いかんせん人がうつんなくてね
いかんせん人がうつんなくてね
「トリックします」
「過程をすっ飛ばさないで欲しいな」
「妖精は悪戯好きなのですよ。お菓子などで誤魔化されている間に他の妖精たちが今か今かと手ぐすね引いているのですから、先手を打つのが肝要なのです」
「でもそうなるとなぁ、せっかく用意したこのティータイム用のお菓子の行く先が……ってうわっ」
瞬き一つの間に、自分の部屋だった筈の場所が常夏のブリスティンの広間に。
そしてモルガンの姿も、あのドレスと見まごうような白と金の水着へと。
「ええ、ですのでトリートを頂く準備は万全ですよ?」
「オアじゃないんだ?」
「ふふ、女王ですので、私は強欲なのです」
「トリックします」
「過程をすっ飛ばさないで欲しいな」
「妖精は悪戯好きなのですよ。お菓子などで誤魔化されている間に他の妖精たちが今か今かと手ぐすね引いているのですから、先手を打つのが肝要なのです」
「でもそうなるとなぁ、せっかく用意したこのティータイム用のお菓子の行く先が……ってうわっ」
瞬き一つの間に、自分の部屋だった筈の場所が常夏のブリスティンの広間に。
そしてモルガンの姿も、あのドレスと見まごうような白と金の水着へと。
「ええ、ですのでトリートを頂く準備は万全ですよ?」
「オアじゃないんだ?」
「ふふ、女王ですので、私は強欲なのです」
「君/貴方といれば、苦しい道も極上の旅になる」
「君/貴方といれば、苦しい道も極上の旅になる」
「大事な事を伝えておかねばなりません。私はとても凄い魔術師です」
「それはよく知ってますけど」
「ええ、ですのでそのカルデア式令呪なるもの、私には対して効果がありません。我が意に背いた命令などは、例え三画全て用いたとしても意味が無いという事は重々肝に銘じておくように」
「でも、その割に俺が令呪を使った時はちゃんと従ってくれますよね?」
「――もう一つ大事な事を伝えておきましょう」
つい、と視線を外す。彼女のその頬に僅かな赤みが差しているように彼には見えて。
「困ってる夫のお願いは叶えてあげるのが、妻と言うものでしょう?」
「大事な事を伝えておかねばなりません。私はとても凄い魔術師です」
「それはよく知ってますけど」
「ええ、ですのでそのカルデア式令呪なるもの、私には対して効果がありません。我が意に背いた命令などは、例え三画全て用いたとしても意味が無いという事は重々肝に銘じておくように」
「でも、その割に俺が令呪を使った時はちゃんと従ってくれますよね?」
「――もう一つ大事な事を伝えておきましょう」
つい、と視線を外す。彼女のその頬に僅かな赤みが差しているように彼には見えて。
「困ってる夫のお願いは叶えてあげるのが、妻と言うものでしょう?」
と聞いて
「ウィザードリィのソシャゲ!?何のガチャ引くの!?」
と思ったら
ダンジョンから拾ってきた
遺骨ガチャ
(まあ、そうなるな……
と聞いて
「ウィザードリィのソシャゲ!?何のガチャ引くの!?」
と思ったら
ダンジョンから拾ってきた
遺骨ガチャ
(まあ、そうなるな……