高校生の頃、日本史と言えば坂本太郎だったが、著作は読んだことなかった。著作と言ってもこれはエッセイ集だが、もっと日本の史観を大事にした方がいい、といった言及にはなるほどと思った。数え年とかを勧めるあたりについては世代の差かな?な感じでピンとこなかったが、この人の専門書も多少読んだ方がいいかもとか、ちょっと思った。日本人の二面性を説明するためにとりあげた、ゴロヴニン『日本幽囚記』には興味が湧いた。
次は寺澤盾『英語の歴史』
高校生の頃、日本史と言えば坂本太郎だったが、著作は読んだことなかった。著作と言ってもこれはエッセイ集だが、もっと日本の史観を大事にした方がいい、といった言及にはなるほどと思った。数え年とかを勧めるあたりについては世代の差かな?な感じでピンとこなかったが、この人の専門書も多少読んだ方がいいかもとか、ちょっと思った。日本人の二面性を説明するためにとりあげた、ゴロヴニン『日本幽囚記』には興味が湧いた。
次は寺澤盾『英語の歴史』
このままでいくと、まともな選挙自体が成立しなくなる。
このままでいくと、まともな選挙自体が成立しなくなる。
こんなに美しい本は初めて読んだ!!
知里幸惠さんの感性がすばらしくて、本の隅々にまで優しさを感じた。脚注も知里さんの文章だと思うが、とても丁寧に書かれていて一生懸命読んでしまった。アイヌの人々がどれだけ自然や動物と関わっていたのか思い知らされた。
知里幸惠さんによる序文は大正十一年三月一日となっているが、その半年後に19歳で亡くなったため、著作はこの一冊らしい。
あとがきな感じで金田一京助氏の文章が載っていたが、この本を『宝玉』を書いていた。『唯この宝玉をば神様が惜んでたった一粒しか我々に恵まれなかった』
次は坂本太郎『歴史随想 菅公と酒』
こんなに美しい本は初めて読んだ!!
知里幸惠さんの感性がすばらしくて、本の隅々にまで優しさを感じた。脚注も知里さんの文章だと思うが、とても丁寧に書かれていて一生懸命読んでしまった。アイヌの人々がどれだけ自然や動物と関わっていたのか思い知らされた。
知里幸惠さんによる序文は大正十一年三月一日となっているが、その半年後に19歳で亡くなったため、著作はこの一冊らしい。
あとがきな感じで金田一京助氏の文章が載っていたが、この本を『宝玉』を書いていた。『唯この宝玉をば神様が惜んでたった一粒しか我々に恵まれなかった』
次は坂本太郎『歴史随想 菅公と酒』
ギリシャの演劇の韻律がめちゃめちゃ分からなくて大変だった。アリストテレスが出してくる演劇が更に分からなくて、注釈ばかり読んでたな。本文よりも注釈が長かったが、やっぱそれくらいの説明は必要だな。ホラーティウスの方が分かりやすくて解説でもそんなことが書かれていたが、昔のギリシャの文章なんてなかなか残ってない気がするので、ギリシャの研究者は大変だなと思い知った。
次は、知里幸惠編訳『アイヌ新謡集』
ギリシャの演劇の韻律がめちゃめちゃ分からなくて大変だった。アリストテレスが出してくる演劇が更に分からなくて、注釈ばかり読んでたな。本文よりも注釈が長かったが、やっぱそれくらいの説明は必要だな。ホラーティウスの方が分かりやすくて解説でもそんなことが書かれていたが、昔のギリシャの文章なんてなかなか残ってない気がするので、ギリシャの研究者は大変だなと思い知った。
次は、知里幸惠編訳『アイヌ新謡集』
書目はスティーヴンスン『新アラビヤ夜話』(佐藤緑葉訳、1934;第8刷、1939)でした。
★の番号は1013、整理番号は2179といういまとは違うナンバリングが施されていた時代のものです。
札幌の古書すがやが、日本の古本屋の書誌にこの点を書いておいてくださったおかげで見つけることができました。ありがとうございます。
www.kosho.or.jp/abouts/?id=1...
書目はスティーヴンスン『新アラビヤ夜話』(佐藤緑葉訳、1934;第8刷、1939)でした。
★の番号は1013、整理番号は2179といういまとは違うナンバリングが施されていた時代のものです。
札幌の古書すがやが、日本の古本屋の書誌にこの点を書いておいてくださったおかげで見つけることができました。ありがとうございます。
www.kosho.or.jp/abouts/?id=1...
中国の古代文明を漢字から振り返るという感じだったが、漢字には凄惨な記憶が刻み込まれているらしくてびっくりした。やや断定的な印象も受けたが、新書なんで根拠までは書けなかったらしい。とはいえ、白川静氏の拡張高い文章で断定されると、なんか納得させられるな。
甲骨文や金文の写真がたくさんあったが、象形的すぎてよくわからなかった。
それはともかく、次は、アリストテレース『詩学』/ホラーティウス『詩論』。
アリストテレス・ホラティウスと書きたいところだが、どうして訳者は書き方をこだわるのだろうか???
中国の古代文明を漢字から振り返るという感じだったが、漢字には凄惨な記憶が刻み込まれているらしくてびっくりした。やや断定的な印象も受けたが、新書なんで根拠までは書けなかったらしい。とはいえ、白川静氏の拡張高い文章で断定されると、なんか納得させられるな。
甲骨文や金文の写真がたくさんあったが、象形的すぎてよくわからなかった。
それはともかく、次は、アリストテレース『詩学』/ホラーティウス『詩論』。
アリストテレス・ホラティウスと書きたいところだが、どうして訳者は書き方をこだわるのだろうか???
鑑真がその晩年を、日本の戒律制度確立のために尽くした姿勢に感動した。ただその偉業が、今の日本にどのくらい影響を与えているかというか、形骸化してないかと思うと、なかなか切ない。
次は白川静『漢字 ー 生い立ちとその背景 ー』
鑑真がその晩年を、日本の戒律制度確立のために尽くした姿勢に感動した。ただその偉業が、今の日本にどのくらい影響を与えているかというか、形骸化してないかと思うと、なかなか切ない。
次は白川静『漢字 ー 生い立ちとその背景 ー』
古典を読むためのとてもいいガイドだった。日本語の特徴もよく分かった。なにしろ谷崎氏の文章がとてもきれいでホッとさせられた。本の中でも言及されていた「品性」の良さをかなり感じた。
ただ、僕は主語のあいまいな文章は苦手というか、なるべく誤解が無いというか、分かりやすく書いてくれた方がいいんで、谷崎氏の感性は古いような気がした。昭和九年に書かれた文章のようだが、これも時代なのかな。
次の本はちょっと迷ったが、最近、鑑真にかなり興味が出てきたので、NHK出版『国宝への旅3 南都鹿鳴』
古典を読むためのとてもいいガイドだった。日本語の特徴もよく分かった。なにしろ谷崎氏の文章がとてもきれいでホッとさせられた。本の中でも言及されていた「品性」の良さをかなり感じた。
ただ、僕は主語のあいまいな文章は苦手というか、なるべく誤解が無いというか、分かりやすく書いてくれた方がいいんで、谷崎氏の感性は古いような気がした。昭和九年に書かれた文章のようだが、これも時代なのかな。
次の本はちょっと迷ったが、最近、鑑真にかなり興味が出てきたので、NHK出版『国宝への旅3 南都鹿鳴』
このグループもそうだけど、ほとんどのセクトやカルト宗教って、結局は教祖の金とセックス欲を満たすことに帰結してしまって、ほんとしょーもな、って思う。ちっせえな。ちいさいんだよ、考えることが。安っぽくて興醒めする。
本気でブッダやキリストを超えるような教えをもたらして、これから1000年、2000年と人々に影響を及ぼすような偉大な宗教者とか出てこないのかね。
www.gelderlander.nl/berg-en-dal/...
このグループもそうだけど、ほとんどのセクトやカルト宗教って、結局は教祖の金とセックス欲を満たすことに帰結してしまって、ほんとしょーもな、って思う。ちっせえな。ちいさいんだよ、考えることが。安っぽくて興醒めする。
本気でブッダやキリストを超えるような教えをもたらして、これから1000年、2000年と人々に影響を及ぼすような偉大な宗教者とか出てこないのかね。
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