更紗花鳥 さらさ
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更紗花鳥 さらさ
@sarasa-kacho9311.bsky.social
鉱物好き、布好き✧︎*。
ボチボチと活動。。。の予定
主に言葉と鉱物についてぶつぶつ言う✦‧.。.:*
結ばれないことを
嘆くので なくて
壁の向こうを見てしまった
夢をみてしまっただけ
何者でもない 名無し
誰でもない
目にも止まらない 其処

触れた と思った
あたたかい
尊い 一日

大丈夫
夢を見てしまっただけ
愛にならなかった ため息
神への懇願は
虚しさに混ざって
元どおり

#詞
2025/9/24
September 23, 2025 at 8:07 PM
閃光はじける
真白の世界
この世に生まれ出てて
ひと息ついた
わたしに光が宿った

誰かのために成すことは
まわり回って
わたしのための事柄で
無駄なものなど
ありはしない

逃げ惑い 何かに怯え
カタチ無き敵をみて
不意打ちの暗器(きょうき)を繰り出す
忘れてしまっただろうか
この静寂をまもるため
はらわれた犠牲を

白日をおそれて
影を求むるヒトよ
想像をめぐらせよ
我らは 二分されない
世界の はざま に生きている

2025/7/22

#詩
July 21, 2025 at 7:08 PM
誰かの嘆き声が
胸のおもてを さざ波たてる
細かく揺さぶって
通りすぎる
わたしの涙は
其のときの 借りもの
感応はひとときで
あとは ゆるやかに凪となる
乾いてもないけれど
びしょ濡れにもならない

この どうしようも無い
静けさが かなしかった
けれど もう知っている
浸らないのは
強さなんだと
あとは ただ
寄り添えばよいのだと

#詩
2025/6/14
June 13, 2025 at 4:45 PM
大事に守られた
記憶を抱きしめて
ヒトは生きる
わずかな灯火(ひかり)でも
頼りなく
おぼつかない温もりでも
其れは
たしかに 強く 心を照らす

あした 忘れても
引き出しに
積み重ねられてゆく
いつかの出逢いをまって

希望でも 期待でもなく
振りかえる歳月のそばに
穏やかな眠りをそえる

過ぎた日々をわらえるまで
今日を閉じて
部屋をでる

#詩
2025/6/6
June 6, 2025 at 12:45 PM
春は進んだ
立ち止まるヒトの思惑なぞ
素知らぬふうに
ただ ほころんで
咲くことは
次代へと繋ぎし
いのち 全うすること
摘まれたはずの 山吹が
今しも
花開かんと色づく

ただ 生きている
日差し降りそそぐ
驚き満ちて
萌え出づる

#詩
April 11, 2025 at 4:43 PM
後悔はつのる
引き裂いた心のうちに
どれほど 言葉を尽くしても
あのときの
通り過ぎの刹那に
かなわないだろう

放つ この一言が
如何ほどの力になるのか
はかりきれなくて
途方に暮れる深い夜

遠くへ行きたい
その何処かは
何処(いずこ)にあるのか
やがては
我へとかえるのに

彷徨って
はっきりとした
こたえの無い夜明け

一夜の金魚は
ぼんやり藻をかき分ける
ヒトが目を覚ます
白黒な世界の始まり
祝おうか
生きるすべてに

#詩
2025/3/19

さまよえる内側
March 19, 2025 at 1:14 PM
欠けたまま
埋めることもなく
流れでるにまかせ
わたし という存在は
輪郭うすれゆく
思い出したように 時々
瞬く間の興味にひかれ
手を伸ばす
そうやって
ようように生きている
悲しいかい とたずねたならば
忘れたな と嘯く

どこか他人事の世界に
根をはり
よろこびを満たす
侮ることなかれ
有り難く 愛い
何でもない
わたし の はじまり

#詩
February 12, 2025 at 6:14 PM
いつか無くなるモノに
どんな言葉も
見つからない
いつの日か失うコトに
まだ 慣れてはいない
崩壊の足音は近づく
ひたひた と
押し寄せるのは
果たしたい義務と
抜けおちる 感情のきざし
この世をやめた瞬間
時をとめた身体ごと
石となり
やがて 全てが朽ち果て
土へと還る

わたしが成すべきことは
もう 其れだけだというのに

#詩
February 5, 2025 at 5:22 PM
わたしを生かすのは
積み重ねてきた知識と
好きなモノへの
まっすぐな好奇心
雑多に散らばる
けれど
細胞がわかれひろがる
そうして全て繋がるよに
染みこんだ

誰かが落とした意識は
わたしを
喜びにふるわせた

#詩
January 2, 2025 at 4:58 PM
わたしの死を
物語にしないで
勇者のごとく
命を賭して闘ったのだと
祀りあげないで
わたしは
ただの
路傍の石で在りたい
季節をつげる
ささやかな花で在りたい
この世界を構築する
元素の
ひと欠片になりたいの

#詩

(他アカウントの詩を転記)
December 19, 2024 at 3:32 PM
くずれ落ちる
なだらかな風景
夢の途中と 気付く宵
いのちの選択をせまる
黒衣の影
どちらか ひとつなど と
決められやしないのに

分けられぬまま
境界なく
滲んでは続く
きれいごと なんて要らない
陥れる
入れ知恵もいらない
ヒトの世のあるがまま
舵をきって
泳いでいたいの

#詩
(他アカウントのものを転記)
December 19, 2024 at 3:07 PM
田畑の境(あわい)に咲く花よ
季節の移ろいを写してより赤く
涼やかな風をともなって
稲穂の黄色に鮮やかに
一群の華を添えにけり

#曼珠沙華 #彼岸花
#詩
(別アカウントの詩を転記)
October 17, 2024 at 4:06 PM
石の墓標はいらない
カタチとしての
歴史は刻まない
やがて
忘れ去られようとも
ひとつの命として
生命の循環へかえる
わたしと世界 の
境目がなくなる時
その喜びに 心ふるえる
ついばまれ
解かれた身体は
平らかな土から芽吹きゆく

永遠の墓標はいらない
名など消え失せ
怒涛にまぎれようとも

#詩
October 17, 2024 at 4:06 PM
流れ続ける水音が
不規則で穏やかな
滴りをこぼす

感情は
擦り切れて
行き場を失った涙は
体内の水分を
停滞させている
閉じこめられた循環は
不眠気味な
ふやけた わたしにカエル

いつかに
堰を切るだろう
もときた処へ 戻るため
静かに待っている
記憶を辿っている

#詩
June 2, 2024 at 3:52 PM
この家は
わたしでない
誰かのための器
床を磨き
食器をそろえ
衣服を整えて
住む者の日々を守る

手を入れるものが絶えれば
やがては
朽ち果てるだろう
ひとつ ひとつを
手離し
対処(おさめ)る
そんな
いつかの日は 近い

心待ちにしながら
億劫がつのる
音の消えた部屋
止まらない時計の秒針だけが
やけに大きく
耳に響く

#詩
May 25, 2024 at 12:16 AM
報われないことなど
いっぱいあって
叶わなくなった
物ごとの先に
戸惑ったり
嘆いてみたり
もし が叶うことは
無いけれど
粛々と現在(いま)を歩く
一番新しい わたしと
泣きわめいても
変わらぬものを
小脇に抱え
なだめながら
夜を越える
暗闇はこわくない
妄執に囚われ
逃れられない
そうして
絶望することこそ 恐ろしき

#詩
May 21, 2024 at 9:07 PM
つかの間の新緑
覚束ない 命の炎を
ただ 見守るだけ
生きたいのだと
この身体は
言っているのだろうか
失われたものを
補うことなく
静かに枯れてゆく
それは
生命の在り方として
しあわせ なのか

決定権だけ渡された
未熟者は
また 今夜も
眠れずに雨を聴く

#詩
May 6, 2024 at 3:57 PM
好きなようにすればよい
紛れもない
素直な想い

現実は
柔らかな色々を
削ってゆく
窮屈で不自由な身体には
乗り越える
たくさんの試練が
用意されてる

それでも なお
笑って生きたいなら
かえってくるといい
いらないモノを
置き去りに
重たく淀んだ想いを
脱ぎ捨てて
ヒトは
すべてを抱えては
歩けないから

#詩
April 20, 2024 at 6:02 PM
いつの間にやら
壮絶な春が満開を迎えた
淑やかに
けれど 妖艶に
巡る季節をおしえてくれる

嘆いた夜が明けて
祈りの朝がきた
まだ散らぬ
咲き誇れはしないが
静々と 命をまわす
転がる花びらが
ただ 生きている と告げる
少し淀んだ わたしも
冴え冴光る星の
営みの中にいる
何もかも
留まれはしないのだ

#詩
April 11, 2024 at 12:48 AM
目の前が暗闇なら
目を瞑ったままで
いいですか
余計なことばかり
かってに浮かんでは消えて
独りは気楽で
けれど
眠れぬ夜が長い
ヒトを思いやるには
時間が足りない
懸命に前だけを向く
うつ向けば
こぼれ落ちるため息が
足を止めるから

あと どのくらい
現実の先は
未だに見えてこない

#独り言 #詩
April 4, 2024 at 2:41 PM
積もりゆく
曖昧なままの心
行く末を決められぬ毎日
可能性を
どこかで 探っている
変わらないなら
区切りを
付けねばならない
がらんどう の部屋は
手付かずで
未だに
片付けを拒んでいる
ほんの少しの違(たが)え
もし があったなら
何度も繰り返し
記憶をたどる
臆病なのだ わたしは
怖くて かなしい

#詩
April 1, 2024 at 3:39 PM
昨日と今日で
何もかもが変わってしまった
もう 呼びかけには
こたえない
命は維持され
意識を失った
立ち止まれない
毎日が続くかぎり

闘っているのは 彼の身体
整えるのは 我らのしごと
涙となるのは ずっと先
眠っても
夜を幾つ越えても
悲しみに浸れはしない
怒涛を生きて行くだけで

#詩 #独り言
March 30, 2024 at 3:07 PM
命が 一度でなかったら
次は 何処で生きたい
願いの木が問いかける
わたしは
故郷が好きだから
もう一度
この地を踏みたい
叶うなら
並び立って
誰かを 抱きとめる存在に

あなたと寄り添う
暁に差す 天の階段
海風心地よい日の
迎えを待つ間に

#詩
願いの木の隣で
March 25, 2024 at 5:39 PM
悲鳴をあげる魂に
耳を塞いで
惨劇を繰りかえす
凄惨に目を瞑る
主張の違う正義など
なんの役に立つのか
形ばかりの張子に
大義名分など
有りはしない
幾度も裏切られ
幾度か助けられ
やがて
焦土となった故国に
累々と
思い出の残骸が積もる

やがて芽吹いた若木は
すべてが変わってしまった
次代の花をつける
もう元には戻らない大地に
滅びる運命(さだめ)のままに

#詩
March 23, 2024 at 4:25 PM
大いなるもの
全てと 共に在るもの
其の
一部であるということ
あまりにも
個の意識が強くて
切り離されたひとつ と
わたしたちは
思うようになった
何時からか
一つ国にこだわり
つながりを解いたものは
分離の恐ろしさに
闇雲に刃を振るう

何処にいたって
何であろうと
何れに
還るだろう処は同じ
其れを 忘れなければ
今日を生きてゆける

#詩
March 20, 2024 at 5:05 PM