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拡散希望
水戸黄門殺人事件: 他時代小説集/まさきひろ
水戸黄門による藤井紋太夫殺人事件の謎を解くベッド・ディテクティヴ・ミステリの表題作や、来日したガリヴァーが馬将軍に謁見する奇想小説『徳川六代馬将軍』、バテレン忍者と呼ばれたトマス金鍔・次兵衛の数奇な運命を綴った『KINTSUBA』などを収めた時代小説集。
よろしくお願いしますm(_)m
至福の時間(˶ˊᵕˋ˵)
ひと足早くMerry Christmas!!
至福の時間(˶ˊᵕˋ˵)
ひと足早くMerry Christmas!!
クローデット・コルベール&フレッド・マクマレイ主演のロマンティック・コメディ『卵と私』(1947年)
クローデット・コルベールが養鶏場の野良仕事に奮闘するのがシンプルに面白い(^^) しかも黒豚の名前が、彼女が演じたこともある「クレオパトラ」だったり
原作はベティ・マクドナルドの自伝小説で、日本語にも翻訳されている
後にTVシリーズされたばかりか、子沢山のおかしな隣人夫婦(マー&パー・ケトル)のスピンオフ映画シリーズ9本が作られた(このうち『ダイナマイト夫婦』は日本公開。『卵と私』は日本未公開だったのに)
クローデット・コルベール&フレッド・マクマレイ主演のロマンティック・コメディ『卵と私』(1947年)
クローデット・コルベールが養鶏場の野良仕事に奮闘するのがシンプルに面白い(^^) しかも黒豚の名前が、彼女が演じたこともある「クレオパトラ」だったり
原作はベティ・マクドナルドの自伝小説で、日本語にも翻訳されている
後にTVシリーズされたばかりか、子沢山のおかしな隣人夫婦(マー&パー・ケトル)のスピンオフ映画シリーズ9本が作られた(このうち『ダイナマイト夫婦』は日本公開。『卵と私』は日本未公開だったのに)
マキノ雅弘監督x高橋英樹主演『牡丹と竜』(1970年)
原案は入山太郎(誰?)、脚本は遠藤三郎(助監督兼任)と山上次郎(誰?)
実はマキノ監督が東映で撮った『日本侠客伝 斬り込み』(1967年、原案:河野英雄(誰?)、脚本:笠原和夫)のリメイク
東映版は面白いのですが、ヤクザとテキヤ(香具師)の区別が曖昧で、たとえばテキヤがドス振り回したりして(そのテキヤの中に風天虎というキャラ!『男はつらいよ』TV版の前年です)、テキヤさんからクレームでもあったんでしょうか、テキヤはやくざと違う、非暴力の商人だとしっかり区別されています
(つづく)
マキノ雅弘監督x高橋英樹主演『牡丹と竜』(1970年)
原案は入山太郎(誰?)、脚本は遠藤三郎(助監督兼任)と山上次郎(誰?)
実はマキノ監督が東映で撮った『日本侠客伝 斬り込み』(1967年、原案:河野英雄(誰?)、脚本:笠原和夫)のリメイク
東映版は面白いのですが、ヤクザとテキヤ(香具師)の区別が曖昧で、たとえばテキヤがドス振り回したりして(そのテキヤの中に風天虎というキャラ!『男はつらいよ』TV版の前年です)、テキヤさんからクレームでもあったんでしょうか、テキヤはやくざと違う、非暴力の商人だとしっかり区別されています
(つづく)
富める者が他者をもてなし、後には、もてなしを受ける――ネイティブ・アメリカンの「ポトラッチ」と類似の贈与システムは太平洋、ヒンドゥー世界等にも存在する
平和で素晴らしいシステムだが、ネイティブ・アメリカンの悲しい歴史を鑑みるに、「ローマ的・サクソン的な冷酷非情」(p398)な白人には通じなかった
つまり、恩を仇で返されたわけだ
(つづく)
富める者が他者をもてなし、後には、もてなしを受ける――ネイティブ・アメリカンの「ポトラッチ」と類似の贈与システムは太平洋、ヒンドゥー世界等にも存在する
平和で素晴らしいシステムだが、ネイティブ・アメリカンの悲しい歴史を鑑みるに、「ローマ的・サクソン的な冷酷非情」(p398)な白人には通じなかった
つまり、恩を仇で返されたわけだ
(つづく)
『高い窓』(1947年)
4代目フィリップ・マーロウはジョージ・モンゴメリー。といってもよく知らない。ダイナ・ショアのご亭主だったらしい。コールマン髭を生やした伊達男。換言すれば、洗練された毛利小五郎(笑)
依頼人の館はいつも強風が吹いていてなんだかゴシック・ホラーの趣き
(つづく)
『高い窓』(1947年)
4代目フィリップ・マーロウはジョージ・モンゴメリー。といってもよく知らない。ダイナ・ショアのご亭主だったらしい。コールマン髭を生やした伊達男。換言すれば、洗練された毛利小五郎(笑)
依頼人の館はいつも強風が吹いていてなんだかゴシック・ホラーの趣き
(つづく)
5代目フィリップ・マーロウはジェームズ・ガーナー。マーロウものの映画化の中では、あまり評価が芳しくない作品だが、個人的には好き。というのも、ジェームズ・ガーナーが好きだから。『リオ・ブラボー』のパロディとでもいうべき『夕陽に立つ保安官』は同じ年の公開でした
アイスピックで背中を刺されたマーロウがバンドエイドを貼ってもらうのですが、『湖中の女』でもやっぱりバンドエイドを貼っていました
探偵事務所の隣で女性たちが踊っているのも『ロング・グッドバイ』と似てます
ブルース・リーは……(笑)
次は4代目フィリップ・マーロウ!!
5代目フィリップ・マーロウはジェームズ・ガーナー。マーロウものの映画化の中では、あまり評価が芳しくない作品だが、個人的には好き。というのも、ジェームズ・ガーナーが好きだから。『リオ・ブラボー』のパロディとでもいうべき『夕陽に立つ保安官』は同じ年の公開でした
アイスピックで背中を刺されたマーロウがバンドエイドを貼ってもらうのですが、『湖中の女』でもやっぱりバンドエイドを貼っていました
探偵事務所の隣で女性たちが踊っているのも『ロング・グッドバイ』と似てます
ブルース・リーは……(笑)
次は4代目フィリップ・マーロウ!!
私立探偵フィリップ・マーロウが活躍するハードボイルド・ミステリ『湖中の女』(1947年)がアマプラにあがってた!!
ディック・パウエル(『ブロンドの殺人者』1944年)、ハンフリー・ボガート(『三つ数えろ』1946年)に続く3代目フィリップ・マーロウはロバート・モンゴメリーで、監督も務める(モンゴメリーは『コレヒドール戦記』1945年でもジョン・フォードの代理で監督し、かつ主演した)
この映画の独創的なところは、オープニングなど一部を除いて、マーロウの見た目、つまり一人称視点で描ききったこと
(つづく)
私立探偵フィリップ・マーロウが活躍するハードボイルド・ミステリ『湖中の女』(1947年)がアマプラにあがってた!!
ディック・パウエル(『ブロンドの殺人者』1944年)、ハンフリー・ボガート(『三つ数えろ』1946年)に続く3代目フィリップ・マーロウはロバート・モンゴメリーで、監督も務める(モンゴメリーは『コレヒドール戦記』1945年でもジョン・フォードの代理で監督し、かつ主演した)
この映画の独創的なところは、オープニングなど一部を除いて、マーロウの見た目、つまり一人称視点で描ききったこと
(つづく)
神道に頼り、忠孝(儒教)を重んじながら、欲の皮が突っ張った悪党ども――そう、裏金……じゃない、江戸期の侠客たちのドラマ
クライマックスの喧嘩(でいり)シーン、チャンバラ映画の切った張ったの痛快さは皆無。やくざたちは虫けらのように死んでいくだけ
任侠道のしきたりばかりか、任侠時代劇のしきたりにも批判的なように見える
終わってみれば、黒澤明の有名時代劇(もしくはその原作となったハードボイルド探偵小説)を別の視点から描いていたことがわかる
とても知的な映画だ
神道に頼り、忠孝(儒教)を重んじながら、欲の皮が突っ張った悪党ども――そう、裏金……じゃない、江戸期の侠客たちのドラマ
クライマックスの喧嘩(でいり)シーン、チャンバラ映画の切った張ったの痛快さは皆無。やくざたちは虫けらのように死んでいくだけ
任侠道のしきたりばかりか、任侠時代劇のしきたりにも批判的なように見える
終わってみれば、黒澤明の有名時代劇(もしくはその原作となったハードボイルド探偵小説)を別の視点から描いていたことがわかる
とても知的な映画だ
『天保六道銭 平戸の海賊』と同じ村上元三原作、佐伯清監督。脚本は橋本忍。助監督の小沢忠弘は小沢茂弘のこと
加賀藩主・前田中将吉徳(三島雅夫)にその才能を見出され、茶坊主から家老まで登りつめた大槻伝蔵(大友柳太朗)。財政難だった加賀藩を立て直すが、家柄しか取り柄のない輩の妬みを買い、吉徳の死後、あらぬ疑惑で切腹を申し渡される。その後、祭文売りにより大槻伝蔵=大悪人のフェイクニュースが世に広まる…
(つづく)
『天保六道銭 平戸の海賊』と同じ村上元三原作、佐伯清監督。脚本は橋本忍。助監督の小沢忠弘は小沢茂弘のこと
加賀藩主・前田中将吉徳(三島雅夫)にその才能を見出され、茶坊主から家老まで登りつめた大槻伝蔵(大友柳太朗)。財政難だった加賀藩を立て直すが、家柄しか取り柄のない輩の妬みを買い、吉徳の死後、あらぬ疑惑で切腹を申し渡される。その後、祭文売りにより大槻伝蔵=大悪人のフェイクニュースが世に広まる…
(つづく)
めちゃくちゃ面白かった!!
講談、歌舞伎で有名な「天保六花撰」(河内山宗俊ら6人の悪党が主人公)をユニークな視点から再構築
主人公は森田屋清蔵(大友柳太朗)。平戸藩の依頼で海外と密貿易をしていたという設定に。しかし、許嫁(高千穂ひづる)に横恋慕しした侍のために、密貿易の責任を取らされ殺されそうになる。森田屋は大阪に逃亡。そこで平戸藩の蔵元に圧力をかけるなど、刀でなく商売で、平戸藩にリベンジ。さらに舞台は江戸に移り……
(つづく)
めちゃくちゃ面白かった!!
講談、歌舞伎で有名な「天保六花撰」(河内山宗俊ら6人の悪党が主人公)をユニークな視点から再構築
主人公は森田屋清蔵(大友柳太朗)。平戸藩の依頼で海外と密貿易をしていたという設定に。しかし、許嫁(高千穂ひづる)に横恋慕しした侍のために、密貿易の責任を取らされ殺されそうになる。森田屋は大阪に逃亡。そこで平戸藩の蔵元に圧力をかけるなど、刀でなく商売で、平戸藩にリベンジ。さらに舞台は江戸に移り……
(つづく)
原作は赤江行夫「不発弾」、脚本は橋本忍、監督は家城巳代治。米軍の美里ヶ原演習場(原作は群馬県相馬ヶ原演習場)で米軍が使用した不発弾などの弾丸拾いを生業とする人々の群像劇
主演は『ウルトラセブン』『マイティジャック』の南廣
なんとなく岡本喜八っぽく思えたのは、弾丸が炸裂する中、誰よりも早く弾丸を拾おうとする男たちが『独立愚連隊』の兵隊っぽく見え、またスクラップ集団が、岡本喜八が映画化を熱望した『日本アパッチ族』を連想させるからだろう
原作は赤江行夫「不発弾」、脚本は橋本忍、監督は家城巳代治。米軍の美里ヶ原演習場(原作は群馬県相馬ヶ原演習場)で米軍が使用した不発弾などの弾丸拾いを生業とする人々の群像劇
主演は『ウルトラセブン』『マイティジャック』の南廣
なんとなく岡本喜八っぽく思えたのは、弾丸が炸裂する中、誰よりも早く弾丸を拾おうとする男たちが『独立愚連隊』の兵隊っぽく見え、またスクラップ集団が、岡本喜八が映画化を熱望した『日本アパッチ族』を連想させるからだろう
被爆2世です
少年ジャンプ掲載の『はだしのゲン』はリアルタイムで読んでいました。当時のジャンプは『ハレンチ学園』『トイレット博士』等、大人たちから「けしからん!」と叩かれていましたが、それに屈しない、ガキンチョたちの味方でした
そのジャンプに連載されていた『はだしのゲン』が、一部の大人たちの圧力で、学校の図書室から撤去されています
日本の未来に暗雲が立ち込めていますが、この映画のラストの子供たちに、希望が見えました
未来はウソつきの大人たちのものじゃない、子供たちのものです
被爆2世です
少年ジャンプ掲載の『はだしのゲン』はリアルタイムで読んでいました。当時のジャンプは『ハレンチ学園』『トイレット博士』等、大人たちから「けしからん!」と叩かれていましたが、それに屈しない、ガキンチョたちの味方でした
そのジャンプに連載されていた『はだしのゲン』が、一部の大人たちの圧力で、学校の図書室から撤去されています
日本の未来に暗雲が立ち込めていますが、この映画のラストの子供たちに、希望が見えました
未来はウソつきの大人たちのものじゃない、子供たちのものです
アメリカ映画『惨劇の波止場』(1930年)
チャップリンの『醜女の深情け』の醜女役マリー・ドレスラー
オリジナル版『チャンプ』のダメ父親役ウォーレス・ビアリー
美男美女とは言い難い二人が主演
なおドレスラーは本作でアカデミー主演女優賞、ビアリーは翌年『チャンプ』でアカデミー主演男優賞受賞
(つづく)
アメリカ映画『惨劇の波止場』(1930年)
チャップリンの『醜女の深情け』の醜女役マリー・ドレスラー
オリジナル版『チャンプ』のダメ父親役ウォーレス・ビアリー
美男美女とは言い難い二人が主演
なおドレスラーは本作でアカデミー主演女優賞、ビアリーは翌年『チャンプ』でアカデミー主演男優賞受賞
(つづく)
松方弘樹主演。『大江戸捜査網』と似て、現代の刑事ドラマのフォーマットで時代劇をやっているが、モノクロームのセミ・ドキュメンタリー・タッチで、東映『警視庁物語』シリーズや、このジャンルの古典であるアメリカ映画『裸の町』っぽい。捕物帖の顔である、十手片手に威勢の良い岡っ引きは出てこない
松方弘樹主演。『大江戸捜査網』と似て、現代の刑事ドラマのフォーマットで時代劇をやっているが、モノクロームのセミ・ドキュメンタリー・タッチで、東映『警視庁物語』シリーズや、このジャンルの古典であるアメリカ映画『裸の町』っぽい。捕物帖の顔である、十手片手に威勢の良い岡っ引きは出てこない
空中ブランコ、アクロバット、オートバイショー、ジョグリング、イリュージョン、クラウン2人の幕間のショー、etc
どれもファンタスティックでエキサイティング!!
空中ブランコ、アクロバット、オートバイショー、ジョグリング、イリュージョン、クラウン2人の幕間のショー、etc
どれもファンタスティックでエキサイティング!!
フランス映画を見てて、雨降っても誰も傘をさしてないのに、「雨傘」――カトリーヌ・ドヌーヴ主演だが『シェルブールの雨傘』とは何の関係もない
原作は1980年代に発表されたピエール・バリエール&ジャン・ピエール・グリディーの戯曲(コメント欄にその動画)。日本では賀来千香子主演で上演された。なおハリウッドで映画化された『サボテンの花』(ゴールディ・ホーンがアカデミー助演女優賞)『エーゲ海の旅情』のオリジナル戯曲もこの二人
(つづく)
フランス映画を見てて、雨降っても誰も傘をさしてないのに、「雨傘」――カトリーヌ・ドヌーヴ主演だが『シェルブールの雨傘』とは何の関係もない
原作は1980年代に発表されたピエール・バリエール&ジャン・ピエール・グリディーの戯曲(コメント欄にその動画)。日本では賀来千香子主演で上演された。なおハリウッドで映画化された『サボテンの花』(ゴールディ・ホーンがアカデミー助演女優賞)『エーゲ海の旅情』のオリジナル戯曲もこの二人
(つづく)
監督フィリップ・ド・ブロカ&主演ジャン=ポール・ベルモンドはいうまでもなく『リオの男』(1964)『カトマンズの男』(1965)のコンビ
今回はなんとSF!(SFではないが『カトマンズ〜』はジュール・ヴェルヌ原作)
下敷きにしているのは『ET』
ベルモンドは女嫌いの世捨て人で突き放し方がイーストウッドぽい(どっちも山田康雄だ!)
(つづく)
監督フィリップ・ド・ブロカ&主演ジャン=ポール・ベルモンドはいうまでもなく『リオの男』(1964)『カトマンズの男』(1965)のコンビ
今回はなんとSF!(SFではないが『カトマンズ〜』はジュール・ヴェルヌ原作)
下敷きにしているのは『ET』
ベルモンドは女嫌いの世捨て人で突き放し方がイーストウッドぽい(どっちも山田康雄だ!)
(つづく)
RIP ジミー・クリフ
この映画、『ハーダー・ゼイ・カム』、日本初公開時(1970年代後半)、長崎セントラル劇場で上映したけど、ファンの自主上映だったんだよなあ
RIP ジミー・クリフ
この映画、『ハーダー・ゼイ・カム』、日本初公開時(1970年代後半)、長崎セントラル劇場で上映したけど、ファンの自主上映だったんだよなあ
watch.amazon.co.jp/detail?gti=a...
レイシズムに反対するパンク・ロック/レゲエの運動「Rock Against Racism」を描いたドキュメンタリー
シャム69。ナショナル・フロント/スキンヘッズ(ネオナチ)なのはファンで、バンド自体はそうじゃなかったのね。誤解してた。
トム・ロビンソン・バンド、クラッシュ、ジョン・ライドン(セックス・ピストルズ)、みんなかっこいい!😊
それに比べてクラプトン……残念
いずれにせよ、弱いものいじめって恥ずかしいわ
watch.amazon.co.jp/detail?gti=a...
レイシズムに反対するパンク・ロック/レゲエの運動「Rock Against Racism」を描いたドキュメンタリー
シャム69。ナショナル・フロント/スキンヘッズ(ネオナチ)なのはファンで、バンド自体はそうじゃなかったのね。誤解してた。
トム・ロビンソン・バンド、クラッシュ、ジョン・ライドン(セックス・ピストルズ)、みんなかっこいい!😊
それに比べてクラプトン……残念
いずれにせよ、弱いものいじめって恥ずかしいわ
ピーター・グリーナウェイ『THE FALLS/ザ・フォールズ』
ワオ!!\(^o^)/
今年見た映画で一番好きかも♡
推測だが、ホームムービーを含む既存の映像素材(ブラザーズ・クエイのポートレートまで!)に勝手にナレーションとかかぶせて、壮大なSFホラ話をでっちあげたんじゃないか(後から、追加で芸の細かいモキュメンタリーも撮影)
VUEという災厄により一部の人間が鳥化、不死化、いくつもの新しい言語を習得。その原因を「鳥の責任」とする鳥類駆除協会と鳥類保護協会が争う世界
(つづく)
ピーター・グリーナウェイ『THE FALLS/ザ・フォールズ』
ワオ!!\(^o^)/
今年見た映画で一番好きかも♡
推測だが、ホームムービーを含む既存の映像素材(ブラザーズ・クエイのポートレートまで!)に勝手にナレーションとかかぶせて、壮大なSFホラ話をでっちあげたんじゃないか(後から、追加で芸の細かいモキュメンタリーも撮影)
VUEという災厄により一部の人間が鳥化、不死化、いくつもの新しい言語を習得。その原因を「鳥の責任」とする鳥類駆除協会と鳥類保護協会が争う世界
(つづく)
著者は高名な心理学者だが、原稿執筆中、当時13歳だった息子の嘘を知りショックだったようだ
第四章でそのティーンエージャーの息子になぜ嘘をついたか、弁明を書かせた
驚いたのは、それが見事に正鴨を射ている!
"子どもが嘘をついたら、それに直面してもらいたい。そうしないと、お宅の子どもたちはあなた方のどちらかが亡くなるまで嘘をつくことになるだろう。それを避ける方法はない。あなたは過去に騙されてきたし、これから先も騙されることになるだろう。親としては、子どもが嘘をつくのを避けるためにできることはほとんどない。"(p187)
著者は高名な心理学者だが、原稿執筆中、当時13歳だった息子の嘘を知りショックだったようだ
第四章でそのティーンエージャーの息子になぜ嘘をついたか、弁明を書かせた
驚いたのは、それが見事に正鴨を射ている!
"子どもが嘘をついたら、それに直面してもらいたい。そうしないと、お宅の子どもたちはあなた方のどちらかが亡くなるまで嘘をつくことになるだろう。それを避ける方法はない。あなたは過去に騙されてきたし、これから先も騙されることになるだろう。親としては、子どもが嘘をつくのを避けるためにできることはほとんどない。"(p187)
ミヒャエル・ハネケ監督作品『白いリボン』
第一次世界大戦勃発直前のドイツという設定で、ある時代の政治的寓話と解釈される方が多いようですが、私はもっと普遍的な物語であるように感じました
ジョン・ウィンダムのSF『呪われた村』(映画『光る眼』原作)あるいは谷崎潤一郎『小さな王国』と似て、大人たちの視点から見た子供たちの社会の不気味さ。しかし、それは、大人たちが子供たちに求めた「白いリボン」、それが象徴する善悪の規範が、思春期の子供たちの狭い社会の中で、プライオリティが入れ替わり、結果、倒錯してしまった
(つづく)
ミヒャエル・ハネケ監督作品『白いリボン』
第一次世界大戦勃発直前のドイツという設定で、ある時代の政治的寓話と解釈される方が多いようですが、私はもっと普遍的な物語であるように感じました
ジョン・ウィンダムのSF『呪われた村』(映画『光る眼』原作)あるいは谷崎潤一郎『小さな王国』と似て、大人たちの視点から見た子供たちの社会の不気味さ。しかし、それは、大人たちが子供たちに求めた「白いリボン」、それが象徴する善悪の規範が、思春期の子供たちの狭い社会の中で、プライオリティが入れ替わり、結果、倒錯してしまった
(つづく)