山口未桜「禁忌の子」読んだ！本屋さんで表紙の装画とタイトルに惹かれ、あらすじを読んで面白そうだなと思った。読み始めるとぐいぐい読ませてくれる展開で、終盤、真相が明かされたあとにどんな終わりを迎えるのか予測ができず祈るような気持ちで頁をめくった。ものすごく面白かった。読み終えてから気づいたが、Amazonだと「医師・城崎響介のケースファイル」とついている。シリーズ化するみたいで楽しみ。

アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー」読み終わった！映画までに読み終われてよかった〜。29章では泣きそうになった。すごく面白かった！

古泉迦十「火蛾」読了。朝方に読み終わってすぐはよくわからないな……という感じだったんだけど何度か反芻してみてじわじわと面白いかもしれない……になっている。

数年前からちょっと読んでは挫折して、次に読むときには内容がほぼすっぽ抜けているためにまた頭から読み直すのを繰り返してた本をやっと読み終わった……！読み終わってからパラパラ読み返すと意外と読めるんだけどなあ……当時は何故か読み進められなかった。

佐藤究「テスカトリポカ」読了。2年ぶりくらいの再読。国立国際美術館の古代メキシコ展を訪れたり、関連資料を読んだりしたので、以前読んだ時よりもアステカの神々の描写がわかりやすかった。面白い本は何度読んでも面白い。

そこそこと仕事の合間に夏のFAを描いていました。アサシンの肩の模様は私が勝手に作ったものですのでスミマセン…
皆様熱中症には気をつけて下さいね

ボーはおそれている、はいつ種明かし的なシーンが入るのか？とずっと不安になりながら見ていました。そのまま終わりました。

哀れなるものたち、原作では(全員信頼できない語り手としたうえで)ヴィクトリア自身が語った生い立ちのほうに信を置いているので、アーチー作部分を面白く思えば思うほど「これはヴィクトリアの過去を奪う行為に加担している」と思えてしまって。でも映画を見ると、「原作は本来こういう物語だったのが、誰かの手によって今の形になった」と思いたくもあり。あと原作では一見すると貴婦人のようにある程度取り繕えるようになってからの冒険だったのが、映画では幼い子供にしか見えない振る舞いをしているところから搾取しているのでもう本当に気分が悪い。でもリフトの行き交う街並みとかはすごく綺麗だった。

映画版「哀れなるものたち」、性描写がけっこうキツくて、でも白黒だった世界が色づいてからの絵画のようなシーンはすごく好きで、原作読んでなければあのラストは最高に大好きだったと思う。ハッピーエンドでしたね。

最近は紙より電子で買うことのほうが多いけど、やっぱり小説は紙をめくりながら「あ〜もうすぐ終わっちゃう」みたいな気持ちを感じながらのほうが楽しいな。註釈が多くて頁を行きつ戻りつで栞は2枚使いながら時々「あの描写は前になかったか？」と探すような読み方はもしかしたら電子のほうが楽だったりするかもしれないけど。とにかく久々に紙の楽しみを存分に味わいつつの読書だった。

アラスター・グレイ著「哀れなるものたち」読了。映画の予告だけ見てSFじみた設定に心惹かれて読んでみたが、マトリョーシカのような多重構造になっている本書を読んで「これは読む前に感じていたのとはまったく違う種類のグロテスクさを描写した物語なのでは？」と思った。ハッピーエンドではある。多分。映画はどんなふうに纏めたのか、近いうちに確かめたい。

朝マックを食べタリーズで桜舞う苺チーズケーキラテを飲みハズビンホテルを最後まで見た。それから溶かしてアルミカップで固めてトッピングしただけのチョコも食べた。充実した休日であった。