞いたときも、何も匂わないと言っていた
「目が覚めたか?浮気者」
「…浮気者?」
「はっ、自覚無しとは…もういい。帰る」
「…おう」
ビマはまだ、Ωの方を向いていた
本当はビマを置いてさっさと帰りたかったが、あいにく遠出の為車がないと帰れない。車を運転するのはビマの役割のため、仕方なく連れて帰ることに
「目が覚めたか?浮気者」
「…浮気者?」
「はっ、自覚無しとは…もういい。帰る」
「…おう」
ビマはまだ、Ωの方を向いていた
本当はビマを置いてさっさと帰りたかったが、あいにく遠出の為車がないと帰れない。車を運転するのはビマの役割のため、仕方なく連れて帰ることに
更に何故かは分からないが段々とヨダのことが可愛く見えてきてしまう。少し前まで腹が立っていた仕草や行動ですら、今では胸をときめかせる行動のひとつになりつつあった
以降、神妙な顔で鱒に相談するビマの姿を見かける人が増えたとかなんとか
更に何故かは分からないが段々とヨダのことが可愛く見えてきてしまう。少し前まで腹が立っていた仕草や行動ですら、今では胸をときめかせる行動のひとつになりつつあった
以降、神妙な顔で鱒に相談するビマの姿を見かける人が増えたとかなんとか