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だいぶ周回遅れで『ひらやすみ』のドラマを観てる。阿佐ヶ谷姉妹のドラマのときよりも馴染みの風景がたくさん映ってて嬉しい☺️ 今度世尊院前の歩道橋、上ってみよう。
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なみじゃない、杉並! -中央線あるあるPROJECT-
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December 6, 2025 at 1:01 PM
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【新刊】『花々の言葉 世界ではじめての花言葉辞典』(シャルロット・ド・ラトゥール夫人/三宅京子訳) x.gd/QhhSH 花言葉の起源へ――清新な物語と共に〈花言葉〉は萌え出した。文学・歴史・博物学からひもとく花々のメッセージ。19世紀フランスで爆発的に流行した花言葉辞典、本邦初訳。
October 23, 2025 at 8:41 AM
千頁超の分厚い本にもかかわらず、重版することができました(第3刷)。これも、長く祖父の翻訳を愛読してくださっているみなさまのおかげと存じます。ありがとうございます。微修正ですが、今回の版には昨年刊行した『新版 モンテーニュ逍遙』について、巻末の書誌に説明を追記しています。 #モンテーニュ #モンテーニュ随想録
【再版出来】『モンテーニュ随想録』(ミシェル・ド・モンテーニュ著/関根秀雄訳) x.gd/eBO3R 独自の哲学を記述するためのまったく新しいジャンル「エッセー」でモンテーニュが語る、よりよく生きるための哲学。1360頁の篤実なる関根訳、増補決定版。
October 16, 2025 at 10:00 AM
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【再版出来】『モンテーニュ随想録』(ミシェル・ド・モンテーニュ著/関根秀雄訳) x.gd/eBO3R 独自の哲学を記述するためのまったく新しいジャンル「エッセー」でモンテーニュが語る、よりよく生きるための哲学。1360頁の篤実なる関根訳、増補決定版。
October 16, 2025 at 5:26 AM
先週、藤田真央さんの演奏を初めて聴いた。ベートーヴェンのピアノ協奏曲、こんなに繊細で瑞々しい音楽だったかしら? とびっくり。すばらしい演奏に涙腺がゆるんでしまった……
September 28, 2025 at 1:02 AM
『名づけられた葉』中学生のとき合唱曲で歌った。娘に聞かせたら「ふーん、そんな歌なんだ」とあまり感心してもらえなかった…
September 17, 2025 at 11:14 AM
サーティワンの大納言あずき、美味しかった〜
September 15, 2025 at 9:13 AM
ウサギボール。「丸けりゃかわいいってもんじゃない」というお叱りの向きもあるかもしれないけれど、ことウサギにおいては、究極形態ではないかと…
August 31, 2025 at 12:33 PM
【初恋の場面 (2) 〜『失われた時を求めて』を読みながら〜】「スワンの恋」では大人の苦悩に満ちた恋愛の修羅場を延々と見せられるますが、シャンゼリゼ公園で遊ぶ語り手とジルベルトの初恋模様は、一時の幸せを感じます。
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初恋の場面 (2) 〜『失われた時を求めて』を読みながら〜|Eugênio Sibaccio
もうすこしで私のところに着く直前、ジルベルトは氷のうえで滑ると、うまくバランスをとろうとしたからか、そのほうが優雅だと考えたからか、それともスケートの姿勢の真似をしたのか、両腕を大きく広げて微笑みながら進んできた。まるで両腕のなかに私を迎え入れようとせんばかりである。 プルースト『失われた時を求めて』 第一篇《スワン家のほうへ》吉川一義訳 (岩波文庫版第2巻 p.458) シャンゼリゼ公園での幸...
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June 22, 2025 at 12:04 PM
【アナトール・フランス『シルヴェストル・ボナールの罪』】「この小説に出て来る書物は、われわれの知らぬものばかりである。しかし古今東西を通じて渝(かわ)らぬ書物愛好者気質(かたぎ)は、全篇ににじみ出ている。」(柴田宵曲)
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アナトール・フランス『シルヴェストル・ボナールの罪』|Eugênio Sibaccio
アナトール・フランスの『シルエストル・ボナールの罪』は一生娶らず、書籍を友として書斎に老いる学者を主人公とした作品である。従って書物は全巻の随所に出て来る。(...) この小説に出て来る書物は、われわれの知らぬものばかりである。しかし古今東西を通じて渝らぬ書物愛好者気質は、全篇ににじみ出ている。書物そのものを主材にした小説として、『薪』は最もすぐれたものの一つであろう。 柴田宵曲「書物を題材と...
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June 21, 2025 at 8:04 AM
【初恋の場面 (1) 〜『失われた時を求めて』を読みながら〜】小説では苦しい恋模様が多い中で、少年時代の語り手がジルベルトに寄せる初恋の情景は、わたしたち読者自身の経験とも重なって、微笑ましく感じさせます。
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初恋の場面 (1) 〜『失われた時を求めて』を読みながら〜|Eugênio Sibaccio
まなざしの交差  プルーストの『失われた時を求めて』ではさまざまな恋愛模様が描かれています。スワンと青年になってからの語り手(主人公)が繰り広げる愛憎劇は、愛というものの真実を明るみにしている一方で切なく息苦しささえ感じさせますが、少年時代の語り手がジルベルトに寄せる初恋の情景のほうは、わたしたち読者自身の経験とも重なって、微笑ましく感じさせます。  その二人が初めて出会う場面は、なかなか印象...
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June 15, 2025 at 10:25 AM
【ブルトン『狂気の愛』】狂気の愛…… 本当に狂気に陥ってしまったら本当には愛せない、愛について本当には語れないのではないか?.…..
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ブルトン『狂気の愛』|Eugênio Sibaccio
一歩進むか、一歩退くか、わたしはその顔を二度と見られないのではないかと、気も狂わんばかりに恐れていた。しかし、その顔がびっくりしたようにわたしのほうに振り向けられ、それが非常に近かったので、この瞬間の彼女の微笑みから、緑色のはしばみの実を掴んでいるリス un écureuil tenant une noisette verte というイマージュが浮かび、その思い出が、今日のわたしに残されている。 ...
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June 6, 2025 at 9:54 AM
【サド『恋の罪』】サド文学の入門に良い短篇集ではないかと。サドといえば残酷な性描写のイメージですが、それはほとんどないものの、『恋の罪』ではサドの「濃度」を落ち着いて(?)感じられる気がします。
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サド『恋の罪』|Eugênio Sibaccio
美徳にたいして勝利をおさめたときに悪徳が誇示する底意地の悪い喜びこそは、なんとも異様なものです。 「フロルヴィルとクールヴァル、または宿命」より (植田祐次訳) 「苦悩する精神の次元の残酷さ」を描く物語  『恋の罪』はサド侯爵 Marquis de Sade が書いた短篇集。序文に相当する「小説論」と、11の物語で構成されています。短篇とはいえ一つ一つにそれなりのボリュームがあり、かつサド特有...
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May 24, 2025 at 8:43 AM
【関根秀雄『人生の知恵 ─ モンテーニュ「随想録」に学ぶ』】本書は、NHKラジオ第2の番組「NHK古典講座」でモンテーニュについて講話した内容を刊本にしたものです。もう60年以上も前のこと......
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関根秀雄『人生の知恵 ─ モンテーニュ「随想録」に学ぶ』|Eugênio Sibaccio
1964年(昭和39年)の5月1日から30日にかけて、NHKラジオ第2の番組「NHK古典講座」で祖父関根秀雄がモンテーニュについて講話をしました。本書『人生の知恵』はその内容を刊本にしたものです。  私はこれ以上詳しくは知りませんが、全部で26話で構成されているので、1話ずつだとするとほぼ毎日放送されたことになります。文章量から推測するに、毎回10分から15分程度の番組だったのかなと思います。(...
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May 4, 2025 at 12:12 PM
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Qui dit Pâques dit lapin ! 🐰
40 petits lapins sont cachés sur notre tenture de la Dame à la licorne. Rendez-vous au musée pour les débusquer. 👀
April 21, 2025 at 9:47 AM
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【新刊】『血統書』(パトリック・モディアノ/松崎之貞訳) x.gd/wQuzH ノーベル文学賞を受賞したモディアノ自身による赤裸々かつ文学的自伝。モディアノ文学の根源を指し示す書にして、混乱の時代の貴重なる証言。
April 16, 2025 at 2:53 AM
【フロマンタン『ドミニック』】主人公を始めとする登場人物たちの恋愛をめぐる内面の揺れ動きが丁寧に、それでいて秘めた情熱が見え隠れして、とても魅力的な物語。詩人でありフランス文学者の安藤元雄さんによる翻訳。
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フロマンタン『ドミニック』|Eugênio Sibaccio
年上の人妻への恋の甘さと苦さのなかに、悩みさまよう若い魂。だが主人公は最後に、自己に忠実な生き方を求めて田舎に引退する。こうして本作は一つの魂の自己形成の物語となり、青春の香気にみちた作品となった。「崇高な書物というのではない、友のような本だ。そっと親しく話しかけてくるので、読んでいると、何か自分自身と語っているように思われ、この他に友はいらぬといった気がするくらいである」これはアンドレ・ジイドの...
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April 18, 2025 at 12:19 PM
【シムノン『日曜日』】カンヌに観光客の第一陣が押し寄せてくる季節の日曜日、戦慄せざるを得ない形で事態は一気に収束する...... 邦訳は生田耕作というところがちょっと珍しい作品です。
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シムノン『日曜日』|Eugênio Sibaccio
このままつづけていくことは無理だった。人間は飲まず食わずでも長いこと生きられるという。誇りなしに生きていくことのほうがはるかにむずかしいが、その自尊心を妻に奪われてしまったのだ。  だんじて妻を許せない。 (本書より、p.129)  シムノンの小説には、運命に翻弄される男たち、それも仕事や家庭の生活に疲れた男たちがよく主人公として現れます。彼らは決して境遇に甘んじているわけではなく、自分なりに事...
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April 13, 2025 at 12:59 PM
【「期待→幻滅→再評価」のプロセス 〜『失われた時を求めて』を読みながら〜】「期待→幻滅→再評価」というプロセス。もしかしたらプルーストは、このプロセスを小説のなかに構造として意識的に組み入れた最初の作家なのかもしれません。
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「期待→幻滅→再評価」のプロセス 〜『失われた時を求めて』を読みながら〜|Eugênio Sibaccio
そこで私は、しばらく前から感心していたふたりの女優が、私が聴きに来た女優とは似ても似つかないのを理解した。ところがそれと同時に、私の歓びはすっかり消滅していた。[…] ラ・ベルマの朗唱や演技には、共演者には見出せた洞察に富んだ抑揚や美しいしぐさを見つけることさえできなかった。 プルースト『失われた時を求めて』 第二篇《花咲く乙女たちのかげに》吉川一義訳(岩波文庫版第3巻 p.60) 『失われた...
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March 30, 2025 at 9:51 AM
【「真にまじめな人たちには...」 〜『失われた時を求めて』を読みながら〜】「知的な仕事に従事する真にまじめな人たちには、自分のしていることを書きたてたりひけらかしたりする人間への嫌悪のようなものが存在する。」(プルースト)
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「真にまじめな人たちには...」 〜『失われた時を求めて』を読みながら〜|Eugênio Sibaccio
知的な仕事に従事する真にまじめな人たちには、自分のしていることを書きたてたりひけらかしたりする人間への嫌悪のようなものが存在する。 プルースト『失われた時を求めて』 第七篇《見出された時》吉川一義訳(岩波文庫版第13巻, p.145) これは、語り手の友人ロベール(サン=ルー侯爵)が、愛国心がないと不当に非難されたあとに出てくる一文。実はロベールほど愛国心に満ちた人はいないのに、彼がそれを表明...
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March 30, 2025 at 9:50 AM
【シムノン『ルーエ家の窓』】覗き見しているうちに隣人の「犯罪」を目撃してしまうところはヒッチコック映画の原作、アイリッシュの『裏窓』に似ているかもしれません。
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シムノン『ルーエ家の窓』|Eugênio Sibaccio
主人公の家とルーエ家との間 『ルーエ家の窓』は、主人公が向かいの家である出来事を目撃することで物語が発動するのですが、それは一体どのようなシチュエーションなのでしょうか? 小説の舞台はパリのフォーブール・サン=トノレ通り (Rue du Faubourg Saint-Honoré)。この通りは有名なシャンゼリゼ大通りと並行して市の中心を走っていますが、さほど道幅はなく、一部の区間を除けばおおむ...
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March 29, 2025 at 9:31 AM
【ビュトール『時間割』】ビュトールの『時間割』は一言で言えば迷宮(ラビリントス)のような物語で、なかなかしち面倒くさい、それゆえに気になる小説です。
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ビュトール『時間割』|Eugênio Sibaccio
主人公のジャック・ルヴェルは、濃霧と煤煙につつまれた都市ブレストンを訪れる。現代の象徴ともいえるその底知れぬ暗鬱のなかに暮らした主人公の一年間の時間割を、記憶と回想の巨大なカノンに響かせて再構成する。神話の枠組、土地の持つ魔力、時間の迷宮… 鬼才ビュトールが、二重の殺人事件=推理小説のプロットを使い、人間の根源にひそむ暗黒を描いた現代文学の記念碑的傑作。 ビュトール『時間割』清水 徹訳 本書紹介...
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March 22, 2025 at 8:18 AM
【ユルスナール『とどめの一撃』】ユルスナールといえば何と言っても『ハドリアヌス帝の回想』と『黒の過程』だとは思いつつ、この作品も読み継がれるべき傑作だと思います!(あとは『流れる水のように』に所収の中編3つも)
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ユルスナール『とどめの一撃』|Eugênio Sibaccio
交された言葉を一語一語全部覚えていると言い張る人間がいる。そういう人間は嘘つきか誇張症患者と思われるのがつねだった。私の記憶に残るのは、虫に食われた文書のように、切れ切れの言葉か穴だらけの文章にすぎない。 (本書より、岩波文庫版 p.100) 渦巻く情念の物語。工夫のない表現ではあるけれど、小説の印象として、どうしても「情念」という言葉がとり憑いて離れません。 おもだった登場人物のうちの一人...
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March 15, 2025 at 2:21 AM