『ほんの一冊』いしい ひさいち
いしいひさいちと彼が生み出した作家キャラ、タブチくん、ひとみ先生、広岡先生による「まっとうな」書評集。ミステリに特化した本をネタにした既刊があるが、本書で取り上げている本は、傾向バラバラで、誰...
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『まぐさ桶の犬 (文春文庫 わ 10-7)』若竹 七海
５０代を迎えた探偵葉村はご近所さんの一族関係のトラブルに巻き込まれ、そのまま人探しの調査に突入するが、依頼人のかたくなな秘密主義や富山店長による本屋がらみの無茶振りにも責められ、噛み締めると激...
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『「人工知能」前夜 ―コンピュータと脳は似ているか―』杉本舞
人工知能とあるが、計算理論の夜明けを飾った、トップスターのチューリング、ノイマンや、少し意外だが他の分野での超人であるシャノン（情報理論）、ウィーナー（サイバネティクス）（もちろん...
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『BLUE GIANT MOMENTUM (5) (ビッグコミックススペシャル)』石塚 真一,NUMBER8,他
数年に一度開かれるテナーのコンテストに参加したダイは、集まった実力者たちがくじで決まる演奏順に一喜一憂するなか呟く”wanna go first”… 運命を決めるかもしれない予選...
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亡くなった作家の蔵書を収蔵するその図書館に、急死した人気作家の「妹」から、蔵書の提供が打診される。すぐにでも処分したいと言う「妹」の言動に違和感を感じながらも図書館員の樋口乙葉たちは作業に取り組むのだが… 植草甚一の膨大な蔵書は、作家の片岡義男が引き取って処分したらしいし、目黒考二の蔵書もある古書店が扱ったと、ＳＮＳに流れていた。現実を思うと、本書に出てくる図書館のなんて素晴らしいこと。登場人物たちもそれぞれ訳ありで、興味が尽きないし、謎は謎で終わると言うあとを引く展開！是非とも続編に期待するしかない！

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桐原侯爵家嫡男の婚約が整い、桐原家に英子とともに訪れたベッキーさんに、陸軍参謀は逆らえない時代の大きな流れとその帰結としての滅びの予感に恐怖することを告白するが、ベッキーさんは漢書の言葉に込めた信念を語る（「鷺と雪」）。軍人勝久との対面では、二巻で明かされた「文の人」の側面に焦点が当てられ、続くシーンでの別宮から英子への言葉と共に、シリーズ全体を纏う時代の危うさが描かれる。悲劇を経て、なぜ英子を見届けたいと考えたのか？につながるエピソードが外伝として書けるなぁと想像。漫画『ぺっキーさんと私』発売記念再読。

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桐原侯爵家での時流講演に呼ばれた英子は、手持ち無沙汰の青年将校と出会い、桐原の嫡男は講演の主、段熊とベッキーさんの邂逅を段取りする… （「玻璃の天」）。本巻では、学問の面で面目を新たにした、ベッキーさんは、流れからシリーズ二巻目にして、その過去が明らかに。意図は計りかねるが、2カ所だけ英子が綴る「別宮さん」との表記が印象に残る。悲しい過去が判明したこともあり、シリーズ中最も波乱の巻なのだが、今回の再読では、暗号解読と追跡劇のエスピオナージ風な「想夫恋」が意外に魅力的に。やはり、コミカライズ記念再読。

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華族も通う上流階級向け女学校の生徒、花村英子の新しい運転手は女性だった。男装の麗人と見紛うそのベッキーさんに、早速女生徒たちの注目が集まり、侯爵桐原家の長女を家まで送ることになった英子達は桐原家の嫡男、陸軍参謀の勝久大尉に呼び止められる…（「銀座八丁」）コミカライズ『ベッキーさんと私』一巻の発売の知らせに刺激され、発売を待ちきれずに原作を再読（2回！）。第一巻は、剣法も飛び道具もこなす武の人として、控えめながらもきらりとひかる活躍だし、英子も生まれながらの英明さを発揮するというワクワクで胸熱な展開。

読書メーター

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世間を騒がせた「自らを埋葬した男」の記事から女学生の英子はある仮説を考え、運転手の別宮にある調査を依頼する… 北村薫の代表作の一つ「ベッキーさん」シリーズのマンガ化。知り合いに教えてもらい、ネット公開版を見たのだが、可愛いすぎるかもと思いつつも、「八艘に構えた！」のシーンに引き込まれ（実は覚えてなかった）、原作シリーズも二回読み返しながら、本書発売を楽しみに待つ。本巻では原作の「虚栄の市」を収録。と言うことはあと十巻ほど楽しめるのか？！是非ともそう願いたい。原作ファンを裏切らない素敵な作品。
読書メーター
bookmeter.com/reviews/1281...

パリ発エールフランス006便はニューヨークへのフライト途中、異常な乱気流に巻き込まれるも無事目的地に着陸し、乗り合わせた様々な人々の人生は変わりなく過ぎて行くように見えたのだが… 殺し屋、歳の差カップル、作家、やり手の弁護士、余命宣告された癌患者などの人生がバラバラに描かれている中、彼らの共通点が3月のそのフライトであり、やがて6月の「異常」事態（予測の斜め上を行くそのコードは42！）につながる。2020年の選挙の勝者はX で、現在と二重写しに見え、作家の想像力と現実の予期せざる組み合わせにも感嘆。
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koichi kitayama
10:15 (3 分前)
To 自分

『水に眠る』北村 薫
大学受験のため、姉のマンションに世話になった茜。今日は宮城に帰ると言うその朝、義兄と初めて会話をかわすことに… 何回目かの再読。本短編集に収録された「ものがたり」を一日に一回読むチャレンジ（結...
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『メインテーマは殺人 (創元推理文庫)』アンソニー・ホロヴィッツ
自らの葬儀次第を整えたその日に絞殺された老婦人の事件を元刑事のホーソーンと共に調査することになった作家のホロビッツ。訳ありのホーソーンとは価値観も気性も相容れないなか、次第に明らかになる事件の...
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『機動警察パトレイバー全11巻完結(ワイド版) [マーケットプレイス コミックセット]』ゆうき まさみ
搭乗タイプの人型ロボット（レイバー）が実用化され、広く利用されるなか、レイバーの事故や犯罪に対応するため警察に設けられた特車ニ課。その第ニ小隊に配されたのは新形レイバーに、癖のある新人達と… ...
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天気が気になりますが、来週出店予定です。

夜なのでまた投稿しとく！！
『スタッフロール』文庫化発売記念で、第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞した『ゴジラ　-1.0』の白組、山崎貴監督にインタビューしてきたよ！！
なんと『スタッフロール』読んできてくださって、初手から「リズ・ムーアを登場させてくれてありがとう！」と仰ったよーーさすがーー！！

後編は来週14日公開です！！
その次は海担当の野島達司さんインタビューが！！

bunshun.jp/articles/-/7...

本日は、大阪・文の里にある
「みつばち古書部」の店番に入っていました。

こちらは、いま人気の「シェア型書店」の元祖。
私は「書肆スウィートヒアアフター」の屋号で、
2022年初夏から出店しています。

今年は3回しか店番できていないのですが、
今後はもう少し、宣伝していこうかな、
と思います。