これはね、SNSというツールの恐ろしさとヒトの弱さ醜さを描き切った、今のこの世界に警鐘を鳴らす作品だね。
ではあるけれど、ヒトの強さと優しさも描き切った作品として、とても美しいラストシーンとともに私の記憶に残るだろうな。
少しあざとさというか計算高さというか、おもねるところが見え隠れする気もするけれど、とにかく惹き込まれてしまうのは確かである。
あー面白かった。
ちょっと長いけど印象的な文章を抜粋。
『世の中には、頭で理解できることは数多くある。しかし、理解は角を落として丸くしない限り、心へは転がっていかない。(本文より)
これはね、SNSというツールの恐ろしさとヒトの弱さ醜さを描き切った、今のこの世界に警鐘を鳴らす作品だね。
ではあるけれど、ヒトの強さと優しさも描き切った作品として、とても美しいラストシーンとともに私の記憶に残るだろうな。
少しあざとさというか計算高さというか、おもねるところが見え隠れする気もするけれど、とにかく惹き込まれてしまうのは確かである。
あー面白かった。
ちょっと長いけど印象的な文章を抜粋。
『世の中には、頭で理解できることは数多くある。しかし、理解は角を落として丸くしない限り、心へは転がっていかない。(本文より)
静岡市立芹沢銈介美術館へ
芹沢銈介生誕130年記念展
型紙
美しい染物への約束
もうね、芹沢銈介、凄すぎる
静岡市立芹沢銈介美術館へ
芹沢銈介生誕130年記念展
型紙
美しい染物への約束
もうね、芹沢銈介、凄すぎる
こんなに居心地の悪い小説ってないんじゃないかって思うわ。
私が(常に搾取する側の)男という性に属しているということも居心地の悪さを増幅しているのだろうな。
今この世界にある目を背けたくなる現実を余すところなく描き、この先の世界に待っているであろう背筋の凍る未来社会を暗示する怪作であり、名著である。
村田沙耶香作品を読むのは四冊目なのだが、《ああ、相変わらずなんの禁忌もなくぶっ飛んでるなあ》と思うのであった。
印象深い一文。
『私は、世界に媚びるためならなんでもやる人間だから。』(本文より)
あーゾワゾワする。
こんなに居心地の悪い小説ってないんじゃないかって思うわ。
私が(常に搾取する側の)男という性に属しているということも居心地の悪さを増幅しているのだろうな。
今この世界にある目を背けたくなる現実を余すところなく描き、この先の世界に待っているであろう背筋の凍る未来社会を暗示する怪作であり、名著である。
村田沙耶香作品を読むのは四冊目なのだが、《ああ、相変わらずなんの禁忌もなくぶっ飛んでるなあ》と思うのであった。
印象深い一文。
『私は、世界に媚びるためならなんでもやる人間だから。』(本文より)
あーゾワゾワする。
あっ!これ好き。
津村記久子さんの作品世界の温度が私にはちょうどいいのだろうな。
登場人物たちの距離感がなんとも絶妙でこういう生き方もアリだなって思うよ。
津村記久子作品読むのはこれが七冊目だ。
あっ!これ好き。
津村記久子さんの作品世界の温度が私にはちょうどいいのだろうな。
登場人物たちの距離感がなんとも絶妙でこういう生き方もアリだなって思うよ。
津村記久子作品読むのはこれが七冊目だ。
実の付きがよろしくない今年である
実の付きがよろしくない今年である
うーむ、濃ゆいなぁ。
何か新しい展開があるのかと思ってワクワクして読み始めてはみたものの、《結局生き残りゲームの続きかよ》って少し落胆しかけたのだが、流石に完結編、怒涛の勢いで迫ってくる。
フィクションの中に少し史実を紛れ込ます手法で荒唐無稽な物語に錨をぶら下げて浮き上がって流されるのを繋ぎ止めているのだな。
(それでもツッコミどころは多々あるが)
さて「天」「地」「人」「神」読み終わっての評価は(あまりにも人死にが多すぎるのであれだけど)エンタメ作品としてのパワーに星四とする。
しかしまあ『明治は遠くなりにけり』だな。(笑)
うーむ、濃ゆいなぁ。
何か新しい展開があるのかと思ってワクワクして読み始めてはみたものの、《結局生き残りゲームの続きかよ》って少し落胆しかけたのだが、流石に完結編、怒涛の勢いで迫ってくる。
フィクションの中に少し史実を紛れ込ます手法で荒唐無稽な物語に錨をぶら下げて浮き上がって流されるのを繋ぎ止めているのだな。
(それでもツッコミどころは多々あるが)
さて「天」「地」「人」「神」読み終わっての評価は(あまりにも人死にが多すぎるのであれだけど)エンタメ作品としてのパワーに星四とする。
しかしまあ『明治は遠くなりにけり』だな。(笑)
(今朝の富士山)
(今朝の富士山)
「横浜美術館リニューアルオープン記念展 佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」へ
当日券を求めて8:30から並んで10:00から入館できた
平日なのだが大変な混雑
決して『ピタゴラ』だけではない面白さだな
「横浜美術館リニューアルオープン記念展 佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」へ
当日券を求めて8:30から並んで10:00から入館できた
平日なのだが大変な混雑
決して『ピタゴラ』だけではない面白さだな
うわ!これ面白いわ。
迫り来るものに対する不気味さと照明器具でキンキンに照らされた部屋のイメージが強烈に突き刺さる。
「骨灰」(冲方 丁)とか「パラサイト・イヴ」(瀬名秀明)とか思い出した。
地下から抜け出すための解決策が『え!』っとなるくらいの奇抜さでなので笑ってしまったよ。
ホラー小説って正体が見えたところがクライマックスであとは萎んでいく宿命にあるんだけれど、この作品はキャラクターのコミカルさも持ち味なので読み手のテンションが下がらないんだな
うわ!これ面白いわ。
迫り来るものに対する不気味さと照明器具でキンキンに照らされた部屋のイメージが強烈に突き刺さる。
「骨灰」(冲方 丁)とか「パラサイト・イヴ」(瀬名秀明)とか思い出した。
地下から抜け出すための解決策が『え!』っとなるくらいの奇抜さでなので笑ってしまったよ。
ホラー小説って正体が見えたところがクライマックスであとは萎んでいく宿命にあるんだけれど、この作品はキャラクターのコミカルさも持ち味なので読み手のテンションが下がらないんだな