身内へ 見つけないでください
【7.3済】
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おわり
おわり
そばにいて触れられない一日は、酷く長い。離れる彼女を待つのも、恐ろしく長い。だからこそ、こうしてずっと熱に触れていたいのだと。だから、二度と離れようとしないでくれと。
よくよく、言葉で行動で相手に意識させようと今度はエメが頑張る番だった。
そばにいて触れられない一日は、酷く長い。離れる彼女を待つのも、恐ろしく長い。だからこそ、こうしてずっと熱に触れていたいのだと。だから、二度と離れようとしないでくれと。
よくよく、言葉で行動で相手に意識させようと今度はエメが頑張る番だった。
名前を呼べば、驚いた瞳がエメを見た。そのまま顔を近付けて唇を重ねれば、んぇ、と声が漏れる。開かれた唇に遠慮なく舌を捩じ込んで言葉を全部飲み込んで、苦しそうな様子にようやく離してやる。大混乱している様子に、はぁ、ともう一度息を吐いた。未だに認識を改めないらしいアゼに、きちんと理解させるために口を開く。伝えられた感情にアゼの目がこれでもかと見開かれて、酔ってるのぉ……?と返された。酔っ払いはお前だ、ばか。
名前を呼べば、驚いた瞳がエメを見た。そのまま顔を近付けて唇を重ねれば、んぇ、と声が漏れる。開かれた唇に遠慮なく舌を捩じ込んで言葉を全部飲み込んで、苦しそうな様子にようやく離してやる。大混乱している様子に、はぁ、ともう一度息を吐いた。未だに認識を改めないらしいアゼに、きちんと理解させるために口を開く。伝えられた感情にアゼの目がこれでもかと見開かれて、酔ってるのぉ……?と返された。酔っ払いはお前だ、ばか。
混乱して暴れようとする体を閉じ込めるように確かめ、お前が悪い、と呟く。
「そもそも、お前にそう言った意識があるとこちらが認識しなければあまり意味がないだろう」
「認識させるためにやってたんですけど!やだぁ、やめてよぎゅーしないでぇ」
泣いてる声に溜息を返して、違う、と返す。むすりと少しだけ不機嫌になってしまうのは仕方ない。
「何もないと思ってるだろうと。だから、こちらはそう認識しないよう努めていたというのに」
「……??」
酔っ払いには回りくどい言い方は通じないらしい。溜息を吐いて少し腕を緩めて顔を覗き込むと、涙で頬を濡らしたまま「何を言ってたんだろう」と真剣に悩んでいる。
混乱して暴れようとする体を閉じ込めるように確かめ、お前が悪い、と呟く。
「そもそも、お前にそう言った意識があるとこちらが認識しなければあまり意味がないだろう」
「認識させるためにやってたんですけど!やだぁ、やめてよぎゅーしないでぇ」
泣いてる声に溜息を返して、違う、と返す。むすりと少しだけ不機嫌になってしまうのは仕方ない。
「何もないと思ってるだろうと。だから、こちらはそう認識しないよう努めていたというのに」
「……??」
酔っ払いには回りくどい言い方は通じないらしい。溜息を吐いて少し腕を緩めて顔を覗き込むと、涙で頬を濡らしたまま「何を言ってたんだろう」と真剣に悩んでいる。