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今年読んだ本の中で一番よくなかったのはベンジャミン・クリッツァー氏の『モヤモヤする正義』でしたね。制度として現に行き詰まっている人文系アカデミアをどうするのかという実際的な思考がなく、30代半ばの書き手とはとても思えないほど、素朴に理想化されたアカデミーへの憧れが書き並べてある。
December 5, 2025 at 3:20 PM
というか10年前のアイマス界隈、ラブライブのキャラの生首グロ画像をRTで回してくる鷺沢文香アイコンとか普通にいたんだよな。あの時期に比べると学マスのファン層なんて聖人君子の集まりで、アニメ・ゲーム界隈も何だかんだ「健全化」してきたんだな、と思わされる。
December 4, 2025 at 9:55 PM
10年前のアイマス界隈について言うと「デレのアニメはライブパートが全部手描きだから3DCGに頼るラブライブより偉い」は当時のアイマス民がよく自慢していたネタだった。ミリアニとシャニアニを経た今では考えられない話だけど、そもそもムビマスが3DCGを使っているので当時の認識としてもおかしい。
December 4, 2025 at 9:02 PM
率直に言って宝塚の何がいいのかわたしにはまったくわからないが、わたしの恩師(?)は宝塚が大好きなので、悪口を言わないようにしている。
December 3, 2025 at 1:49 PM
アズレンが登場したのは2017年で、その頃の艦これというと劇場版も終わってコンテンツ自体にひと段落ついたみたいな感じがあった。その点ではラブライブが華々しく台頭した頃のアイマス(ムビマスやってた)に似ているかもしれない。
December 3, 2025 at 3:51 AM
結局のところ小説という表現様式の最大の強みは「誰にでも書ける」ということなんですよ。漫画は言うに及ばず詩歌、エッセイでさえ、その成立においてある種の訓練や経験ないし共同体の裏付けを要するのに対して、小説は散文を並べていけば一応は成り立つ。この強みがある限り小説が滅びることはない。
December 2, 2025 at 4:08 AM
いわゆるクラシック音楽が不人気なのは端的に「新作」が出ないからでは。聖遺物崇拝や骨董品愛好に近似してしまう。佐村河内守があれだけ持て囃されたのは彼が「現代のクラシック」みたいなものを書いてくれる人だったからであって、大シンフォニーを聴きたい的な需要自体は広範にある。
December 1, 2025 at 3:39 PM
そもそも35歳って現代の日本社会では全然若手でしょう。若さの感覚は時代によって変わります。半世紀前だと25歳でもう決して若くない(クリスマスケーキ理論!)扱いで、大江健三郎の『個人的な体験』では25歳の主人公がおじさま呼ばわりされている。人生設計も人口構造も当時とはまったく違う。
November 30, 2025 at 1:51 PM
ヴジョーPという人はラブライブの声優への性的な誹謗中傷を繰り返していた人物ですね。ああいうのが人気投稿者として大手を振って闊歩していたのが10年くらい前のアイマス界隈。
November 30, 2025 at 9:59 AM
よほどドラスティックな転換がない限り、現在あるような制度としての人文系、所謂「人文系アカデミア」自体が遠からず廃墟化することは誰の目にも明白で、大学というシステムの中に定着しているからジェンダー研究の未来は明るいなどというのは、アジテーションとしても楽観的すぎると思ってしまう。
November 27, 2025 at 5:09 PM
バンドリは二次元ジャンルにおけるガメラという印象がある。ジャンルの中では常に2番手の立ち位置で、しょうもない子供騙しの映像作品を連発し、かと思うと急にシリアスな作風に方針転換して国際的に高い評価を得て、その続編は制作サイドが揉めてわけのわからないカルト作品が出来上がる。
November 27, 2025 at 11:13 AM
『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』はまだ観られる出来だったと記憶している。「3」は本当にヤバかった。
November 26, 2025 at 8:22 PM
「ジェンダー論」がアニメオタクを迫害してきたみたいなポストが流れてくるんだけど、具体的にどういう人物や運動を想定しているのか。もちろん美少女アニメ愛好家への憎悪に満ちた文章を書く人文社会系学者がいることは事実だけど、ジェンダー論の領域でそういう人が殊更多いとは思えない。
November 25, 2025 at 3:35 PM
わたなれの盛況は配給側も想定外だったでしょうね。コアな百合アニメの先行上映を金払って観に行くような人間がどこにあれだけ潜伏していたのか。カップルや夫婦がニコニコしながら観に来ている光景にはもはや一種の恐ろしささえ感じる。
November 24, 2025 at 8:40 PM
丸山眞男も立花隆もX(Twitter)やってたらたびたび炎上して町山智浩と同格の扱いだったのでは。そもそも「知識人」という存在は、そいつと大衆を隔てる諸々の制度のもとに初めて成立するもので、どんな賢い人間でも大衆と同じレベルで考えていることを全て公開していったらバカでしかない。
November 23, 2025 at 9:03 PM
そもそもこのテーマで身分制社会の問題を描かないのもどうなのか。王女が平民の群れを文字通り見下ろしつつ反戦を訴える。結局は生まれつき高貴な人の考えひとつで下々の運命が決定されているだけの話で、はてすか(細田守の新作『果てしなきスカーレット』の略称)はそのへんもどうかと思ってしまう。
November 22, 2025 at 1:21 PM
はてすか(細田守の新作『果てしなきスカーレット』の略称)は言うまでもなく『ハムレット』の現代的翻案なんですけど、なんかピント外れというか、そんなふうにハムレット解釈しても何も出てこなくないですか?と思っていたら案の定何も出てこないまま終わった印象がある。
November 22, 2025 at 10:54 AM
はてすか(細田守の新作『果てしなきスカーレット』の略称)、登場人物たちがいきなり渋谷で踊り始めるのが薄気味悪く、これは神への祈りを忘れた資本主義社会の醜悪さを表現しているのかと思ったら、それが近世西洋人の理想郷とでもいうかのように物語が推移していくので驚愕してしまった。
November 22, 2025 at 10:48 AM
いまのChatGPTに毒キノコ絡みの質問なんかすると問答無用で自殺防止用の電話番号を紹介する英文の返事が返ってきますよ。
November 22, 2025 at 6:47 AM
「ロック」「ミュージシャン」たちの相変わらずの愚にもつかない妄言の数々はともかく、近年の日本の外国憎悪の凄まじさは確かに恐怖を感じることがある。わたしの知り合いの中国人留学生はみんな義理堅く真面目な人ばかりですよ。わざわざ日本に来てくれる人たちをそう口汚く罵倒しないでほしい。
November 21, 2025 at 1:28 PM
ビョルン・アンドレセンは極端な例ですけど、いわゆる「美少年」の予後は概して悪いというのがわたしの経験的な印象ですね。多くは身を滅ぼすか行方不明になっている。男であれ女であれ「美人」の人生はレーシングカーで飛ばすみたいなもので、うまくコントロールできなければ事故の要因でしかない。
November 20, 2025 at 6:56 PM
『86 エイティシックス』というライトノベルを読んだんだけど、あまりに模範的なメロドラマで圧倒されてしまった。人種・階級・戦争、隔てられるほど静かに燃え上がる男女の愛。いまやハリウッドもこんな物語は描けないのでは。こういう古典的な様式美を突き詰められるのはラノベの強みかも。
November 14, 2025 at 3:04 PM
今の人文系の本、資本主義は嫌い!みたいなことをひたすら言うんだけど、新たな社会への具体的な展望があるのかっていうとそれもなくて、なんかケインズ主義への逆行っぽいことをごにょごにょ言うだけなので、結局なんやねんってなるんですよね。食い詰めた文系インテリのみじめな愚痴でしかない。
November 13, 2025 at 9:04 PM