言われるほど酷くはないけどあんまり好きな作品じゃない、でもなんか気になって振り返ってしまう。そんな映画でしたよ。
声で言うと、俺は芦田さんが叫んだ芝居で幼さが出ちゃうのが気になった。それがスカーレット本来の声って言われたら納得するしかないのだけども。

大きな枠組みで言えば、これまでの細田作品通り、家族・親子の物語でもあるんだけど、それ以上に大きなテーマとして復讐があって、監督の想いは分かるし言いたいことも分かるけど、それを伝えるには物足りない。
スカーレット、個人的には好きな部類のデザインなんだけど、ジン・キムのキャラで出ずっぱりだと、スタジオ地図らしさが薄くて、これも出足の悪さに繋がってるんじゃないのかな。
うーん、色々言いたいことあるけど、全部悪いとこ探しになりそうなんでこの辺りで止めとこう。

潰れてもいいから使えるうちに搾り取ろうってサイコパシーな編集、結構いるんだろうな。今でもその手の話が出てくるんだから、昭和平成時代なら尚更か。
…ま、壁村時代のチャンピオンはまたそれとは違うヤバさだけど（もっともあれは手塚治虫への過剰適応だった気もする）。

あっちの方で『シテの花』の作者がいろいろ愚痴ってた。
今は担当変わったみたいだけど、何度も早めにもらっていた原稿を締め切り翌日に入稿して、その結果、編集部で締切守らない要注意作家扱いされてたとか、色々問題行動があったみたい。
まあ、作家側からの話だから完全に信用するのもどうかなと思うんだけど、サンデーは前科がなぁ…