第2部が本書のメイン。地域の基幹産業であった林業が衰退し伐採業者の失職・経済基盤の不安定化やアイデンティティ(家族代々の仕事)の喪失などが起こっている地域で、国や地域外からの要請として国立公園の拡張や伐採の禁止が進むことで、伐採業者と自然保護運動との間で大きな溝ができてきたことが説明される。
盗伐を行うのは元伐採業者や伐採スキルを持つ地域住民であり、上記の貧困やドラッグ汚染によって盗伐が行われることも指摘されるが、著者は森林管理が地域の共同体によって行われることが盗伐を防ぐこと、地域コミュニティと森林保護側との間の緊張関係を緩めることに繋がるのではと主張している。
第2部が本書のメイン。地域の基幹産業であった林業が衰退し伐採業者の失職・経済基盤の不安定化やアイデンティティ(家族代々の仕事)の喪失などが起こっている地域で、国や地域外からの要請として国立公園の拡張や伐採の禁止が進むことで、伐採業者と自然保護運動との間で大きな溝ができてきたことが説明される。
盗伐を行うのは元伐採業者や伐採スキルを持つ地域住民であり、上記の貧困やドラッグ汚染によって盗伐が行われることも指摘されるが、著者は森林管理が地域の共同体によって行われることが盗伐を防ぐこと、地域コミュニティと森林保護側との間の緊張関係を緩めることに繋がるのではと主張している。