ふつう華奢な肉体のフェティシズムって身体性を否定して観念的存在に近づくような方向にいくんだけど（大槍葦人イラストなどそういう雰囲気が強い）、学マスはスポ根ゆえ恵まれた身体＝善さの図式が強固で、華奢な肉体は単に「足りない」ものとされるから、よくあるタイプの倒錯ではない肉感的なエロティシズムが強調される、みたいなことが起きている感じはある。3Dモデルだから物体感があるし。

差別というか、あるものをないものとすな、みたいな感じのほうが近いな。私は個別性を重要視しているので、そこにどんな名付けと区分けを与えるかについて強い意見を持たない一方、まずは何らかのものがそこにあることは認めないと話にならないでしょう、という立場なんだけど、その合意が低いレベルで毀損されていて、それはとてもよくない。