①ソウルの春
②夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
③チャレンジャーズ
④セキュリティ・チェック
⑤世界の終わりにはあまり期待しないで
⑥The Caine Mutiny Court-Martial
⑦ヒットマン
⑧トラップ
⑨クレイヴン・ザ・ハンター
⑩ロングレッグス
ランティモスによる『地球を守れ!』リメイク
元のトーチャー×復讐サスペンスとしての良さは消えたが、招かれざる者を家に引き入れた事で支配/被支配関係が崩れるランティモス的構成、製作のアリ・アスターらしい全方位冷笑コメディになっており、上手く差別化されたリメイクであった
『ザ・メニュー』のウィル・トレイシーが入ったことで劇中の対立構造(経済格差、陰謀論者による自己実現が世界を救い得る…etc)が単純化される懸念は残念ながら当たってしまったが、オリジナルのエモがり過ぎる終盤から大きく変わった、突き放したアポカリプティックな展開は良かった為、総じて良くはあるかな
ランティモスによる『地球を守れ!』リメイク
元のトーチャー×復讐サスペンスとしての良さは消えたが、招かれざる者を家に引き入れた事で支配/被支配関係が崩れるランティモス的構成、製作のアリ・アスターらしい全方位冷笑コメディになっており、上手く差別化されたリメイクであった
『ザ・メニュー』のウィル・トレイシーが入ったことで劇中の対立構造(経済格差、陰謀論者による自己実現が世界を救い得る…etc)が単純化される懸念は残念ながら当たってしまったが、オリジナルのエモがり過ぎる終盤から大きく変わった、突き放したアポカリプティックな展開は良かった為、総じて良くはあるかな
S4→S5→S1→S3→S2の順で好きだな
S4→S5→S1→S3→S2の順で好きだな
ヌーヴェルヴァーグ版『アベンジャーズ』
変に神性を持たせず、トリュフォーやシャブロルといった同世代より出遅れた、若き作家として苦悩する等身大のゴダール像を描くことに、当時のヌーヴェルヴァーグの精神を掘り起こそうという心意気が見えて良かった
予定調和なセミドキュメンタリー調なので食い足りなさはある
ヌーヴェルヴァーグ版『アベンジャーズ』
変に神性を持たせず、トリュフォーやシャブロルといった同世代より出遅れた、若き作家として苦悩する等身大のゴダール像を描くことに、当時のヌーヴェルヴァーグの精神を掘り起こそうという心意気が見えて良かった
予定調和なセミドキュメンタリー調なので食い足りなさはある
www.cinematoday.jp/news/N0151901
www.cinematoday.jp/news/N0151901
45回マクドナルド強盗をし脱獄した男が、半年もの間トイザらスで密かに暮らし、そこで働く店員と恋に落ちる実録犯罪もの
他者に何かを与えることでしか繋がれないと思い込み盗みを繰り返す、結局は自分の幸せしか考えていない愚かな男を、優しくも時に突き放し捉えている
誰とも繋がりを得られず、己の屋根を持たない”ルーフマン”は、不敵に悪意無く他者の軒下へと侵入してくる
主人公と関わった人の多くが「彼は良い奴だった」と評するが、監視カメラを使い羨むように人々を孤独に眺める、ありのままの人物像も映してる辺り、単に美談にはしない作り手の意図が見える
45回マクドナルド強盗をし脱獄した男が、半年もの間トイザらスで密かに暮らし、そこで働く店員と恋に落ちる実録犯罪もの
他者に何かを与えることでしか繋がれないと思い込み盗みを繰り返す、結局は自分の幸せしか考えていない愚かな男を、優しくも時に突き放し捉えている
誰とも繋がりを得られず、己の屋根を持たない”ルーフマン”は、不敵に悪意無く他者の軒下へと侵入してくる
主人公と関わった人の多くが「彼は良い奴だった」と評するが、監視カメラを使い羨むように人々を孤独に眺める、ありのままの人物像も映してる辺り、単に美談にはしない作り手の意図が見える
S4がヒッチコック的な巻き込まれサスペンスで、全編通して一番好きかな
S4がヒッチコック的な巻き込まれサスペンスで、全編通して一番好きかな
話はほぼ『コマンドー』×『天国と地獄』
全体の2/3が追走劇の異常な構成で、『フレンチ・コネクション』以降の街中での危険なカーチェイスが盛りだくさん(途中のプエルトリコ系ギャングに追われるくだりは意味分からないが)
後半チェイスが途切れてからはハマらなかったが、良い映画
都合の良い展開ではあるが、後半は善意で主人公に力を貸す女性二人のキャラが登場し、カッコよく印象深い
反面、全編通して出る犯人の造形は、描写の多さに比べてやや一面的で、もう少し多層的に掘り下げてほしかった(80年なのでサイコパス像はまあこんなものかもしれない)
話はほぼ『コマンドー』×『天国と地獄』
全体の2/3が追走劇の異常な構成で、『フレンチ・コネクション』以降の街中での危険なカーチェイスが盛りだくさん(途中のプエルトリコ系ギャングに追われるくだりは意味分からないが)
後半チェイスが途切れてからはハマらなかったが、良い映画
都合の良い展開ではあるが、後半は善意で主人公に力を貸す女性二人のキャラが登場し、カッコよく印象深い
反面、全編通して出る犯人の造形は、描写の多さに比べてやや一面的で、もう少し多層的に掘り下げてほしかった(80年なのでサイコパス像はまあこんなものかもしれない)
劇中劇内の河合優実の雄弁さとは裏腹に劇中の反応は芳しくなく、人の儚い死は素っ気ない程嘘臭い
眼差す側の不確かさのナラティブから始まり、フレーム外のものがフレームに映ることでオチがつく小噺に続き、そして映ることがなかった足跡がフレームに収まるに至る
綺麗な映画だった
劇中劇内の河合優実の雄弁さとは裏腹に劇中の反応は芳しくなく、人の儚い死は素っ気ない程嘘臭い
眼差す側の不確かさのナラティブから始まり、フレーム外のものがフレームに映ることでオチがつく小噺に続き、そして映ることがなかった足跡がフレームに収まるに至る
綺麗な映画だった