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ゲーム🎮と生き物🪲🐟🌲
献名された種を検討したらシノニムだった。というエピソードがすごく印象的。「献名された種がなくなるけどもう一本論文書けるし」とシノニムであることを指摘する論文を書くのは悲喜こもごもでいいなと思った。
August 21, 2025 at 2:18 AM
魚のDNAが水中でどのような形で存在するのかということがまだ分かっていないということが印象的だった(本書ではDNAを捕捉できるろ紙サイズから、DNA単体として存在するのではなくもっと大きい細胞片などとして存在しているのでは、と述べられていた)。何となくDNA単体が水中にふわふわと漂っているのを想像していたので、細胞片などを収集しているというのは、そういえばそうか、と思った。
August 18, 2025 at 4:55 AM
ワンダフル・ライフというグールドの著作も上記のような様々な側面をもつ構成になっているみたいなので、それに倣っているのかもしれない。そちらも読んでみたいが長いらしい。
August 18, 2025 at 4:53 AM
ゲームという形で地域の人の環境に対する経験や知識が蓄積され公開されるというのは面白い。地方の博物館によくある15分程度の自然映像をすこしだけかっこよくした感じ。
July 24, 2025 at 11:20 AM
現代的な都市が作られだした19世紀に野生動物が都市にほとんど生息していなかったために、都市での野生動物管理という課題がそもそもなかったという点はなるほど、と思った。後半は都市に侵入した野生動物との軋轢や解決のための活動などが紹介されている。
July 3, 2025 at 1:39 PM
盗伐の背景に関して聴き取りされた内容は読みごたえがあるが、その対策などについての考察は少なめだった。原文の直訳なのか少し読みにくい文章が多い印象。本文中の注釈が三種類(訳注、原注、用語解説)もあるのも読みづらかった。
April 14, 2025 at 1:54 PM
第2部が本書のメイン。地域の基幹産業であった林業が衰退し伐採業者の失職・経済基盤の不安定化やアイデンティティ(家族代々の仕事)の喪失などが起こっている地域で、国や地域外からの要請として国立公園の拡張や伐採の禁止が進むことで、伐採業者と自然保護運動との間で大きな溝ができてきたことが説明される。
盗伐を行うのは元伐採業者や伐採スキルを持つ地域住民であり、上記の貧困やドラッグ汚染によって盗伐が行われることも指摘されるが、著者は森林管理が地域の共同体によって行われることが盗伐を防ぐこと、地域コミュニティと森林保護側との間の緊張関係を緩めることに繋がるのではと主張している。
April 14, 2025 at 1:54 PM
本書は根・幹・樹冠の3つのセクションに分かれており、第1部「根」では、地域住民の森林利用と政府や権力者による森林管理の軋轢の歴史が説明される。第2部「幹」では主に北米西海岸のレッドウッドのバール(木のこぶburl)盗伐に着目し、盗伐の検挙の難しさや、盗伐を行う人々の経済状況や居住地域の状況が語られる。第3部「林冠」では、盗伐対策のための新技術(DNAによる盗伐材の産地推定や木片の分子解析による樹種判定)やアマゾンやペルーなど他国での盗伐対策が説明される。
April 14, 2025 at 1:54 PM