ずっと夜で中の照明もついていない。光源は手元の懐中電灯一本だけ。自分の足音だけを響かせて静かに階段を降りていく。
こつ、こつ。こつ、こつ。
フロアをぐるりと一周して見てまわったらまた階下に。見回り業務のようなものだ。
こつ、こつ。こつ、こつ。
いつの間にか地下だった。自分はいったい何を探しているのだろうと我に返りかけて、でも自分は降り続けて何かをしなければならなくて、あれ、と思ったときにはもう遅かった。
「どうされましたか?」
居るはずのない、自分以外の人間の声だった。
ずっと夜で中の照明もついていない。光源は手元の懐中電灯一本だけ。自分の足音だけを響かせて静かに階段を降りていく。
こつ、こつ。こつ、こつ。
フロアをぐるりと一周して見てまわったらまた階下に。見回り業務のようなものだ。
こつ、こつ。こつ、こつ。
いつの間にか地下だった。自分はいったい何を探しているのだろうと我に返りかけて、でも自分は降り続けて何かをしなければならなくて、あれ、と思ったときにはもう遅かった。
「どうされましたか?」
居るはずのない、自分以外の人間の声だった。
kyoko-np.net/2023061601.h...
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風呂桶で部屋に出してやった(益虫の放し飼い)
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kyoko-np.net/2019111401.h...
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