むしのみち
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むしのみち
@naturalist2008.bsky.social
学問、研究、科学、博物学(自然史)、生態学、昆虫学に関する情報を共有できれば幸いです。
自然条件下でもマメガムシはカエルのお尻から脱出しているか?

野外で採集したウシガエル幼体から、様々な水生甲虫に混じってマメガムシの死体も糞として排出された。注目すべきは、1個体が生存していたこと。つまり、自然条件下でも、マメガムシはカエルに食べられても生きて脱出している可能性は高い。

doi.org/10.1002/ece3...
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December 1, 2025 at 12:45 PM
どのようにカエルの尻穴から脱出しているか?

マメガムシは🐸内部から力技で尻穴をこじ開けているか、または🐸内部から刺激して脱糞を誘導しているか、いずれかは未検証。

ただし、動画を見る限り、脱糞誘導説が有力か?

doi.org/10.1002/ece3...
doi.org/10.1016/j.cu...
bsky.app/profile/natu...
December 1, 2025 at 11:49 AM
マメガムシは🐸体内で死んで糞として排出されるより(数十時間)、生還する場合では短時間(数時間)で体外に脱出。

長時間🐸体内で生きられないこと、また、🐸体内を積極的に前進して総排出腔から脱出していることが示唆される。

doi.org/10.1002/ece3...
bsky.app/profile/natu...
December 1, 2025 at 11:47 AM
ウシガエルのお尻の穴からも脱出!

マメガムシはカエルに食べられても、総排出腔から生きて脱出することが知られていた。今回の研究では、在来カエル5種では57〜91%の頻度で、外来種のウシガエル幼体からも71%の高頻度で脱出できることが判明した。
doi.org/10.1002/ece3... EcolEvol

以前の論文: doi.org/10.1016/j.cu...
December 1, 2025 at 9:27 AM
ハチが毒針で刺すのは、有剣類の祖先が産卵管を毒針に変化させたことに由来する。オスは毒針を持たないが、天敵に対する武器としての偽の針を、交尾器において少なくとも2つの系統で、腹板において少なくとも3つの系統で、独立に獲得したと推定される。

doi.org/10.1002/ecy.... Ecology

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October 15, 2025 at 6:22 AM
オスはニセの針で身を護る。

ハチのオスは毒針をもたないが、ツチバチ類のオスは腹部末端に3本の棘(偽針)をもつ。キオビツチバチのオスをアマガエルに与えたところ、87%が防衛に成功したが、棘を除去すると防衛成功率は27%に低下した。

doi.org/10.1002/ecy.... Ecology

bsky.app/profile/natu...
October 12, 2025 at 8:33 AM
キイロサシガメは幼虫と成虫で異なる擬態パートナーをもつ。

幼虫は橙・黒色でアオバアリガタハネカクシ成虫と
成虫は黄・黒色でミイデラゴミムシ成虫と擬態関係にある。

doi.org/10.7717/peer... PeerJ

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September 9, 2025 at 10:46 AM
アオバアリガタハネカクシ成虫とキイロサシガメ幼虫*との擬態関係。

体色が似た両種は化学物質でカエルから身を護るが、後者の方が前者よりも防衛力は高い。

doi.org/10.7717/peer... PeerJ
youtu.be/w_QkYyNjRZg YouTube

*成虫はミイデラゴミムシ成虫と擬態関係
bsky.app/profile/natu...
September 9, 2025 at 9:55 AM
蛾が好んで訪れる花を解明!

兵庫県下で、植物34種に夜間訪花するガ類245種を記録し解析。結果、蜜源の深い(花筒が長い)植物には、口吻の長いスズメガ類が、蜜源の浅い花には口吻の短いガ類が訪れる傾向があった。
doi.org/10.1007/s118...
ArthropodPlantInteract
rdcu.be/ethCB
June 25, 2025 at 9:11 AM
キイロサシガメはそっくりなミイデラゴミムシと共存することで外来捕食者から逃れる。

外来種ウシガエル*はキイロサシガメを捕食するがミイデラゴミムシを拒絶する。しかし、ミイデラゴミムシを拒絶後はキイロサシガメを無視する。
doi.org/10.1007/s105... BiolInvasions

*ウシガエルは特定外来生物に指定されているため、捕獲・運搬・飼育・実験等に関しては許可を得て実施。
December 28, 2024 at 4:50 PM
ミズスマシ類の化学防衛。

ミズスマシとオオミズスマシの成虫は化学物質を体外に分泌し、在来捕食者であるトノサマガエルの一部の個体に対しては防衛効果があるが、外来捕食者のウシガエル*(幼体でさえも)には全く効果がない。
doi.org/10.7717/peer... PeerJ

*ウシガエルは特定外来生物に指定されているため、捕獲・運搬・飼育・実験等に関しては許可を得て実施。
December 28, 2024 at 4:46 PM
カエルに食べられてもお尻の穴から生きて脱出!

 水田に生息するマメガムシはカエルに捕食されても、多くの個体は6分~6時間後に総排出腔から生きて脱出できる。カエル体内から素早く脱出するためにカエルの排便を促している可能性がある。
doi.org/10.1016/j.cu... CurrBiol youtu.be/qbefo_vUzog YouTube
December 28, 2024 at 3:01 PM